夏の終わりに
はいだしょうこ「夏の思い出」- ピアニストの父・正機と親子共演!(フル) 〈公式〉
歌のお姉さんは幼い頃から歌が大好きで、いつも自宅ではお父さんの弾くグランドピアノの横で歌い続けていたそうです。
そんな環境で好きな歌を思いっきり、我々のために歌ってくれています。
動画のコメント欄には
さて、今、自分は大阪にいます。2週間もの長い有給休暇をとっているのです。
島に入って1年半、あまり外に出ないでずっと島にいるので診療所の職員や島民がたまにはゆっくり休んでくださいと言うのです。
仕方なく・・・・でしたが、すっかり仕事の事は忘れてしまって楽しんでいます。
日ごとに「もみじの紅葉」の進み具合を楽しんでいる
大阪に戻ったら次男の様子を見なければならないので、次男の住んでいるURの部屋に戻らなければと思いました。しかし、自分の一人暮らしも長くなって子供と短い間でも一緒に住もうと思いません。
そこで思い切って近くのホテルに長期で連泊しています。長くなった離島生活なのであまりお金を使わないので貯金はたまっているし、何より若い頃から親しんできたホテルが3年後の閉館が決まったそうで、一度は泊まってみたいと思っていたからです。
万博時に開設された築50年のホテルなので部屋はちょっと古びていますが、よく手入れされていて、スタッフも優秀だと思います。
興味のある方は「千里阪急ホテル」で検索してみてください。
特に年月をかけて手入れしてきた庭が素晴らしい。以前は、森の中のブライダルで宣伝していましたが、この連休も結婚式が行われています。
毎朝、部屋を出ると廊下の窓から見える美しい中庭に見える、上品で繊細な枝ぶりの「もみじ」の木があります。
その、もみじの木の紅葉が日に日に色づいています。緑が薄くなって茶色に変わっていっています。
今は先端の方にちらっと真っ赤な葉が見える程度ですが、来週になるとグッと紅葉が進むのでしょう。いい時季に休みをとれて良かった。
40年前、イタリアで過ごした夏の終わりから初秋
アメリカに住んでいるとき、自分よりはるかに積極的な嫁さんが、研究室のボスに頼みこんで、イタリアで行われた1週間の泊まり込みセミナーに参加したことがあります。
旅費はボスが獲得しているアメリカ合衆国の研究資金で賄われてほとんど出費しませんでした。その頃、論文が2つか3つ出版されたのでボスも渋々金を出してくれたのです。
とても贅沢なスケジュールでした。
まずセミナーが始まる数日前にローマに着き電車でナポリやポンペイなど南イタリアを旅行しました。その後、地中海沿岸のジェノバ近辺の海に面したリゾートホテルでのセミナーに1週間参加しました。3食と休み時間はリゾートホテルで優雅に楽しみました。
その後ローマに戻って2,3日のローマ観光をしたのですが、今回同様、9月の終わりから10月初めにかけてのスケジュールだったので、最初ローマに着いたときは、まだ暑くて夏だったのに、10日後の10月の初め、ローマに戻るとすでに秋を感じる季節になっていました。
よく分からないけど冬の三寒四温の逆バージョンなのでしょうか。あれから40年ちかくなりますが、あの時の事はよく覚えています。
セミナーの事や旅行のスケジュールなど、若い頃は、嫁さんにいろいろ依存していた度合いが高かったのです。
死んでしまってから4年たって、時々、フッと嫁さんの事を思い出します。
「らいおんハート」- SMAP(フル)〈公式〉
そんな自分が慰められる動画がこれです。
歌のお姉さんが「男装の麗人」にふんして切ない男の恋心を歌い上げています。
ちょっと不気味な感じも受けたのですが、何度か聞いているうちに切なくて泣けてくる歌詞、揺れる男心を表現している歌うときの視線の動きやちょっとした仕草、手で感情を表現するところなど、男装のヒロイン?にどんどん心を奪われます。
特にサビの部分で、どんどんハイトーンになっていく部分は心をしめつけられそうです。さすがに元宝塚エトワールです。
いつも、この動画を見ると死んだ嫁さんの事を思い出し目に涙が溢れてきます。きっと涙で心が浄化されてしまうのでしょう。
若い頃、SMAPが歌っている所をテレビで見た事がある、若き嫁さんは「男の子が何人もゾロゾロ出てきてウロウロしながら合唱しているのがSMAPでしょ」と言っていました。嫁さんは曲自体には興味が無かったようだったです。
自分の場合、SMAPの歌はヒット曲の一つとしか思っていませんでした。
しかし、この動画を見て歌詞のもつ深さや男心の繊細さを認識し、それで心をわしづかみにされたように思います。
きっと男性は女性よりロマンチックすぎるのでしょう。
でないと、自分が今でも「君を守るために生まれてきた」というセリフで嫁さんの事を思い出してウルウルするなんて、と思っています。
奥さんに早死にされた男性の場合、半年から3年くらい後にはある割合で死んでしまうとかいう話があります。
実際、島民でも伴侶を失った男性の一人暮らしは一人しかおらず、逆に旦那に先に逝かれた奥さんばかりです。女性の方が現実的なのかもしれないですね。
嫁さんの死んでから4年たちましたが、もっと長く生きていたいです。