栄子東洋治療院の日々

春日部にある女性に優しい鍼灸治療院です。

東洋医学の知識肝臓について

2014-01-22 23:25:46 | インポート
肝臓の働きは:

①血を蔵し、血量を調節する

肝臓は血を貯蔵して身体各部の血流を活動状況に応じて調節するという、血液の貯蔵と血量の調節という2つの作用がある。

安静時や夜間は血は肝臓に還流し、動き出すと四肢末端まで供給する。各臓腑・組織・器官は肝血により滋養を受け、それぞれの機能を維持している。

衰えると

肝血虚:主に症状は、筋肉のひきつり、痙攣、目の渇き・かすみ、脇部の疼痛、顔色黄、不眠、多夢、月経異常、など。

②疏泄を主り、気血の循環を円滑にのびやかにする働きがある。

疏とは「疏通」、泄とは「発散・昇発」の事である、気血を身体の隅々まで円滑にのびやかに巡らせることをいう。

疏泄機能が正常であれば、血が順調にめぐり、精神ものびやかである。また胆汁の分泌もよく、脾、胃の機能も助けることができる。

衰えると

肝気の鬱滞:主に症状は、情緒不安定、イライラ、怒りっぽい、げっぷ、口が苦い、下痢など。

肝火上炎:主に症状は、頭痛、目の充血、顔面紅潮、めまい、耳鳴りなど。