今回の天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見に関して
読売新聞に定例記者会見の内容が掲載されていたので、
読んだけど、小沢さんちょっと危険な感じがしました。
もともとあまり良い印象はないのですけれど。。。
宮内庁長官に対し、内閣や政府が決めたことに抗議するなら、
辞職してからにしろなんて、横暴な考えだと思う。
これって、民主党の中でも、意見が違う政治家に対し、意見が
違うなら民主党を離党しろ、というのとか、同じ論理だと思う。
内閣や政府内でも意見が微妙に違うし、違っていて当然で
違うからこそ話し合い、議論しあうのが民主主義なのでは。。。
今回の異例会見、そもそも中国側からの手続きミス。
訪日が決まったのがいつなのかは、知らないけれど、いくら何でも
数日前に訪日が決定したわけではないでしょう。
訪日を決めた時点で、誰と会見したいかのリストをきちんと
外務省に出さなかったことが原因。
それか外務省と宮内庁との連携が悪かったことも考えられる。
つまり、習近平国家副主席側には訪日を決めた時点で天皇と会見する
意向がなかったってことなのでは・・・?
(追記)
これについては、訪日を決め、調整をしたのが、1ヶ月前を数日
切っていたから、宮内庁としては外務省に断り、外務省はそのまま
中国側に返事した後、中国の駐日大使から再度会談の依頼があったと
いうことが分かった。
一国の副主席が外交するの場合1ヶ月以上前から関係各位に連絡し
調整するのが常識だろうから、急に思い立って訪日することにした
のだろうか、という疑問が残る。
あと、外務省が中国側に断りを入れる前に、官房長官などに確認を
入れるとかできなかったのか、日本側の対処にも配慮が足りなかった
ようにも思う。
政権交代して、各省庁間の連携がギクシャクしているのが露呈したのかも。。。
それにしても、小沢さんの記者会見での発言を読むと、法律や憲法を楯に
独裁政治でもするつもりなのかしら・・・と感じるのは私だけ?
以下が記者会見の記事からの引用
「憲法を読み直しなさい」天皇会見で小沢氏反論
民主党の小沢幹事長が14日夕の定例記者会見で、天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見に関して述べた内容は以下の通り。
――皇室外交について、どのような考えを持っているか。
【小沢氏】どういう意味?
――習副主席が来日したが、天皇陛下との会見が30日(1か月)ルールにのっとらない形で行われることになった。
【小沢氏】30日ルールって誰が作ったの。知らないんだろ、君は。
――2005年に。
【小沢氏】法律で決まっているわけでもなんでもないでしょ、そんなもの。それはそれとして、君は日本国憲法を読んでいるか。天皇の行為は何て書いてある。それはどういう風に書いてある、憲法に。国事行為は、内閣の助言と承認で行われるんだよ。天皇陛下の行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認で行われるんだよ、すべて。それが日本国憲法の理念であり、本旨なんだ。だから、何とかという宮内庁の役人がどうだこうだ言ったそうだけれども、全く日本国憲法、民主主義というものを理解していない人間の発言としか思えない。ちょっと私には信じられない。しかも内閣の一部局じゃないですか、政府の。一部局の一役人が内閣の方針、内閣の決定したことについて会見して、方針をどうだこうだと言うのは、日本国憲法の精神、理念を理解していない。民主主義を理解していないと同時に、もしどうしても反対なら、辞表を提出した後に言うべきだ。当たり前でしょう。役人だもん。そうでしょう。だからマスコミがそういうところを全然理解せずに、役人の言う通りの発言を報道ばっかりしていてはいけません。ちゃんとよく憲法を読んで。そして、天皇陛下のお体がすぐれないと、体調がすぐれないというのならば、それよりも優位性の低い行事を、お休みになればいいことじゃないですか。そうでしょ、わかった?
