東葛総合法律事務所友の会

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キネマ旬報「ショージとタカオ」が文化映画1位の理由~2.12松戸上映会で確かめてください

2011-02-06 18:15:56 | 日記
当ブログで既報のように、映画「ショージとタカオ」はキネマ旬報社が毎年発表する2010年文化映画部門で第1位となりました。

選考の経緯が載っているキネマ旬報1575号が発売されましたので、さっそく書店で購入(1,800円)してきました。

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■2010年 文化映画総括 より

・・・彼らの姿を井手洋子監督は一心に一途に追いかける。(略)「ショージとタカオ」は勿論、えん罪への疑問、現行の裁判制度へのあり方を訴えていると同時に、被疑者という偏見を貼られたこの2人の男性の温かい人間性を身近に伝えた記録として見応えのある作品になっていた。

と、まず総括で触れた後に、選考過程と選者全員のコメントが掲載されています。

23本の作品に14人の選者が点数をつけるのですが、このうち5人が「ショージとタカオ」に最高の10点をつけ、総合得点が106点。第2位(63点)以下の作品を大きく引き離してのトップ当選?です。


■ 文化映画ベストテン 選評 より

・えん罪によって29年も投獄され、仮釈放後、再審請求を十数年にわたり求め続ける二人の男と彼らを支える人々に寄り添って撮られた・・・

・仮釈放後14年間、二人の日常に視点を置き布川事件を検証。軽妙なタッチに長さを忘れて見入る不思議な力を持つ異色作

・つくづく映画は上映時間の長さではないなあと痛感させられた。(略)「ショージとタカオ」の158分は14年という製作期間に見合う適切な長さであり、もっと見たいとさえ思う。

・偶然の出会いが良い成果を生んだ好例。画音ともに編集が適切で、扇情的でなくても説得力がある、優れた作品だ。

・二人が再審公判を勝ちとっていく過程は感動的である。二人の生活に密着したカメラが二人の魅力的なキャラクターを捉えてゆく。こうした作品を楽しいと評するのもどうかと思うが、158分の上映が少しも長いと思わなかった。

・14年間の取材から浮き彫りにされる再審公判を待つショージとタカオの姿、いずれも時の重さを感じさせずにはおかず、心うたれた。


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いかがでしょうか。

「ショージとタカオ」158分の上映が終わったとき、どんなふうに感じていただけるか、今から楽しみにしています。

なお、当日、2月12日の入場時にアンケート用紙をお配りする予定ですが、ぜひお書きいただきたいです。お時間がなくて、という方はFAX、郵送、メールで後日にいただくのでも結構です。また、Webでも回答いただけるようにと準備を進めています。

大勢の人にこの作品を「楽しんで」いただき、同時に布川事件というえん罪事件のことを知っていたければ、と思います。

 すでにこちらでチケットをお求めになった方も、ぜひこの機会を逃さず、ご家族・ご友人と一緒にご覧ください。



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2011年2月12日(土)13時
「ショージとタカオ」上映会inまつど
松戸市民劇場にておまちしています。
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東葛総合法律事務所友の会





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2 コメント

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楽しみです!! (かけら)
2011-02-08 09:41:02
すでに映画を見た方からも、同様の感想を耳にしているので、早くこの目で確かめたいです!

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ただいま購入しました。 (ウインド)
2011-02-09 17:53:40
キネ旬早速読んで見ます。
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