近しい人が亡くなりました。入院二日目でした。
それまで、家族の入院の勧めに嫌がっていたそうです。
「入院したらもう家に戻ってこれない。」と言って。
でも、痛みがひどくなり家族は見ていられずにどうにか納得させて
入院させたそうです。
治療も、一つの選択枝では時間的に余裕が無い事、もう一つの方法では
心臓に負担がかかるため途中での死の危険が伴うこと、いずれにしても
危険が伴うことを理解し、自分で選択したそうです。
二日目に内孫たちが見舞いに来て、その後息をひきとりました。
数えで90歳、大往生とは言えないまでも立派な往生だったと思います。
何よりも良かったのは、最後にあまり苦しまずに逝く事ができた事です。
ICUの先生、看護師さんたちに感謝です。
遺族の予想を遥かに超える多くの方々に玉串を奉奠していただき
旅立つことができました。
故人への生前のご厚誼に感謝し、心より御礼申し上げます。
一拝