道東を発見する旅 第3の人生

寒くない 古い朝ドラ いもたこなんきん 口喧嘩 新喜劇 ロマンチックな君が代

寒くない

島では、6月の初めになっても、時々低温注意報が出ていた。そんな日の最低気温は4度で日中も10度を越えることはなかった。

2週間くらい前から、ようやく最低気温が10度を越えるようになる。何ヵ月もつけっぱなしだった石油ストーブの電源をオフにしたのが先週の初めだった。

今日の最低気温は15度、最高気温が18から20度だ。温かくなったけど、朝夕はまだまだ肌寒い。

今は天気も安定して波も穏やかだ。北海道では梅雨はない。もう、しばらくは一年で一番いい季節を過ごせる。

去年の夏は暑かった。8月の中旬の週末、旅館に泊まっていた宿泊客が熱中症の疑いで受診した。30代の夫婦の旦那が暑さに参っていた。大したことは無かったのだが、奥さんが「真夏でも冬のように寒い島と聞いてきたのに、なんでこんなに暑いんですか」と言っていたのを思い出した。

その時は、「今年は特別に暑いんです。島民も参っています」と答えたが、今の状況は「本州は真夏で苦しんでいるのに冬が終わってない」と言えるかもしれない。

しかし、当分は熱中症とは縁がなさそうだ。

古い朝ドラ

1年過ぎて今年度は4月から朝ドラを見ている。

朝ドラは、8時に始まるので終わったら、バタバタと出勤しなければならない。出勤と言っても歩いて1分の家の隣の診療所に移動するだけだが、やはり落ち着かない。

それで、BSで同じ番組を7時半からやっているので、それを見るようになった。

すると、最新の朝ドラの前に昔やっていた朝ドラの再放送をしているのを知った。BS放送では昔の朝ドラ、今の朝ドラと連続して放映しているのだ。

何度か昔の朝ドラの最期の部分を見ているうちに、そっちの方が断然面白いのに気がついたので、古い朝ドラを毎朝見ている。新しいのは見ていない。

芋たこなんきん

古くから女性の好むものは「こんにゃく、芋、タコ、なんきん(南瓜)それとお芝居」なんだそうだ。それがタイトルで、2006年下半期に放映された。ウィキペディアをリンクしています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%8B%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%8D%E3%82%93

作家田辺聖子氏の自伝的なストーリーで、主演は藤山直美さんであり、スタジオ撮影がほとんどで1週間のうちにいろんなエピソードがちらばめられていく。

どこが面白いのか

スタジオ撮影なので、いつも同じセットの光景だ。

家の座敷の大きな座り机の回りを8人くらいが座ってご飯を食べたり雑談しているのが毎度の光景だ。

ヒロイン(作家)の仕事部屋、家の別棟である医院の診察室、家の前の小さな通り、近所の酒屋、小料理屋などのセットで撮影されている。

なので、どの場面でも、俳優の顔が画面に大きく映る。それで、役者の目や顔の表情の動きやちょっとした仕草など役者の演技力が出来栄えに影響される。

藤山直美の演技力が凄い

毎回、ヒロイン藤山直美の顔がドアップになる。演技力に圧倒されてグイグイとひきこまれる。

また、脚本が面白い。原作にあるのか、面白いエピソードがいっぱい出てくるのだが、「うそを言ってはいけない」と子供に諭すエピソードとか近所の人間関係のいざこざが無事、落ち着いていくプロセスなど見ていて面白い。

カモカのおっちゃん

それで思い出したけど、自分がまだ大学院生の頃だったか、マスコミで時々「カモカのおっちゃん」という言葉が出てきていた。

自分は、いったい、何のことだろうと長い間、不思議に思っていたのだ。

今回、田辺聖子氏が旦那さんの事をそう呼んでいた事を知った。

カモカの由来は、大阪弁で「噛もうか」である。大阪の一部では、子供が悪さしたら「カモウカ」といって子どもを食べてしまう妖怪の話があったそうで、旦那さんは妖怪にされてしまったようだった。

