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普通とは何か? その4

2009年04月19日 | ひとりごと
前回から随分時間が経過しているので、1~3まで読み返すことをお勧めします。
普通とは何か?その1普通とは何か?その2普通とは何か?その3


 前回は日本の国民性について考えた結果、「みんなやっている」というキーワードが浮上しました。
この“国民性”という語の意味は【民族に共通してみられる性質】なのですが、よくよく考えてみると、
“国民性≒その国の常識、普通”とも考えられます。
 つまり、国民気質を考えれば、普通を捉えることも可能なハズです。
代表的な国民性の例として、以下が挙げられます。
* 日本人は、礼儀正しい。
* 韓国人は、激情的である。
* 中国人は、商売がうまい。
* アメリカ人は、名誉を重んじる。
* ロシア人は、陰謀家である。
* ドイツ人は、哲学的である。
* スペイン人は、陽気である。
* フランス人は、神経質な芸術家である。
* オランダ人は、秩序を重んじる。
* ポルトガル人は、温和である。
* アラブ人は、権利主張が強い。

というのが一般的な国に対するイメージであり、国民性です。
ですが、あくまで一般例であり、必ずしもそうとは限らない。
致命的に礼儀の悪い日本人もいれば、冷静な韓国人、商売の下手な中国人も多いでしょう。
 では、どうしてこのようなイメージが定着したのでしょうか?
注目すべきは日本から見た国民性という点です。
上の例はあくまで日本人が推測する各国のイメージ(国民性)であり、その国の本質を表してるわけではないのです。
韓国や中国から見た各国のイメージは必ず異なったものになるでしょう。
 私たちが国に対するイメージは歴史的背景からくるものが多いです。
ロシア人は陰謀家というイメージは「ヨシフ・スターリン」から連想されるもので、
ドイツ人は哲学的というイメージは「フリードリヒ・ニーチェ」などの多くの哲学者を連想させるからです。
彼らの国から見た日本のイメージは「礼儀正しい」ではないでしょう。
 
 自分はニュージーランドに2週間だけホームステイしたことがあります
「たった2週間で何がわかるんだ?」と思う人もいるかもしれませんが、文化の差を感じました。
大都市オークランドの郊外にあるジェイソン家に泊まったのですが、
なぜかその地域の殆どの人が裸足で外を歩いていたのです。意味不明です。
大抵は平屋造りで、二階建ての家は見つけることができませんでした。
ここだけの話ですが、横綱がそこら辺にウヨウヨ歩いているのが気になっていたら、すぐにその理由がわかりました。
食事が半端ない。日本では普通ご飯4:デザート1くらいですが、
ニュージーランドでは、ご飯1:デザート4くらいだったのです。正直引きました。
しかし、それが彼らにとっての普通なのです。
悪いことばかり書いているようですが、ニュージーランドにはいい点もいっぱいあります。
自然が豊富な上に、結構都会で、おおらかな人が多い。

 この経験から、「おおらかな天然横綱の産地」というニュージーランドの国民性(自分視点)が完成しました。
そして、ジェイソン家の人にとっては「甘いものが苦手で痩せている」という日本に対するイメージが完成したでしょう。
 
これまでの考察から、普通とは「地域によって異なる、個人の偏見の集合」と定義することができます。



《Tomiyama tenyou》


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