MY STANDARD: Paul Bley
THE NEARNESS OF YOU: Paul Bley
バリバリのフリー系ピアニストが演じるスタンダード・アルバムである。スタンダードの楽しさは聴きなれた楽曲がどんな風にアレンジされて演奏されるのかという事にあると考える。例えば1トラックのクリスマス曲は、日本人が作曲したクリスマス曲がヒットする前に、シーズンになると繁華街でよく流されていた耳になじんだ曲である。これがポール・ブレイの手にかかると...(文章ではよく表現できないが)...こうなる。テーマが弾かれアアよく耳にした曲と判る、その後の展開が面白い。フリー系のピアノは聴く者の予想を超えて展開してくれる。これが堪らなく美味なのである。この2枚の後で、ビ・バップと題したLPも入手しているがスタンダードは歌物と云うわたしなりの基準を設けて、今回は省略。
"My Standard" Steeple_Chase(DMK)SCS-1214 Paul Bley (p) Jesper Lundgaard (b) Billy Hart (ds) 1985/12/08 Santa Claus Is Coming To Town / Lover Man / All The Things You Are / Long Ago And Far Away / Black And Blue / I Wish I Knew / If I'm Lucky / I Can't Get Started / The Theme
"The Nearness Of You" Steeple_Chase(DMK)SCS-1246 Paul Bley (p) Ron McClure (b) Billy Hart (ds) 1989/11/21 This Can't Be Love / The Nearness Of You / What A Difference A Day Makes / Lullaby Of Birdland / We'll Be Together Again / Talk The A-Train
投稿済み・準備中を含め アルバム・ジャケット一覧 を用意しました。
2005/04/05 ものずき烏 記