グッド・デザイン・プレゼンテーション2006に行って来ました。服飾、家電といった身近なものから工業用品まで、幅広い展示が楽しめます。
去年、一昨年と行きそびれていたので、実はちょっとした念願でした。レビューはプロの記事に任して(^-^;
個人的に面白かったものをいくつかあげます。
ワークショップなどで使えるコミュニケーションツールとのこと。
簡単に言うと色とりどりのTシャツで、この手の研修でありがちな最初の気まずさを解消し、スムーズなコミュニケーションを促すためのもの……ではぜんぜん説明になっていませんね。m(_ _)m
活用事例を見てもらったほうがいいですね。
気になったのは48枚のTシャツという形態。
企業の研修などでスーツを着てくる受講者の皆さんにTシャツは受け入れられるのか、また48枚からなる組み合わせのパターンは、多くの研修の実態に即しているのか、など。
Tシャツ以外の目印を使ったり、パターンを単純化したりすることで、低コスト化できないのかとも考えてしまいました。
コスト面とか、夢のない話ばかりしてごめんなさいね。>説明員の方
- WillcomのW-SIM
通信関係の展示会と完全に異なるコンセプト紹介に徹するアプローチが印象的でした。
まずWillcomとは何?からはじめるちょっと自虐的プレゼンが泣かせる(^_^;
- Windows Vista
本来は別のデザインツール主体(このあたりはど素人なのでよく分かりません)の展示でしたが、Vistaを触ることができました。
これがPC主体の展示会だと相当な行列だったのですかね。
グラフィックを全てベクトルデータで持つことで拡大、縮小が自在というあたりを楽しんで来ました。
スタートメニューそのものに検索からの実行機能が加わっており、これらの機能でよりシームレスな使い勝手を引き出そうとする意図があるようですね。Web検索の手段が当初のYahoo!に代表されるディレクトリサーチからロボット型のGoogleに多くの人が移ったように、階層的に捜すには情報量が増え過ぎたということなのでしょうね。
パソコンでのローカルな情報管理からネットの向こう側との境界が薄れつつあり、インターフェイスもだんだんGoogle化してきていますね。
現状95系OSに比べて格段に安定して動くWindowsXPを使っておおむね満足していたんですが、Microsoftが向かおうとしている(あるいは向かわざるをえない?)方向性をちょっと見せていただけたのは意外な収穫でした。
会場にはレガシーな雰囲気のボタン電話などもあったわけですが、いきなり目的のものを探し出すインターフェイスが当たり前となっていくと、ボタン選択やメニューから探し出すという発想の情報ツールは衰退していくのかも。