――天皇陛下の健康上の問題にかかわらなければ、1か月ルールはよろしいとの認識か。
【小沢氏】1か月ルールというのは、誰が作ったんですか、というんですよ。
――なくてもいいものだと。
【小沢氏】なくてもいいものじゃない。それ、誰が作ったか調べてからもう一度質問しなさい。私は、何でもかんでもいいと言っているんじゃないんだよ。ルールを無視していいと言っているんじゃないよ。宮内庁の役人が作ったから、金科玉条で絶対だなんて、そんなばかな話あるかっていうことなんですよ。天皇陛下ご自身に聞いてみたら、手違いで遅れたかもしれないけれども、会いましょうと、必ずそうおっしゃると思うよ。わかった?
――小沢幹事長が平野官房長官に、習副主席と天皇陛下の会見を要請したと報道されている。事実関係はどうか。また、天皇陛下の政治利用だという議論が起こっているが、どう考えるか。
【小沢氏】君も少し、憲法をもう一度読み直しなさい。今、説明したじゃないですか。天皇陛下の国事行為、行動は、国民の代表である内閣、政府の助言と承認で行うことなんですよ。それじゃ、国事行為は全部、政治利用になっちゃうじゃない。諸君の理解がまったくおかしいんだよ、マスコミの。そうでしょ。何をするにしたって、天皇陛下は内閣の助言と承認でと、それは憲法にちゃんと書いてあるでしょうが。それを政治利用だといわれたら、天皇陛下は何もできないじゃない。じゃあ、内閣に何も助言も承認も求めないで、天皇陛下個人で行うの? そうじゃないでしょう。
――平野官房長官に要請したかどうかの事実関係だけ教えてほしい。
【小沢氏】事実関係だけというなら、先の質問は勉強してから聞きなさい、もう少し。さっきも言ったけど、政府の決めることですから、私が、習副主席と天皇陛下を会見させるべきだとか、させるべきでないとかというようなことを言った事実はありません。
――明日予定されていた幹事長と習副主席の会談が中止になったそうだが、この経緯は。
【小沢氏】予定していたわけではございません。ただ、会いたいという連絡は、あったそうですけれども。非常にお忙しい日程で、3日間で、いろんな方とお会いするでしょう。私は中国に行ってきたばかりですし、お忙しいだろうと思って、ご無理なさらんでもよろしいと。
(2009年12月14日21時26分 読売新聞)
<追記>
平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図に
「小沢の天皇引退しろ発言」記事
外務省の主な要人来日日程(平成21年12月)を調べてみたら、
ウルグアイ大統領の来日日程は入っているけれど、
中国の習近平国家副主席の来日日程は入っていません。
要人とみなされていないのか、それともあまりに急な訪問で
リストに入れることができなかったのか。。。
14/12/2009
朝起きたら、雪。昼ごろから晴れ。
写真は、子供の学校の前の植え込みの上に積もった雪。
読売新聞に定例記者会見の内容が掲載されていたので、
読んだけど、小沢さんちょっと危険な感じがしました。
もともとあまり良い印象はないのですけれど。。。
宮内庁長官に対し、内閣や政府が決めたことに抗議するなら、
辞職してからにしろなんて、横暴な考えだと思う。
これって、民主党の中でも、意見が違う政治家に対し、意見が
違うなら民主党を離党しろ、というのとか、同じ論理だと思う。
内閣や政府内でも意見が微妙に違うし、違っていて当然で
違うからこそ話し合い、議論しあうのが民主主義なのでは。。。
今回の異例会見、そもそも中国側からの手続きミス。
訪日が決まったのがいつなのかは、知らないけれど、いくら何でも
数日前に訪日が決定したわけではないでしょう。
訪日を決めた時点で、誰と会見したいかのリストをきちんと
外務省に出さなかったことが原因。
それか外務省と宮内庁との連携が悪かったことも考えられる。
つまり、習近平国家副主席側には訪日を決めた時点で天皇と会見する
意向がなかったってことなのでは・・・?
(追記)
これについては、訪日を決め、調整をしたのが、1ヶ月前を数日
切っていたから、宮内庁としては外務省に断り、外務省はそのまま
中国側に返事した後、中国の駐日大使から再度会談の依頼があったと
いうことが分かった。
一国の副主席が外交するの場合1ヶ月以上前から関係各位に連絡し
調整するのが常識だろうから、急に思い立って訪日することにした
のだろうか、という疑問が残る。
あと、外務省が中国側に断りを入れる前に、官房長官などに確認を
入れるとかできなかったのか、日本側の対処にも配慮が足りなかった
ようにも思う。
政権交代して、各省庁間の連携がギクシャクしているのが露呈したのかも。。。
それにしても、小沢さんの記者会見での発言を読むと、法律や憲法を楯に
独裁政治でもするつもりなのかしら・・・と感じるのは私だけ?
