ものずき烏の無味乾燥?文

ブログ発想 LP/LD/CD コレクション作業 進行中。ジャズばっかしじゃないかと言われたら身も蓋もない。

ジョー・ヘンダーソン:(’85)

2005-05-15 | 音楽 の 紹介

THE STATE OF THE TENOR
Live at The Village Vanguard: Joe Henderson Vol.1&2





 ヴィレッジ・バンガードのピアノ・レスでテナー・サックス・トリオのライブが、エルヴィン・ジョーンズの投稿以来、引っかかってまして、また出てきました。それが、ジョー・ヘンダーソン。ドラムがアル・フォスター、ベースがロン・カーターといったところで、現在は第一人者なんですが、サイド・メンが3人ばかり、寄ったというのがわたしの印象なんです。

"Live At The Village Vanguard Vol.1" 
                  Blue_Note(USA)BT-85123
Beatrice / Friday The Thirteenth / Happy Reunion
Loose Change / Ask Me Now / Isotope

"Live At The Village Vanguard Vol.2" 
                  Blue_Note(USA)BT-85126
Boo Boo's Birthday / Cheryl / Y Ya La Quiero
Soulville / Portrait / The Bead Game

Joe Henderson (ts) Ron Carter (b) Al Foster (ds) 1985/11/16

 演奏はうまいですね。ちゃんと片面に3曲づつ収まってまして、ライブ録音を前提に観客を入れたんでしょうね。現場で聴いたなら、思い込みもあって惚れこむかもしれませんが...

 正直な話、このアルバムはバブルの頃に、面白そうだと買って、あまり聞き込んでいない代物なんです。2~3度聴くのが必要ですね。このあたりがラジオで一過性に流される音楽とは違うというところです。買ってから聴き込みなさい。これをジャズは難しいと、聴きなれない人はとってしまう。それでジャズのマーケットは伸びない。1度聴いて、良さが判ればプロフェッショナルで、その感性は誇っていい。決して、調べものをして論理を組み立てるなどというのとは違います。2~3度聴けば、このわたしでも良さが判る。そんな音楽です。

 ピアノ・レスのテーナー・サックス・トリオは、ソニー・ロリンズの影響なのでしょうが、聴き込んでくると、本当にピアノという楽器が邪魔だと感じるほど、テナー・サックス、ベース、ドラムが鮮明に浮き出ています。


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2005/05/15 ものずき烏

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