勇魚の部屋

ジョニーデップ氏と彼の分身であるジャックスパロウ船長が大好きです。その他の方々も、もちろんです♪

ロチェスター伯の事

2008年04月23日 | 先輩方の部屋
生まれてきてから今までずっと
嘘をついたことが無か人間なんておらんやろ?
善人なんておらんとさ
わたしゃ何でも忘れてしもて
生きておってもしかたなかバッテン

そいでもそんがんやっけん
しょうがなか~わしがみんな救うてやろうと
阿弥陀様は言いよんなさるとさ

親鸞さんはそういう教えたい!
              
               


今日カネコさんの所に援助に行きました。
認知症が進み、
危険防止にとガスは止められ、
夜間の徘徊を防ぐために
外から玄関に錠前をつけられています。
機嫌がよいと御詠歌がでます。

カネコさんの中には付け焼刃ではない信仰があります。
でも症状は容赦なく進んでいくでしょう…


ここから↓↓連想記事です。

先日月光院璋子様の『リバティーン』の素敵なレヴュー記事を読ませて頂きました。
映画 『リバティーン』 - 月光院璋子の日記



Movie Special : リバティーン←コチラは上映前の宣伝用レヴュー

今までたくさんの方がレヴューを書いておられますが
(ジョニーさんを色っぽいと礼賛する記事は多かったですけど)
こんなに《静かで情熱的な》レヴュー初めてでした。
上記の記事と読み比べてくださいませ。


私自身はちょっと最初のモノローグからどん引いてしまった!!
最初からイヤ~な予感がしますもんね。

『破滅型の天才』の放蕩譚は見ていて辛すぎる…(泣)

もっとも舞台と映画にならなければ
広く知られる事はなかった人物だろうと思います。
日本的な感覚から一番遠いタイプかも(汗)
何故にここまで自分を追い詰めて行くのかなああ?

西洋の時代劇には再々
『神を冒涜する』云々という表現が出てきます。
それに対する制裁もきつい…

『神を否定する』事が当時どれほどどえらい事だったか

キリスト教という共通のファクターがない者には実感が薄いですが
世間一般の常識や流れから外れたものへの冷たさは
日本の方がきついかもしれないなあ
突出するのも好まれません。


彼は才能を認められて、愛してくれる人達もいたのに
自己破壊を止められませんでした。


ロチェスター伯は『神からもっとも遠くもっとも神を必要とする人間』
月光院様のレヴュー最後のこの言葉が胸に迫ります。
だからJOHNNYさんが速攻で出演を決めたのよね!!っと大納得してしまいました。

公式HP(仏)



byDeppid












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2 コメント

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消極的な自殺 (mar)
2008-07-31 08:45:44
私はジョニーデップの演じる役には大概共感するんですが、ロチェスター伯の気持ちが分かりませんでした。
なぜ自分を壊して落ち続けていくのかが、どうしても分からないんです。

どこかで止めることができるはずなのに、「止めようとしない」のはなぜなのかと思います。
消極的な自殺と同じような状態ですよね。

けれど、生きたがっているような心も見えるし、よく分からないのです。

もし今後、自分を破壊し続けたくなるような気持ちを経験すれば、私にもロチェスター伯の気持ちが分かるようになるだろうかと思います。
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mar様へ (勇魚)
2008-08-01 16:10:27
『自殺』をしてしまう人も『死にたい』と考えてしまう人も、本当は出来る事なら『死にたくない』『生きたい』のだけど
生きていく事もきついのだと思います。

前述のカネコさんは
何を見ても『食べたくない』といいます。
「これだけ食べないのになんで生きているんやろうか?」と不思議そうにいわれます。

なんでかというと、流動食に使用されている
栄養剤を“牛乳”と称して飲んでもらっているからです。

これって彼女の意思に反する事でしょうかね??




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