以下が記者会見の記事からの引用
「憲法を読み直しなさい」天皇会見で小沢氏反論
民主党の小沢幹事長が14日夕の定例記者会見で、天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見に関して述べた内容は以下の通り。
――皇室外交について、どのような考えを持っているか。
【小沢氏】どういう意味?
――習副主席が来日したが、天皇陛下との会見が30日(1か月)ルールにのっとらない形で行われることになった。
【小沢氏】30日ルールって誰が作ったの。知らないんだろ、君は。
――2005年に。
【小沢氏】法律で決まっているわけでもなんでもないでしょ、そんなもの。それはそれとして、君は日本国憲法を読んでいるか。天皇の行為は何て書いてある。それはどういう風に書いてある、憲法に。国事行為は、内閣の助言と承認で行われるんだよ。天皇陛下の行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認で行われるんだよ、すべて。それが日本国憲法の理念であり、本旨なんだ。だから、何とかという宮内庁の役人がどうだこうだ言ったそうだけれども、全く日本国憲法、民主主義というものを理解していない人間の発言としか思えない。ちょっと私には信じられない。しかも内閣の一部局じゃないですか、政府の。一部局の一役人が内閣の方針、内閣の決定したことについて会見して、方針をどうだこうだと言うのは、日本国憲法の精神、理念を理解していない。民主主義を理解していないと同時に、もしどうしても反対なら、辞表を提出した後に言うべきだ。当たり前でしょう。役人だもん。そうでしょう。だからマスコミがそういうところを全然理解せずに、役人の言う通りの発言を報道ばっかりしていてはいけません。ちゃんとよく憲法を読んで。そして、天皇陛下のお体がすぐれないと、体調がすぐれないというのならば、それよりも優位性の低い行事を、お休みになればいいことじゃないですか。そうでしょ、わかった?
――天皇陛下の健康上の問題にかかわらなければ、1か月ルールはよろしいとの認識か。
【小沢氏】1か月ルールというのは、誰が作ったんですか、というんですよ。
――なくてもいいものだと。
【小沢氏】なくてもいいものじゃない。それ、誰が作ったか調べてからもう一度質問しなさい。私は、何でもかんでもいいと言っているんじゃないんだよ。ルールを無視していいと言っているんじゃないよ。宮内庁の役人が作ったから、金科玉条で絶対だなんて、そんなばかな話あるかっていうことなんですよ。天皇陛下ご自身に聞いてみたら、手違いで遅れたかもしれないけれども、会いましょうと、必ずそうおっしゃると思うよ。わかった?