口喧嘩

面白いのがすぐに口喧嘩が始まることだ。

ドラマを見始めた頃、ヒロインの大家族に新しくお手伝いさんとして、いかにもそれらしいおばちゃんがやってくる。「飯場で飯炊きをやっていた」という設定だった。

そのおばちゃんが、お金持ちの医者の家でピント外れの行動をするのだ。

そして子供のいたずらが原因で藤山直美と大喧嘩するシーンが出てきた。

それは、それは、凄い、怒鳴り合いで、あまりにリアル過ぎたので茫然と見ていたのを思い出す。

結局、おばちゃんは、家のお手伝いさんをやめて、元の飯場に戻ることになりお役ごめんという流れになるのだ。

そのシーンが忘れられなくなり、おばちゃんがどんな人なのかネットで調べた。

すごい配役であったと知る。

芸名は西岡慶子、上方の演劇の大御所、曾我廼家五郎八の娘だそうだ。本物の舞台俳優で花紀京と結婚していたこともあるそうだ。

藤山直美とは、私生活で仲がいいそうで芸達者な2人がハマり芸をやっているので面白くないわけがない。

脇役が凄い

そのおばちゃん役の人以外にも松竹新喜劇がらみの人が次々と出てくる。

古い話になるのだが、藤山直美の父、藤山寛美は「人情演劇」というのか、いつもホロリとさせられる舞台俳優だった。

自分が医者になって2年目、40年くらい昔の話だが、大阪南部の1000ベッドある大きな病院に勤務していた。そこでは、職員の慰安会で毎年、松竹新喜劇の観劇に行っていたのだ。

まだ覚えているのだが、自分は担当する病棟の10数人の看護師さんと共に電車に乗って難波の劇場に行ったのだ。中に入り自分の席(横には看護師長さんが座っていたが)、席に座るとお弁当が置いてあり、ビールを飲んで弁当を食べ終わった頃に舞台が始まる。

そして藤山寛美の舞台が始まった。若かったし、正直なところ、あまり期待していなかったのだが、始まるとドンドン引きずり込まれて劇の最後では涙顔のウルウル状態になってしまった。恥ずかしいなと思いながら周りを見渡すと皆、涙目になっていたのだった。

お芝居

そんな訳で、タイトルの芋、たこ、なんきんは、居酒屋でおでんを食べるシーンが良く出てきて、そこで注文する場面が良く出てくるのですが、つづくお芝居は、舞台の人情劇をそのままテレビに移し替えたので女性の大好きなものの一つを実現した朝ドラだったのです。

なぜ、お芝居なのか・・朝ドラを見ながら考えたのですが、いわゆるガールトークの延長で、延々とつづく井戸端会議の噂話の延長に感情移入してしまうのでしょうか。

ただ、朝ドラの人気のバロメーターである視聴率は、当時、藤山直美さんがNHKの朝ドラの最高齢のヒロインだったので高くなかったそうです。

ロマンチックな君が代

オリンピックで流れる君が代は、古い軍歌調で外国の国家にくらべて雰囲気が違いすぎるのではないかといつも思うのですが、とてもロマンチックで素敵な君が代を紹介します。

ピアニストは在日イギリス人(香港系の人だそうで、神戸で生まれ育ったピアニストです)

VERY CLOSE TO ウォン・ウィンツァン ピアノソロ・コンサート 2022/5/22 雅音ホール Part2(Music Only)✳︎瞑想のピアノを “とっても近くで” お楽しみください✳︎

https://www.youtube.com/watch?v=H8nKwR6xvRg

瞑想のピアニストはNHKの番組のテーマソングも作曲されています。

旅のはじまり にっぽん紀行

旅のはじめに 〜NHK「にっぽん紀行」テーマ曲〜 Wong WingTsan + Aska Strings [official]

https://www.youtube.com/watch?v=77ckOQDuRhQ

こころの時代

こころの時代 〜NHK・Eテレ「こころの時代」テーマ曲〜 Wong WingTsan + Aska Strings [official]

https://www.youtube.com/watch?v=rEfb-i1scKE

夜明けのまなざし

夜明けのまなざし 〜NHK「目撃!にっぽん」テーマ曲〜 Wong WingTsan + Aska Strings [official]

https://www.youtube.com/watch?v=iU26cJbDSMg

自分の好きな順に並べました。落ち込んだ時に聴くと、なぜか涙が流れてくるような曲ばかりです。

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