appleのiPhoneのデモを見ましたが確かに大画面を生かしていて、これなら「すべてを変えてしまう製品」という言葉は決して大げさなものではないと感じます。
またあまり大きく報道されてはいませんが、Softbankから発売されるNOKIA製の705NKもユーザーインターフェイスの評価は高いようですね。
この端末ではありませんでしたが、大量のサムネイル表示や、プレビューしながらの加工のデモを見せていただいたことがあります。
普段使っているPHS(WX310K)とは比較にならないスピードでした。最新の国内携帯電話がどのくらいの速度で動作するのかは、使ってないので分からないのですが、このキビキビさに敵うんだろうか。
一方、ユーザーインターフェイスをSVGなどXMLベースで記述する動きもあります。
こういうのもiPhoneのような大画面でこそ生きるようにも思いますし、またPC上のソフトフォンやIMソフトとの共通的なユーザーインターフェイスの開発にも期待が持てそう。
NGNとかFMCでのサービス構想は盛んなのですが、日本国内でこういった方面の話題に注意が向いておらず、私的には大変恐ろしい状況と感じています。
キャリア縛りのサービスと密接に結びついた国内の携帯電話が、Web上のあらゆるサービス利用を前提とした発想にシフトする必要もあるだろうし。
企業用に至っては会社内でのIM活用などが叫ばれているにもかかわらず、構内電話は大半が未だにテンキーとモノクロのディスプレイ。
現在のVoIPへのシフトもあって、下手をすると優先改善ポイントは"電話の音質"となりインターフェイス改善は後回しになりかねないような(日本のNGNのアピールポイントも"品質"だし)。
NGNはいろんなサービスを組み合わせてユーザーに提供できるわけですが、ユーザーインターフェイスに相当なキャパシティをもたせ、これらをまとめてスムーズに見せる必要があるはず。
これに失敗すると使い勝手の悪さゆえに、利用者が付かないように思えてます(複数のサービス提供者の利害関係も絡むだろうから、一筋縄ではいかないんじゃないだろうか)。
いずれにせよiPhoneの登場で一般ユーザーの電話のユーザーインターフェイスに関する意識は劇的に変わる可能性があり、単なる"クールな携帯"ではすまないように感じています。