お世話になっている会社の社長の奥様が亡くななられ、告別式に行ってきました。享年67歳でした。
社長のお葬式が7月にあったばかりでした。社長さんは去年の1月に肺がんで余命半年を宣告されながら、「奇跡をおこすんだ。」と懸命に闘病生活をされていました。
そんな中、去年の12月に今度は奥様に肺がんが見つかりました。
この社長さん、思わずまじめにお医者さんに聞いたそうです。「一つ屋根の下にいれば、癌も移るんかい?」
それほど信じられない出来事だったのでしょうね。
手術をすれば治るという言葉を信じて頑張った奥様でしたが、手術後の経過が思わしく無かったようです。
5月の末に社長さんに会ったときには、「カミさんの具合が一向に良くならない。痛がってどうしようもないんだ。俺がしっかりしないとね。」と、気丈に振舞っておられましたが6月の末についに力尽きてしまいました。
お通夜にも、お葬式にも奥様の姿が見えなかったので心配していたのですが、本当に残念です。
生前の豪快な社長さん、見るからに上州の女性と思われる奥様を思い浮かべ、心からご冥福をお祈りしてまいりました。
昨日、病室が一緒だった癌友達と会いました。
「俺たち取りあえず5年過ぎたし、再発はねーべ。なるとしたら新しい癌だな。」
不安とも安心とも取れる妙な会話になってしまいました。
彼も定期的に検査は受けているとの事です。
癌も早期に発見できれば高い確率で完治するそうです。年に1度の癌検診をお勧めします。