今日はつまみ細工のお話も画像もなしです。
興味ない方はスルーでお願いしますね。
nunonoってめんどくさいヤツだなーと反感を買いそうなネタですし(笑)
長いし。
私は以前からハンドメイドの定義、というと大袈裟ですがどこまでがハンドメイド?という疑問を持ってました。
………いえ、思い切って包み隠さずに言うと、ある既製品パーツを既製品金具で繋いだり、ある商品の金具を別の金具に取り替えたりしたものを「作った」(ハンドメイド)と表現することに違和感しかなかったのです。
確かに手作業ではあるけれど、手作りとは違うのでは…と。
でもパーツやさんなどでは、「オリジナルのアクセサリーが簡単に作れます」と宣伝しているんですよね。
世間ではどうなんでしょ?とずーっとモヤモヤしていました。(身も心もちっちゃい人間なんです)
これって、料理でもあるあるじゃないですか?
どこまでが手料理かモンダイ。
自分で選んだパックごはんを温めて、自分で選んだレトルトカレーを温めて、自分で選んだ皿に盛ったら、私が作ったって言えるのかなとか。
もう揚げるだけのフライやカツを買って油で揚げてカットしたら、私が作ったって言っていいのかなとか。
あ、話逸れましたね。
数年前、下記のような記事を見つけて気になっていたのでちょっと書いてみます。
ここでは「製作過程を機械化したらハンドメイドか?」という疑問はちょっと横に置いておいてくださいね。
水平線内は抜粋です。(ちょっと読みにくいです)
Etsyは商品を"ハンドメイド"と呼ぶのにふさわしい定義が何なのかに苦悩している。
Etsyのハンドメイド定義と呼ばれる定義がブログの中で自社の追加説明が加えられて、"ハンドメイド" "ハンドアセンブルド" "ハンドアルタード"の意味を提供している。
Etsyはハンドアセンブルド商品がハンドメイドのカテゴリーに出品されることについて次のように説明している。
創造性の限界を規制するまたはその限界定義をすべきではない。創造的な表現と技術を広い範囲が私たちのコミュニティの中にある。
Etsyの"ハンドアセンブルド"は商用に生産されたアイテムを集めてパックし直すものは含んでいない。
ここまで。
引用しました上記ブログは2012年のもののようです。
当時、Etsyのハンドメイド定義では、商品を"ハンドメイド" "ハンドアセンブルド" "ハンドアルタード" つまり、【作った】のか、【組み立てた】のか、【アレンジした】のか区別していたようです。
特に"ハンドアセンブルド"には苦慮しているのがわかります。
ハンドアセンブルド(組み立てた)商品がハンドメイド(作った)のカテゴリーに出品されることについて説明が必要、という時点でそれがEtsyにとっては本来の姿ではないということだとも読み取れます。本来は分けたいけれど、サイト出品者の大多数がハンドアセンブルドなのでハンドアセンブルドをハンドメイドと認めないとサイトが成立しない、ということかもしれません。
そのため、創造性の限界を規制しないとか広い範囲での創造的な表現と技術、という表現を使って暗に、Etsyではハンドアセンブルドにハンドメイドに準ずるオリジナリティと技術を求めていますよ、と言っているのでしょうね。
ハンドアセンブルドとして
例:× 数種類の紙オムツを買って、何種類かずつ詰め合わせてプレゼント用にラッピングする
〇 数種類の紙オムツを買って、他の素材も使ってデコレーションしてオムツケーキにしてラッピングする
ということのようです。
これは、「オムツケーキ」はハンドメイドではないのでは?という利用者からの問題提起へのEtsyの返答だったようです。
商用に生産されたアイテムを使っていても、創造性と技術でただアイテムを集めたものと違うものになっているので、ハンドメイドのカテゴリーで出品してますよということですね。
個人的には、このアイテムを繋げればアクセサリーになりますよと販売されている物を組み合わせたものは、それが良い悪いではなくてキットでなくても「ハンドアセンブルド(組み立てた)」だと思っていますが、市販品をメインで利用するので、かなりセンス良くないとみんなと同じ物しかできないですから、本来かなり難しいものだと思います。
"ハンドメイド" "ハンドアセンブルド" "ハンドアルタード"を区別すれば、それぞれのジャンルがもっと発展する気がします。
纏まりなくかなり率直に書いてしまいましたが、なんでこんなことが気になるかっていうと、ハンドメイドは安いというイメージはハンドアセンブルドの「組み立てる」という作業のみを想定している方が多いからとしか思えないからです。
あくまで一個人の意見を吐き出した日記ということでお許しください。お付合いありがとうございました。