平和の礎（いしずえ）

私の75年度　　　　

今日は終戦記念日

正午の1分間黙とうで

およそ51万人にものぼる

戦禍で亡くなられた方々に

追悼の意を表しました

終戦から75年経って

ご高齢で実体験なさった方々が少なくなりました

私が同じ日本国に生を受けたのは

復興がなされ

全てに恵まれた時代

生まれる前の戦争の記憶

当然無く

平和で経済的にも豊かな日本国しか知らない

多くの人間の一人

ですから

日頃は

遥か遠くの

不幸な過去ぐらいの

歴史認識しかありません

だけど

高齢の親族から

聞いた

自分も連なる一族の

先祖が二人が戦死している事

いずれも学徒出陣で

ひとりは外大から語学が堪能だったから陸軍通訳として

ひとりは南方戦線、当時のビルマで

戦死

前途洋々

若くて健康で頭が良く努力家

周りへの思いやりもある

親族のホープだったと聞き及んでいる

時は移り

今の日本国は有難い事に

いろんな面で余裕のある国になってくれて

私のような愚純で意志薄弱

努力が足らない者でも生きていける

情けない気持ちもあるけれど

感謝の気持ちがより多い

当時の日本人であれば普通だったのかもしれないけれど

国の為と念じ

一番大切な命をお国に捧げられた

先達の散華

あってはならない事だったと

今から過去を振り返れば

思う事だけど

幾多の方々の犠牲が

平和の礎となられた

そう感じます

戦争を知らない世代だけど

風化させてはいけない

今在る平和が代え難い大切な物だと

強く思わなきゃと思います

自分が今の日本国に

ピンポイントで生を受けた事

どんなに幸運か

改めて（新めて）切に感じます

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