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「気をつける」の表記を教える(杉山裕之氏実践の一部修正追試)
TOSS新潟ML 本間尚子
『日本教育技術方法大系 第2巻 小学2年生の教え方大辞典』の杉山裕之氏実践「くっつきのことばを教える」の一部分を修正追試した。子どもがよく間違える「気をつける」の表記に絞って15分で授業を行った。 |
担任が子ども役。児童1名が先生役になる。
宿題を忘れ、先生に告げる場面の寸劇をする。
子ども役(担任): 先生、宿題を忘れました。 すみませんでした。 休み時間にやって、出します。 今度から きをつけます。(強調して) 先生役(児童): 今度からしっかりね。*アドリブで。 子ども役(担任):はい。 |
児童、ニヤニヤしながら見ている。
指示:「きをつける」って言ったね。 「きをつける」ってノートに書いてご覧。 |
発表させる。*担任しているクラスでは、以下の4パターンが出た。
・きよつける
・きょつける
・きをつける
・きおつける
指示:正解はあります。正解だと思うものに手を挙げなさい。 |
・きよつける(10)
・きょつける (5)
・きをつける (9)
・きおつける (3)
正解は、(じらして)「きをつける」です。 |
(やった!)(知らなかった・・・)
発問:なぜ「を」が正しいのですか。 |
子どもたちは、分からないなあと小首を傾げた。
挙手は無かった。
そこで、発問を変えた。(修正発問)
発問:「を」は、「~の を」と言うんだったね。1年生で勉強したね。 |
(くっつきのを)(そうだ!くっつきの「を」だ!)
【板書】 き を つける (気) ↓ ↓ ことば ことば |
【説明】「気」 「つける」の2つのことばをくっつけるので
「くっつきの を」が入るんだね。
子どもたちは、(なるほど)(そうだったのか!)という顔をしていた。
指示:「気をつける」と丁寧にノートに書いたら、先生に持っていらっしゃい。 |
*まるをもらった児童から、休み時間。
【授業後】
私の周りに数名が集まってきて「先生、初めて知ったよ。」と
口々に言っていた。
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