東葛総合法律事務所友の会

千葉県松戸市で"法律"をキーワードに集う市民の会

「ショージとタカオ」会場いっぱいのご来場を~2.12松戸上映会でお待ちしています

2011-02-07 21:13:21 | 日記
2月12日(土)の「ショージとタカオ」松戸上映会まであと4日となりました。

天気予報によれば、週末は雨や雪になるとか・・・。

大丈夫です、「ショージとタカオ」は雨天だろうが大雪だろうと決行です。

松戸市民劇場は松戸駅からゆっくり歩いて5分と、たいへんアクセスの良い会場です。

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写真は、松戸市民劇場で2004年7月におこなわれたカメラマン郡山総一郎さん講演会「イラクは今」の会場の風景です。
この年4月にイラクで拘束されて、まさに「時の人」であった郡山さんの講演ということもあり、会場は満員で、立ち見のお客様もいました。


この前年、2003年には、同じ松戸市民劇場で布川事件支援のための活動として「壁のうた」コンサートが開かれています。
そのときの様子が、布川事件のホームページに掲載されています。

布川事件の集会やコンサートには「えん罪事件の支援」という重いテーマがあるにもかかわらず、いつも舞台と客席に笑顔があります。この点、ほかの事件の集いとは大違いで、「ショージとタカオ」のお二人、桜井昌司さんと杉山卓男さんの誠実で明るいキャラクターのせいでしょうね、きっと。

当日上映後に予定されている、井手洋子監督と「ショージとタカオ」の3人の間で交わされるトークでは、14年間の撮影の苦労話で会場はたぶん爆笑の渦に包まれることと思います。

上映会まであと4日、そして3月16日の判決日も目前です。

大勢のご来場をお待ちしています。


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2011年2月12日(土)13時
「ショージとタカオ」上映会inまつど
松戸市民劇場にておまちしています。
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キネマ旬報「ショージとタカオ」が文化映画1位の理由~2.12松戸上映会で確かめてください

2011-02-06 18:15:56 | 日記
当ブログで既報のように、映画「ショージとタカオ」はキネマ旬報社が毎年発表する2010年文化映画部門で第1位となりました。

選考の経緯が載っているキネマ旬報1575号が発売されましたので、さっそく書店で購入(1,800円)してきました。

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■2010年 文化映画総括 より

・・・彼らの姿を井手洋子監督は一心に一途に追いかける。(略)「ショージとタカオ」は勿論、えん罪への疑問、現行の裁判制度へのあり方を訴えていると同時に、被疑者という偏見を貼られたこの2人の男性の温かい人間性を身近に伝えた記録として見応えのある作品になっていた。

と、まず総括で触れた後に、選考過程と選者全員のコメントが掲載されています。

23本の作品に14人の選者が点数をつけるのですが、このうち5人が「ショージとタカオ」に最高の10点をつけ、総合得点が106点。第2位(63点)以下の作品を大きく引き離してのトップ当選?です。


■ 文化映画ベストテン 選評 より

・えん罪によって29年も投獄され、仮釈放後、再審請求を十数年にわたり求め続ける二人の男と彼らを支える人々に寄り添って撮られた・・・

・仮釈放後14年間、二人の日常に視点を置き布川事件を検証。軽妙なタッチに長さを忘れて見入る不思議な力を持つ異色作

・つくづく映画は上映時間の長さではないなあと痛感させられた。(略)「ショージとタカオ」の158分は14年という製作期間に見合う適切な長さであり、もっと見たいとさえ思う。

・偶然の出会いが良い成果を生んだ好例。画音ともに編集が適切で、扇情的でなくても説得力がある、優れた作品だ。

・二人が再審公判を勝ちとっていく過程は感動的である。二人の生活に密着したカメラが二人の魅力的なキャラクターを捉えてゆく。こうした作品を楽しいと評するのもどうかと思うが、158分の上映が少しも長いと思わなかった。

・14年間の取材から浮き彫りにされる再審公判を待つショージとタカオの姿、いずれも時の重さを感じさせずにはおかず、心うたれた。


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いかがでしょうか。

「ショージとタカオ」158分の上映が終わったとき、どんなふうに感じていただけるか、今から楽しみにしています。

なお、当日、2月12日の入場時にアンケート用紙をお配りする予定ですが、ぜひお書きいただきたいです。お時間がなくて、という方はFAX、郵送、メールで後日にいただくのでも結構です。また、Webでも回答いただけるようにと準備を進めています。

