友さんの徒然日記

日々の出来事を、嬉しい時には嬉しいように、不快な時にはそれなりに、思った事を飾らずに綴ってみたいと思います。

往生

2011年02月07日 | 日記・エッセイ・コラム

 近しい人が亡くなりました。入院二日目でした。

それまで、家族の入院の勧めに嫌がっていたそうです。

「入院したらもう家に戻ってこれない。」と言って。

でも、痛みがひどくなり家族は見ていられずにどうにか納得させて

入院させたそうです。

 治療も、一つの選択枝では時間的に余裕が無い事、もう一つの方法では

心臓に負担がかかるため途中での死の危険が伴うこと、いずれにしても

危険が伴うことを理解し、自分で選択したそうです。

 二日目に内孫たちが見舞いに来て、その後息をひきとりました。

 数えで90歳、大往生とは言えないまでも立派な往生だったと思います。

何よりも良かったのは、最後にあまり苦しまずに逝く事ができた事です。

ICUの先生、看護師さんたちに感謝です。

 遺族の予想を遥かに超える多くの方々に玉串を奉奠していただき

旅立つことができました。

 故人への生前のご厚誼に感謝し、心より御礼申し上げます。

                                         一拝