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那須白河フォレストスプリングス スタッフ トラウトボーイのBlog

釣り場での出会い、驚き、発見、苦悩、日々の出来事や考える事をつづります。

お願い

2009年11月14日 | 
ここのところ、産卵期になり、魚の免疫力が衰えています。そのために、白く水カビが付いた魚を多く見かけると思います。

釣られたりしなくても自然に死んでいく個体もいますが、中には釣られたことが原因でそこから菌が入り、死んでしまうことも多くあります。そのため、皆様にお願いです。魚をリリースするときはいつもよりもさらに丁寧にお願いします。

特に陸上に引き釣り上げられるのが一番のダメージになります。ラバーネットですくうか、もしくはリリーサーを使って優しくリリースしてください。

とはいっても、ここを毎回見てくださっている方々は、いつも丁寧なリリースをされていると信じていますので、いつものように優しくリリースして頂ければ結構です。

さて、今日はフライ教室でした。雨の中でもなんと2名の参加者が来て下さいました。しかも一人は中学生です。
ですが、中学生とはあなどれません。私よりも上手い??
しっかりとフォールしてラインをキレイに飛ばしています。なんで教室に??というぐらいの上手さ。しかも独学だというのです。好きこそものの上手なれ?本当にたいしたものです。キッズカップの時の子供たちも素晴らしかったですが、今日も優秀です。

そんなものですから、私もほぼ教えることはありません。若干の修正点を教えて終了です。魚の活性は物凄くいいので、釣り方は教えなくても勝手に釣れてくれます。なんだか教室のときは毎回活性がいいように思いますね~~。

いつもいい??俺が釣りしてないだけ??まあ、そんなこんなで雨ながらも良い釣りができた一日でしたね。

ちなみに明日はZEALトラウトイベントがあります。あの柏木さんもご来場。そんでもってプチイベントも盛りだくさん。面白そうなイベントですよ。私もちょっと参加するかも??

当日受付もOKですので、明日ご来場のルアーフィッシャーさんは是非ご参加くださいね。

写真はしつこいですが、紅葉の写真です。雨に濡れた葉は鮮やかできれいですね。

取り扱い注意

2009年11月05日 | 
魚を釣り上げた時に、手で触ると火傷するだとか、水から上げないようにするだとか、いろいろな注意がされています。最近は管理釣り場のマナーとしてかなり浸透して皆様のマナーも大変よくなっているように感じます。

ラバーネットも多くの方が使うようになり、魚に対する意識が高くなっていることを喜ばしく思います。

さて、そんな中で、こんな場合はどうなのか?というのをいくつかご紹介。

まず、よくあるのが、針を呑まれた場合。一番いいのは、ラインを切ってそのままリリース。カエシが無いはずなので、多くの場合は数日で取れます。ただし、フライやルアーはお金が絡む問題だったり、このフライが釣れるのに、これしかない・・・など、絶対回収したいという場合もあると思います。そんな時は針ハズシを使いましょう。最近は優秀な針ハズシも出来ていて、奥まで呑まれた針も簡単に外すことができます。

次は取り込みからリリースまで。ネットを使わず、陸上に上げて魚を砂まみれにしてリリース。これが一番最悪です。次は乾いたタオルで掴むこと。リリースする魚はこの2つはあまりやらないで貰いたいですね。
あとは折角ラバーネットですくっても水中から出して長い間針を外すのに苦労していること。出来るだけ手で触らないようにといいますが、長い間空中に出しておくのなら、魚を掴んですぐに針を外して水中に戻してあげたほうがいい事が多いです。ほとんどの魚が手で触った熱(火傷等)が原因で死ぬことはありません。

さらにラバーネットを使わず、リリーサーだけでリリースする場合も、大きい魚で近くにきてもまだ暴れているならば、体力を使い切る前にラバーネットですくって外してあげた方が体力を消耗させなくてすみます。

このように場合によって条件によっていろいろ変わりますが、皆様の丁寧な扱いがあれば魚はまた釣れてくれます。次回の再会を願って優しくリリースお願いします。食べる場合は無駄なく美味しく食べてあげてくださいね。

F1

2009年11月02日 | 
昨日の事なのですが、ちょいとF1の内臓を取ったのです。すると外見は思いっきりオス!!という厳つい2次成長の特徴が出ているのですが、内臓を見てみると生殖腺は小さいままでした。

一応白子であることは確認できるのですが、やはり、交配種なんだな~~と改めて実感。さらにはこの生殖腺に栄養が取られないおかげで、脂もいい感じで残っています。

行動や外見は普通の魚なのに、重要なところで子孫を残せない魚。種という壁は大きいのでしょうか?人間にとっては都合のいい魚ですが、魚にとっては本来あるべき姿ではない状態。

自然界でも極まれにイワナとヤマメの交配種だとか、フナとコイの交配種だとかがいるようですが、一代限り。進化の中では必要な事なのかもしれませんが、やはり可愛そうな気がします。