大勢の人にこの作品を「楽しんで」いただき、同時に布川事件というえん罪事件のことを知っていたければ、と思います。

 すでにこちらでチケットをお求めになった方も、ぜひこの機会を逃さず、ご家族・ご友人と一緒にご覧ください。



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2011年2月12日(土)13時
「ショージとタカオ」上映会inまつど
松戸市民劇場にておまちしています。
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自白テープができるまで(布川事件・杉山卓男さん)2.12「ショージとタカオ」松戸上映会でお待ちしています

2011-02-04 23:50:25 | 日記
自白テープができるまで(布川事件・杉山卓男さん)


1.27に、松戸の東葛総合法律事務所でおこなわれた布川事件学習会で、杉山卓男さんが自白テープについて語っている部分です。

 桜井昌司さんの自白テープは改ざん。再審裁判でも大きく取り上げられました。
 いっぽう杉山卓男さんのテープは「清書」です。
 むろん証拠の改ざんは最近の検察絡みの事件でも話題になったように大問題ですが、実は警察官と検察官による取調べの全面可視化を法制化しようという動きに反対している人達が推し進めていこうとしている「一部可視化」のお手本のような録音がこの杉山さんの自白テープなのです。

捜査官はこう言います。

「こう聞かれたらこう答えろ」
「今まで調書にしてきたようなことを喋ればいい」
「わからないことは今のうち聞け」
「調書を読んで聞かせるからこのように喋るように」
「この前のテープは失敗したからもう一度やる」
「今日のはうまくいった」

つまりやっていないことをやったように自白させ、それをその通り喋らせる。
空想の作文を口で読み上げさせただけのものです。

しかも失敗すれば録音のやりなおし。うまくいくまで何度も繰り返させる。

元の原稿(自白調書)が真実でない以上、それをなぞって出来たテープに何の証拠価値があるというのでしょう。

しかし、残念なことに我が国の警察・検察はこういう可視化で良い、と言っているのです。

全面可視化、それも法律として明文化する。
えん罪の発生防止のためにぜったいに必要です。

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2011年2月12日(土)13時
「ショージとタカオ」上映会inまつど
松戸市民劇場にておまちしています。
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えん罪事件をたたかっている方・2.12「ショージとタカオ」松戸上映会にお越しください

2011-02-03 11:21:47 | 日記


現在、えん罪事件を闘っている方、又は支援者の方へ

 布川事件以外にもたくさんのえん罪事件があることを2.12の「ショージとタカオ」松戸上映会にお越しいただく皆様に知っていただけたら、と思います。

当日会場ロビーでの支援への訴えなどご希望があればどうぞ申し出てください。

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 ブログ管理者が最初に布川事件のことを知ったのは、東葛総合法律事務所友の会で毎年初夏におこなっている親睦旅行のときでした。もう十数年前のことです。旅行に「ショージ」こと桜井昌司さんが参加していました。おそらく仮釈放の翌年か翌々年くらいのことだったかと思います。

 移動中のバスの中では、桜井さんと、第一次再審請求をたたかった蒲田孝代弁護士のお話、そして桜井さんのCD「壁の歌」の楽曲が流れていました。桜井さんはとても明るくほがらかで、初めて会った人達も旅行中にすっかりその人柄に親近感を覚え、布川事件のこととともに桜井昌司さんという人のこともよく知ることが出来ました。

 その後も「ショージとタカオ」のお二人には毎年の行事に参加していただいているので、東葛総合法律事務所友の会では超有名人であり、お二人の無罪を疑う人はいません。

こうした地道な活動のひとつひとつの積み重ねで、ようやく布川事件は無罪判決を勝ち取る段階を迎えているのです。

 しかし、世間一般では、えん罪事件をたたかっている人に対して必ずしも皆が暖かく接してくれるわけではありません。今風の表現を使えばやや「引き気味」での接し方、簡単にいえば「この人、本当に真犯人ではないんだろうか」という疑念をぬぐいきれない心理状態でのおつきあい、ということになるのが普通です。
1.27に東葛総合法律事務所でおこなわれた布川事件学習会で、桜井昌司さんは「布川事件で逮捕される直前、昭和42年当時に松川事件などいくつもえん罪事件の報道があったけれど、世の中にえん罪なんてないと自分は思っていました。警察がウソを言うはずもないし、えん罪だと訴えている人はみな、自分の罪を認めたくないから言い逃れしているだけ、と確信していました」と話しておられます。

