佐々川咲菜の日記的エッセイ”心のビタミン”

離婚・夫婦・恋愛問題を専門とするカウンセラー&セミナー講師の佐々川咲菜によるエッセイ

愛の流刑地

2007-01-26 15:26:31 | 恋愛・結婚
観てきました!

確かに、描写はかなりなものです。
でも、そんなこと以上に、深~~~~い。

この幸せをここで止めて、もう死んでもいいと思う32歳の人妻ふゆかと、
その通りに情事の最中に殺してしまった40過ぎの愛人である作家。

これは殺人罪なのか、それとも嘱託殺人?自殺幇助?

そんな、検察官と弁護士の戦いとともに、
回想されていく二人の出逢いから破滅まで。

そして、そのバックグラウンドにある現代の日本社会。
夫も妻も、子供も、検察官も……登場人物それぞれが抱える切なく苦しい心の問題。

いろいろなことを考えさせられた映画でした。
老若男女を問わず、たくさんの人に見てもらいたいけれど、
中年以降じゃないと切なさは理解が難しいかな~

40代から50代の友人4人で観ましたが、
私たちは大泣きしました。

作家の馴染みのバーのママが言った忘れられない一言、
「世の中にはね、子供を何人産もうとも、
 それからエクスタシーを感じられるようになる女はいるし、
 一生感じられない女もいる。
 それを感じさせられる男もいるし、
 感じさせられない男もいる。
 まあ、私はそれで、子供も家庭も失って、
 こんなになっちゃったけどね……」

感じる、感じさせる・・・
テクニックではないですよ(念のため)



自分らしさって?

2007-01-15 13:52:13 | Diary
朝、長男と自分らしさというものの存在についての話になりました。

生まれてきて、常に周りからの様々な影響を受けながら生きている私たち。
受精の瞬間だって、いろいろな影響を受け、
さらに、遺伝子に組み込まれた情報の影響を受け、
どこまで溯っても、影響影響の中で生きている。
そんな自分に、果たして自分らしさってあるんだろうか?とそんなことを話しました。

もし、その見方には自分らしさがないとしても、
たとえば生まれたときの宇宙の状態、星の位置、
そういったものが自分の本質を決めているなんていう考え方もありますが、
それもまた、目に見えないものの影響に他ならない。

科学的なもの以外信じられないとか、
目に見えないものの存在を信じるとか、
これも、どちらも何らかの情報に影響を受けての考え方。

何の影響もない「自分」って、存在するのでしょうか?

自分が選んだ考えというけれど、
何の影響もない自分の考えって、あるのでしょうか?

そして、自分らしさって、なんなんだ?

就活中の長男は苦悩の日々で、
そんな長男とのおしゃべりが、私にも楽しい思考の機会を与えられ、
また少し成長できるのかも知れない、
なんと幸せなことかと、おめでたく喜ぶ私と、
苦しむ息子。

死ぬまで、人は変化し続けるとも思うし、
10代から全く変化無しみたいな人も見かけるし……

私にとっては、変化できることは幸せで、
自分らしさなんてものは、昨日と今日でも違うくらい変化の連続をしてきたから、
普遍的な自分らしさを考えることに、あまり意味を見出さないのだけれど、
それでも、本質は、どうも人のために役に立ちたいとわかったときから、
とても気分が落ち着いたので、
やはりそれが私らしさなのかもしれない……

ただ、これも何かの影響なんだよね~きっと。

ぐるぐる回る……
この楽しみ、当分続きそうだな~


2月1日、中2生のバイト(?)

2007-01-14 21:54:14 | 子育て
2月1日、通っている私立中学の受験日に、
中2の息子はバイトをするそうです。
実際は、バイトではなく「試験のお手伝い」ですが、
前日、他の生徒が午前中で下校するところを残って、
仕事の段取りと諸注意を聞き、
当日は朝7時前に学校集合で、試験終了まで受験生のお世話をする。
それで、1,000円相当のお昼ご飯と1,000円の図書券がいただけるそうです。
初めてのバイトとしては、まずまずかと。

とにかく、2年前のことを思い出すと、
受験生の皆さんには、風邪を引かず熱も出さず、
実力で精一杯試験に臨んでもらいたいな~と
なんだかおばあちゃんのような気分で、祈ってしまいます。

そんな大事な日に、お手伝いをさせていただけること、
本当にありがたいです。

気遣いしっかり頑張れよ~
どんな思いで12歳の子たちが受験に臨んでいるのか、よ~く感じて来いよ~
そして、その思いが叶って、自分が今ここで学べていることの意味をかみしめろ~

そんなようなことを伝えて送り出そうかな~



突然、母が入院!

2007-01-10 01:41:14 | Diary
一昨日から、突然母が入院しました。
でも、大事には至らないようなので、ホッとしています。

不謹慎かも知れないけれど、
ちょっとした入院なら、たま~にはOKかも。
本当に{ちょっとした」ならね。

母にとっても、私や周りの者たちにとっても、
普段は当たり前と思っていることが、実は当たり前じゃないってことを実感させてもらえるし、
母ももう年だし、いつの日か、もっと大変なことがやってくるんだろうな~とか、
いろいろと考えさせられて、
ライフサイクルの変化を事前に予測して、
少し覚悟もしておくいい機会になりました。

ライフサイクルが変化していくことにスムーズについていくというのは、
実は結構難しいことです。
事前に予想して、ある程度の心の準備と現実的な準備をしておければ、
変化した時に、なんとか焦らず対処できそう。

あ~、でもこんなこと言ってられて、今回は本当に良かったです。

あけましておめでとうございます

2007-01-03 14:05:57 | Diary
今年もよろしくお願いいたします。

写真は、江ノ電鎌倉高校前からの初日の出。

穏やかなお正月ですね~
元日は、初日の出を見ながら鎌倉の鶴岡八幡宮へ初詣。
昨日今日は、箱根駅伝を見続けています(笑)
そして、なんだか一日中おなかがいっぱいです(苦笑)
今夜は私の両親や妹家族と中華料理で新年会の予定。
あ~また太るな。

生咲菜をご存知の皆様、次回お目にかかるときには確実に成長した咲菜になっていることと思われます(^・^;) ??