道東を発見する旅 第3の人生

朝に種をまく、かそけきサンカヨウ、天才中学生

未だに暑くならない

前回の記事から1ヶ月たった。この間に、2回くらい最高気温が28度まで上がった。しかし、次の日には22から24度前後に下がってしまうので、夏であるとの感覚はなく、正確に言うと寒くないままだ。

この先の週間予報は最低16から18度、最高が22から24度くらいで引き続き過ごしやすい日が続く。

来週後半は、札幌や旭川では30度を越えるそうだ。8月に入ると、ここでも30度近くまであがるかもしれない。だけど、お盆を過ぎて8月の後半になると確実に気温が下がる。

真夏の35度の大阪を離れて北海道に来て良かったと思う毎日だ。

これから自分はどう生きるべきか

唐突だけど、70歳になって急に体力が落ちていくのを感じる毎日だ。

先日、見ていた海外ドラマでは、冒頭で登場人物が、「今までの自分は死よりも2,3歩前を歩いていた。だが、今は死に追いつかれてしまった・・」というコメントで始まっていた。

その役者は肺がん末期の患者で、すぐ死んでしまう設定だった。

今の自分も、たまに、「あれ、棺桶に片足を突っ込んだかな」と感じる事がある。

脳出血の時もそうだった。あれから2年過ぎて幸いなことに何も起こっていないけど。

そんな自分でも島民の役に立てるかもしれないと島に来たのだった。

ここでは回りに頼りにされて生きがいを感じている。

しかし、そのうち島を離れる事になった後、また仕事を辞めた時、老後をどう生きていくか、生きる事へのモチベーションをどう保つべきなのだろう?

前置きは長かったですが、前回の「心の旅」の美しいメロディにかぶせて「コヘレトの言葉」のキモの部分を解説してる動画が素晴らしいのでぜひ、視聴してください。

朝から晩まで徹底して種をまけ

以前、「コヘレトの言葉」を紹介したことがあります。NHKの番組を4分半でまとめた動画がアップされていますので、ぜひ、宗教をこえた真理の言葉をかみしめてください。

ただし、NHKにより動画の埋め込みが禁止されていますので、下の画面からyoutubeで見るをクリックしてください。

心の時代 コヘレトの言葉 NHK

以下、動画から一部引用します。

たとえ明日世の終わりが来ようとも 今日 リンゴの木を植える」 マルチン・ルター

明日 死ぬかのように生きよ 永遠に生きるように学べ」 マハトマ・ガンジー

この世が終わるとき、手に苗木を持つ者あらば それを大地に植えよ」 ムハンマド

引用終わり

このようにどの宗教でも、「人は死ぬまで徹底して種をまけ」と言っている。

きっと、これは万人にとっての真理かも、と思う。

では、自分にとってリンゴの木、あるいは種は何なのだろう。種の本質は何なのか?

それは人によって違うので一概に何であるかとは言えません。

自分は、種は、「希望」につながる思いではないかと考えます。

うろ覚えで申し訳ないですが、アウシュビッツ収容所からの生存者がいつ死ぬか分からない日々のなかで「自分は明日への希望をもつ事で生き延びることができた」と言っていたようです。

そもそも、何年も収容生活をしていて、希望なんてどこにあったのだろう、と誰でも思います。しかし、その希望につながる何かがあったからこそ、生き延びる事が出来たと言うのです。

自分に希望をもたらす種は何か、それはもがき苦しみ生きていく過程で自分で見出すものではないかと思います。

ガンジーが言うように、「学ぶ事」かもしれません。それなら学ぶ事で「新しい発見」につながるものかもしれないです。そう信じて自分は生きていこうと思っています。

かそけきサンカヨウ

ある日、WowWowの放映される映画のリストを見て思った。これはいったい何なのか、日本語だろうか?と

これは、日本映画のタイトルで原作は、窪美澄氏の『水やりはいつも深夜だけど』所収の6編の短編小説の中の1編だそうだ。

先日、直木賞の発表があったが、この作家が受賞している。

まずサンカヨウから・・

神秘の花サンカヨウ

雨に濡れると透明になる花で、日本や中国で自生している花だそうだ。あと、アメリカのアパラチア山脈でも咲いているらしい。ロマンチックな花ですね。透明になった後は散ってしまうそうで儚い運命のようです。

かそけき(幽けき)

今にも消えてしまいそうなほど薄い、淡い、あるは仄かな様子を表す語で、古語「幽けし」の連体形で現代でも雅な表現として用いられることがある。

この作家さんは凄い博識の人なのだろうと思った。映画を見たが、タイトル通り、繊細でゆったりした画像が流れていて、セリフも最小限しかない。

自分は日本映画をあまり見なくてハリウッド映画ばっかりなので、登場人物の描き方自体がエネルギーを感じられず、さらさらとお茶漬けを食べた・・というくらいの印象で終わった。人に勧められる面白さはないかな、、というところだった。

一方、映画のエンディングで若者がギターの弾き語りで歌っていたテーマソングが妙に心に刺さったのだった。ボサノバ?フォークロック、軽くて爽やかな楽曲です。

崎山蒼志 「幽けき」Soushi Sakiyama - "Kasokeki"

いい感じの曲ですね。頼りなさそうな若者ですが、映画の内容を十分に把握したうえで作った曲だそうです。既に130万回 視聴されています。有名人なのです。

この曲の歌詞を一部引用します

言葉じゃ言えない 悲しみよ 手の甲にこびりつく

今日が 薄れてく 日暮れ時 躊躇いに隠れてた 愛しさよ ラララ

今 心の縁に立って 忘れない花が咲いたよ

"いつか" なんてわからないけど ここにある ここはあるよ

引用追わり

この人は天才中学生と言われていたそうで、その時点で既に300曲くらい作っていたそうですよ。その頃の動画もアップされています。これが妙に面白いのでアップしておきます。

【ゲス極川谷・くるり岸田が絶賛!】中学3年生で「オリジナル300曲」の怪物”崎山蒼志”が登場!さらに“中1で作った楽曲”にスタジオ騒然…!|〜第3回高校生フォークソングGP〜|日村がゆく!#51

そのうち、テレビで飄々と歌っている姿を見たいものですね。

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