下町ウォーカー~空間散歩~

もっと歩こう!下町デジカメだより

危機一髪 ビルの屋上から落下物が

2006-07-20 22:36:15 | 写真>景観・街並み
本日夕方、
東京・本郷通り沿いの(千代田区神田駿河台のニコライ堂の前の)
老朽化した(某企業の空家の)ビルの屋上から
“笠木モルタル”部分の一部のモルタル(正面側2m側面1mの部分)が剥がれ落ち
約20メートル下の「歩道や道路」に落下する事故が起こりました。

周辺道路や歩道には広範囲にわたり“モルタルの破片”が散乱していました。
落下した“モルタルの破片”は大きなもので長さ30㎝厚さ5cmくらいでしょうか!

歩行者や自転車、自動車に当たらなかったのが不思議なくらいです。
歩行者などに当たっていたことを考えたら“ぞっ!”としますよね。
このビルの下を通るだけでも怖いです。

“モルタルの破片”が落下した建物を観たところ!
古い建物でかなり老朽化していました。
おそらく建物の造りを観ると30年以上は!40年近く経っているものと思われます。
長い間の風雨により
外壁の亀裂部分から浸食して“接着剤の役目を果たしていたモルタル”が
(外壁一面に張られた)タイルの重さに絶えられなくなって落下したのでしょう。

この建物もそうですが、
築40年くらいの建物(ビル)ってどこにでもありますよね。
その当時の建物は、同じような構造・構法で造っていますから同じ事故が
起こる可能性もなきにしもあらずです。
これからは、
老朽化した建物の安全対策についても考慮しなければなりませんよね。

つい、新築時ばかりに気がとらわれがちな日本の建築業界の体質が表れてしま
ったようでもありますが・・・。

東京(23区)の
各区役所では、“建物の外壁などの落下物調査”(きょうのような落下が起きない
ようにと、落下のおそれがある建物の調査をする)
を行っていると思うのですが・・・。
事前に対応できなかったのでしょうか!疑問が残ります。

これからみなさんも
歩道を歩くときは、前後左右ばかりではなく“上からも”気をつけないと!
ですね。
ホント、なにが起こるか!わかりません。気をつけましょう。

現在では、建物からの落下物については建物所有者の責任が問われることに
なっています。(ただし、手抜き工事建物や瑕疵担保期間中の建物を除く)

きょうの事故で怪我人がでなかったことが幸いです。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
びっくり!! (あかね)
2006-07-21 06:08:05
おはようおざいますウォーカーさん。



ちょっと、イヤかなりびっくりですね。

ウォーカーさん、近くにいらしたんですか?

危なかったですね。

そういわれてみると、古いビルってあくさんありますよね。近くの電気屋さんの建物はネットで覆われていました。落下物予防のためですね。



頭の上も注意して歩かないとだめですね。
返信する
びっくりしました。 (下町ウォーカー)
2006-07-21 08:40:59


>あかねさん



こんにちは、

ホントにびっくりしました!

一瞬何が起きたのかわかりませんでしたよ。



どこにも同じような(古くなった)ビルがありますから

怖い気もします。

きのうは、怪我人がいなかったことが幸いです。

頭上も気をつけないと!ですね。



まっ、こればっかりはわからないですけど。

つくづく「何がおこるかわからない!」って感じました。



落下予防も大切ですね。

モルタルの破片に当たらなくてよかったです。
返信する