――小沢幹事長が平野官房長官に、習副主席と天皇陛下の会見を要請したと報道されている。事実関係はどうか。また、天皇陛下の政治利用だという議論が起こっているが、どう考えるか。
【小沢氏】君も少し、憲法をもう一度読み直しなさい。今、説明したじゃないですか。天皇陛下の国事行為、行動は、国民の代表である内閣、政府の助言と承認で行うことなんですよ。それじゃ、国事行為は全部、政治利用になっちゃうじゃない。諸君の理解がまったくおかしいんだよ、マスコミの。そうでしょ。何をするにしたって、天皇陛下は内閣の助言と承認でと、それは憲法にちゃんと書いてあるでしょうが。それを政治利用だといわれたら、天皇陛下は何もできないじゃない。じゃあ、内閣に何も助言も承認も求めないで、天皇陛下個人で行うの? そうじゃないでしょう。
――平野官房長官に要請したかどうかの事実関係だけ教えてほしい。
【小沢氏】事実関係だけというなら、先の質問は勉強してから聞きなさい、もう少し。さっきも言ったけど、政府の決めることですから、私が、習副主席と天皇陛下を会見させるべきだとか、させるべきでないとかというようなことを言った事実はありません。
――明日予定されていた幹事長と習副主席の会談が中止になったそうだが、この経緯は。
【小沢氏】予定していたわけではございません。ただ、会いたいという連絡は、あったそうですけれども。非常にお忙しい日程で、3日間で、いろんな方とお会いするでしょう。私は中国に行ってきたばかりですし、お忙しいだろうと思って、ご無理なさらんでもよろしいと。
(2009年12月14日21時26分 読売新聞)
<追記>
平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図に
「小沢の天皇引退しろ発言」記事
外務省の主な要人来日日程(平成21年12月)を調べてみたら、
ウルグアイ大統領の来日日程は入っているけれど、
中国の習近平国家副主席の来日日程は入っていません。
要人とみなされていないのか、それともあまりに急な訪問で
リストに入れることができなかったのか。。。
14/12/2009
朝起きたら、雪。昼ごろから晴れ。
写真は、子供の学校の前の植え込みの上に積もった雪。
天皇陛下と中国の習近平(シー・チンピン)国家副主席の会見について、岡田克也外相は15日の記者会見で、1カ月前までに日程を連絡するとの「1カ月ルール」が守られなかったことから「(実現は)難しい話と認識していた」と述べた。外務省は11月30日に中国側に会見できないと伝えている。
外務省が14日の自民党外交部会で説明したところによると、中国側から訪日日程の正式な通告があったのは祝日の11月23日。外務省は翌24日に宮内庁に会見の検討を要請したが、26日に宮内庁からルール上、実現できないとの回答があった。外務省は首相官邸とも調整したうえで、中国側に見送りを伝えたという。
ただ、岡田氏は会見で、その時点で鳩山由紀夫首相や平野博文官房長官が見送りを了承していたかどうかは明らかにしなかった。
http://www.asahi.com/politics/update/1215/TKY200912150416.html
中国の習近平(シー・チンピン)国家副主席と天皇陛下の会見について、前原誠司国土交通相は15日の記者会見で「何とか陛下とご面談できないかと、元総理、自民党の方から要請が官邸に届いたと聞いている」と述べた。ただ、要請したとされる元首相の名前は明らかにしなかった。今回、ルールが守られなかったことについては「慣例的に行われてきた1カ月ルールについて、もう一度現政権下でもしっかり議論した方がいい」と述べた。
http://www.asahi.com/politics/update/1215/TKY200912150405.html
元総理って誰? なんで前原国交相がコメントするん? なんか変。
「小沢さんこそ憲法をよく読んでほしい」――。共産党の志位和夫委員長は15日、中国の習近平(シー・チンピン)国家副主席と天皇陛下の会見をめぐり、民主党の小沢一郎幹事長が「陛下の行為は内閣の助言と承認で行われるのが憲法の理念だ。日本国憲法を読んでいるか」と発言したことを批判した。
志位氏は憲法7条の規定に照らし「外国の賓客と天皇が会見することは国事行為ではない。(憲法に)そういう項目が出てこない。公的行為だ」と指摘。そのうえで「公的行為は、政治的性格を与えてはならないのが憲法の定めるところ。政府が関与すれば政治的性格を与えてしまい、憲法の精神をたがえる」と記者団に語った。
一方、国民新党の亀井静香代表は15日の講演で、「陛下の国事行為は内閣の助言と承認に基づき行われると憲法にある」と述べ、鳩山由紀夫首相の対応を擁護した。小沢氏が宮内庁の羽毛田信吾長官に辞任を求めたことについては「いい男だから辞めることはない」と述べた。
http://www.asahi.com/politics/update/1215/TKY200912150404.html
メールは宮内庁のホームページ(HP)のほか、各府省の行政情報をまとめたインターネットのサイト「電子政府の総合窓口」(イーガブ)などに届いている。
宮内庁によると、会見の日程が明らかになった直後の12、13両日を中心に多数のメールが寄せられた。電話でも意見が寄せられているという。
一方、民主党にも同様に国民の声が寄せられている。ただ、「国民から通常よりも多く声が寄せられているが賛否がある。数えてはいない」(事務局関係者)としている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091215/stt0912152000007-n1.htm