MY FAIR LADY: Shelly Manne
WAY OUT WEST: Sonny Rollins
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ウエスト・コーストで一番のドラマーと云えば、シェリー・マン。残念ながらシェリー・マンのリーダー・アルバムはこれしか持っていない。手持ちのコレクションを眺めてシェリー・マンが重要な仕事をしているのと云えば、ロリンズの「ウエイ・アウト・ウエスト」。これまた名盤中の名盤で、サキソフォン・コロッサスと並び称される。あまりにも有名な「ウエイ・アウト・ウエスト」をロリンズではなく、シェリー・マンで持ってくるのが、わたしとわたしのコレクションが、偏向しているところ。
オードリー・ヘップバーンが好きですね。「マイ・フェア・レディ」はオードリーで映画化されたんです。その前のミュージカルはジュリー・アンドリュースだったそうで。こんなことから、比較的最近、近所の中古レコード屋で安く出ていて入手したのが、シェリー・マンの「マイ・フェア・レディ」なんです。
まあ、ウエスト・コーストらしく、きれいに挿入歌がジャズで演奏されていると聴いています。アンドレ・プレヴィンが映画に関係したこともあって、癖の強いジャズが苦手の人には、もってこいのアルバムと想います。
"My Fair Lady" Contemporary(USA)S7527 Get Me To The Church On Time On The Street Where You Live I've Grown Accustomed To Her Face Wouldn't It Be Loverly / Ascot Gavotte Show Me / With A Little Bit Of Luck I Could Have Danced All Night Shelly Manne (ds) Andre Previn (p) Leroy Vinnegar (b) 1956/08/17
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シェリー・マンとしては「マイ・フェア・レディ」翌年の吹き込み。ロリンズも「サキソフォン・コロッサス」の翌年。この東西融合ともいえる、ピアノ・レスの「ウエイ・アウト・ウエスト」が録音されたのであります。
このLP、わたしのコレクションとしては初期のものなのです。ピアノが不在という不安定で、なぜに名盤といわれているか、正直判りませんでした。ロリンズは豪快に吹いているのに、ピアノ不在で、なんか落ち着かないと聴いていたのです。ところが、この「ウエイ・アウト・ウエスト」以降のロリンズは、レギラーではピアノを含まないのが定着してしまったのです。なぜにこの録音でピアノが欠けたかは、評論家がなにかしら書いているのでしょう、気になるところです。
ジャズの始まりがニューオリンズであるから、街頭を練り歩くジャズ・バンドには、ピアノはないと云う理屈もあるのでしょうが...ブログでジャズを取り上げた頃から気になっていたピアノ・レスの原型がこのアルバムにあるように想います。
"Way Out West" Contemporary(USA)S-7530 I'm An Old Cowhand / Solitude / Come、Gone Wagon Wheels / There Is No Greater Love Way Out West Sonny Rollins (ts) Ray Brown (b) Shelly Manne (ds) 1957/03/07
投稿済み・準備中を含め アルバム・ジャケット一覧 を用意しました。
2005/05/23 ものずき烏 記