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勇魚の部屋

ジョニーデップ氏と彼の分身であるジャックスパロウ船長が大好きです。その他の方々も、もちろんです♪

宇治へ行くには舟で行く

2007年10月29日 | お座敷(和室)
         

宇治は片田舎です。

洛中のような華やかさはなく
南都ほどの古色もない

京都駅から奈良行きの二両編成の列車に乗って
昔は 巨椋池(小椋池)宇治市 という
大きな池があった場所を通ります。
平坦な道中、
沿線にめぼしい建物はありません。
のんびりとした田園風景と民家が点在するだけです。

東西約4キロメートル、南北約3キロメートル、面積794ヘクタール
明治から昭和の初期に干拓されてしまった、
今はもうない、この池の大きさを解かって貰うには
どうしたらいいでしょうか?




伏見
まちあるきの考古学様よりお借りしました。

位置関係がお分かりいただけましたでしょうか?
宇治川の源は琵琶湖です。滋賀県と接しています。
池と川と山に囲まれたところです。
平安の昔の人たちが宇治に行くには、舟が必要だったんです。

源氏物語の『宇治十帖』は光源氏が亡くなった後の物語です。
平等院は藤原道長が極楽浄土を夢見て建てたものです。
都を離れて隠棲する
そういう気分にさせる土地柄はこの道のりにあったのかも知れません。

       
       宇治市 商工観光課よりお借りしました。
       この山並みの向こう側は滋賀の国です。

おりしも
今年は『源氏物語1000年紀』だそうです。
京都から池を渡って来てください。
これからの季節
紅葉の名所は全国に数々ありましょうけれど
少し田舎で少し都の匂いもする宇治にも綺麗な処が沢山あります。
後記
下手な案内人で申し訳ありません。
宇治までたどり着きませんでした。(笑)
子供たちが生まれた町ですから
少しづつ紹介できたらいいなあと思っています。



宇治にいる親類からは季節ごと
子供たちに招待がかかります。
やはり飛行機でいくことが多いです。

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夏座敷

2007年09月01日 | お座敷(和室)

             京の町屋の『夏の室礼』

『西洋かぶれ』の私は、
ゴシックもバロックも、ロココも大好き
でもず~と寝起きするにはちとしんどいね
見事な城や宮殿も見た目よりは住みにくかったようですし…
畳にごろ寝が一番の贅沢さあ

昔、昔私の祖父は田舎から『同郷の若い衆と、三人連れ立って』長崎へ出てきたそうな…私が生まれる前年に87歳で亡くなっているから100年近くたってるんじゃ?

そんな田舎の家では
毎年梅雨が明けると家中の畳をあげ、床板を渡して、板の間をつくり
籐で出来た敷物を敷いていました。
子供のころ床板を磨かされた記憶があります。

ふすまを総て取り払い、障子も換えて、すだれをかけて、
広くなった座敷にに大きな蚊帳を吊り、子供たちは全部まとめてその中に放り込まれて眠りました。
開けっ放しで寝床から星が見れました

葭障子や簾、籐の網代等と言う風流な名前は大人になってから知った事。
アレもそうだったもかな?と思うだけのこと。

ヘルパーになって今まで2軒だけ『夏座敷』をしつらえる家がありました。

一軒はお茶とお花の先生の家。
お母さんが街中はいや、といったからきたという高台にあって、外は普通の家なのに…中は!!上の写真に感じが似ています。

もう一軒は川の傍にあり、せせらぎの音が聞こえる家。
京都から取り寄せたという御簾の見事だったこと…夏の草花が透かしで散らしてありました。「素敵なお見立てですね」というと顔中くしゃくしゃにして笑っていた奥様でした。

どちらの奥様もとても申し訳なさそうに
「すみませんが庭木に水をやってくれませんか?」といっていました。
庭木の水遣りは「ヘルパー業務」にははいっておりません。
内緒であげてましたけどね

どちらの女主人ももういらっしゃいません。
田舎の家もとうに普通の家に立て変わってしまいました。

もう2度と訪れる事の出来ない家です。

京都をはじめ古い民家を守っている方たちのご苦労を思うと頭が下がります。
やはり使い勝手は悪いだろうと思いますから

■夏座敷・冬座敷
町家に代表される京の家々では、座敷などの建具類を夏と冬ですべて取り替える。冬には障子や襖をたて、夏にはそれらを葭障子や簾などに替えて畳の上には籐の網代を(網代に編んだ敷物)敷く。通風に優れた葭障子や簾は見た目にも涼しく、籐の冷たい感触は素肌から直接に涼感を伝える。こうした習慣は関西独特のものとされる。kansaiwindow