 またえん罪事件は事件そのものが知られていないものも多く、さらに現在も身柄が収監中でご本人不在のままご家族など少数で支援を訴えているケースも少なくありません。「ショージとタカオ」のお二人も布川事件が無罪判決目前までこぎ着けられた要因の一つに支援者の力があったと認めています。

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 残念ながら時間の関係で当日舞台上での訴えは難しくなってしまいましたが、
ロビーでの署名活動や資料販売・配布などじゅうぶん可能です。

えん罪事件で参加者にアピールをしたい方、ぜひご参加ください。

※ただし事前にご連絡、お申し出をいただいた方のみに限らせていただきます。

お問い合せは、東葛総合法律事務所 047-367-1313 または
当ブログ 右欄からメールにてお問い合せください。


なお、本稿は下記のサイトを参考にさせていただきました。私たち松戸上映会のことも掲載していただいています。えん罪事件に興味のある方はぜひご覧ください。

再審えん罪事件全国連絡会


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2011年2月12日(土)13時
「ショージとタカオ」上映会inまつど
松戸市民劇場にておまちしています。
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2011.2.12「ショージとタカオ」松戸上映会・お早めにご入場ください

2011-02-02 22:34:07 | 日記
「ショージとタカオ」松戸上映会まであと10日です。

ブログをご覧のみなさん、もうチケットの購入・ご予約はお済みですか?

チケットのご案内はこちらです。お早めにどうぞ。

さて、昨日の打ち合わせで、上映会当日のスケジュールが決まりましたのお知らせします。

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12:30 開場

    布川事件関係ニュース報道ビデオの上映

12:55 開会あいさつと布川事件の紹介

13:00 「ショージとタカオ」上映開始

15:38  上映終了

15:45 井手洋子監督、桜井昌司さん、杉山卓男さん
    トークショー
    (司会は東葛総合法律事務所福富美穂子弁護士

16:15 トークショー終了、閉会あいさつ

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なお、会場のロビーでは
・事件関係の資料、CDなど販売
・布川事件最新の署名よびかけ
・カンパよびかけ
・アンケート回収

をおこないますので、こちらへもご協力をお願いします。


●布川事件初心者は、ぜひお早めに来場を

布川事件ってなに?ショージとタカオって誰?という方は、ぜひお早め、できれば12時30分に来場し配付資料に目を通していただいたうえ、映画の前に上映予定の報道ニュース(約10分間)をご覧ください。これで映画本編とトークショーが数倍おもしろくなること請け合いです。

●休憩時間なし、ぶっ通しの上映です

映画「ショージとタカオ」は上記のように、上映時間2時間38分という長編の映画です。どうか体調をととのえてご覧ください。過去の先行上映会では、やむなく上映中にトイレへ行かれる姿をちらほら拝見していますが、それもご自由です。

●上映後のアンケートにご協力お願いします

アンケートは簡単なものですが、時間の関係で書ききれない方もおられると予想しています。そこで、当ブログでアンケートへの回答をしていただけるよう準備中です。

また、メールでの感想やツイッターでのつぶやきも大歓迎です。
当会のツイッターは井手洋子監督(@ideyou)もフォローしていただいていますので、映画の感想はダイレクトに制作者に伝わります。

以上、ご不明の点があればどうぞお気軽に、

・ツイッター @tosoho_tomo
・メール ブログ右欄 メッセージ 「メッセージを送る」から
・FAX 東葛総合法律事務所 047-367-1319
・電話 東葛総合法律事務所 047-367-1313

までおたずねください。

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2011年2月12日(土)13時
「ショージとタカオ」上映会inまつど
松戸市民劇場にておまちしています。
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