私は個人的には純粋な魚が好きです。イワナ、ヤマメ。一つの種として確立された魚達。大切にしたいと思います。特に自然界の中で昔から永遠と子孫を残してきた魚達。

大学時代の研究はそんな在来個体群と呼ばれる魚を自然の状態のままで保存するための研究でした。
今は全く逆のところから、何が出来るのかと考えることもあります。

まあまあ、皆さんはそんな難しい事考えずにゆっくりと釣りをお楽しみくださいね。

恋の季節2

2009年10月25日 | 
さあ、いよいよイワナの産卵期、最盛期がやってきましたね。ヤマメはもう終わりかけのようです。黒川にも40cm近いヤマメがいましたね。

さて、イワナですが、フォレスト内の水路でも産卵床を掘っています。しっかりと確認できなかったので、普通のイワナかF1かはわかりませんが、1組のペアで2回目の産卵が終わったようで、今3回目を掘っているようです。

サケ科の産卵は一組のペアで一度(一箇所に)に全部の卵を産むことはせず、数回に分けて産卵します。これは危険分散の意味もあり、一箇所が駄目でも片方は生き残るという今まで生きてきた知恵なのでしょうね。

この産卵床はかなり目立つところにありますので、皆さん探してみてくださいね。このペアの後ろにはヤマメが付いて卵を狙っていましたよ!!

恋の季節

2009年10月03日 | 
もう10月に入って、山女は完全に産卵期に入りましたね。ポンド内のヤマメ(サクラマス)も婚姻色が出て、追いかけっこをしている姿が見られます。

さらにイワナも昨日の雨の影響で少し水が増えたのを感じたのか、一気に上流へ向かおうと、流れを上っています。なので、ファーストの流れ込みの上にイワナが整列。

いくら養殖の魚といえども、しっかりと季節、自然を感じているのですね。

通常イワナの産卵のピークは紅葉のピークとほぼ同じなので白河周辺では11月上旬頃と思われます。日光の奥の方にいくともう産卵してるかもしれませんね。

そういえば、イワナやヤマメだけでなく、ニジマスも婚姻色が出ている個体が見られるようになってきましたね。魚達の恋の季節です。


カラー2

2009年09月08日 | 
さて、ニジマスは色が認識できるのでしょうか?人間のようにカラーが見られるとしたら、こんな感じ。

雑魚

2009年08月25日 | 
 昨日、山本君のブログを紹介したら、早速私よりもアクセス数が多くなって、敗北したTBです。ショックです。開成恐るべし・・・

 さて、今日は雑魚の話。ここ白河フォレストでサケ科以外の魚を釣った経験のある方は数多くいると思いますが、この黒川に繋がっているポンド内に何がいるか、知っていますか?

 ここに来てから見かけた魚を一挙公開。まず、故意に放したのは、鯉、草魚、チョウザメ、アユですね。その他はどこからか入ってきているのだと思いますが、沢山います。

 ウグイ、カワムツ、タモロコ、アブラハヤ、ヨシノボリ(たぶんトウヨシ)、カジカ、ドジョウ、タナゴ、カマツカ、こんなところでしょうか。

他にこんなの見た,釣ったという情報があればコメントください。

しかし、タナゴがいるということは、産卵母貝となる二枚貝も生息しているのでしょうかね。人工的に作った池でも、長い時間のうちに生態系ができているんですね。(生態系とは・・とかいう突っ込みは無しでお願いします。他にいい表現が見つからなかったので・・)

成長

2009年08月17日 | 
 夏になって魚が小さいと言うことを良く聞くので、今日は魚の成長の話をしますかね。


 まず、産卵ですが、ニジマスの場合は本来春に産卵します。だいたい5月頃ですね。しかし、養殖魚の場合は早く大きくしようと、産卵の早い個体同士をかけ合せる選抜育種を行って、早いものでは12月頃には成熟するようになりました。
 さらに今では水温や日照時間を調整することにやって一年中好きなときに成熟させることが出来るようです。

ちなみにヤマメの産卵期は大体10月頃、イワナの産卵期は10月下旬から11月上旬です。(地方によって違います。)

産卵された卵は2ヶ月から3ヶ月で孵化しますが、これは水温によって孵化までに必要とする日数が違います。(桜の開花と同じですね。積算温度です)
ですが、
10度を超えてくると卵の成長に障害が出ることがあります。(そのために、春先の水温の高い本州ではニジマスの自然産卵がほとんど成功しないのだろうと思います)

そして、春先、(ニジマスでは初夏)孵化した稚魚は15mm程度で、おなかには大きな卵黄のうと呼ばれる栄養の入った袋状のもの(メタボなおなか?)を持っています。

この卵黄のうがある間は餌をとらなくてもその栄養だけで成長できます。そして、この間は自然界では石の間にいて、じっとしています。その後、卵黄のうの吸収が終わると、石の間から抜け出して餌をとるようになります。

そして、その後餌を食べて成長するわけですが、この続きはまた後にします。今日はこの辺で・・・・

ソウギョ

2009年08月03日 | 
右足の膝が痛いTBです。さらに今多くのアブに私の血を狙われています。

さて、昨日の事なのですが、ファーストの周辺の草刈をしていたところ、何やらポンドの方で聞きなれない捕食音がします。さて、なんだろうとみて見ると、そこには黒い大きな魚体が・・・

そうです、私が草を刈っているときに飛んでポンドの中に入ってしまった草をパクリと美味しそうに食べているのです。まさしく草を食べるから草魚。なんとぴったりの名前なのでしょう。池の掃除をしてくれる優秀な奴ですね。

中には80cmを超えるような奴もいます。今度草魚を見かけたら、草を与えてみると面白いかもしれませんね。

ちなみに草魚は前にも出てるので、今日の写真は俺の腕にとまったオニヤンマ君で・・