道東を発見する旅 第3の人生

シマウマ、遺伝と年齢

前回の記事は、リーダーの皆さんには重すぎる内容だったかもしれない。

ただ、中高年で閃輝暗点に悩んでいる人は結構多いようだ。

だから、閃輝暗点で悩んでネットで答えを求めている人達にとって、自分の前回のブログの記事はきっと参考になる。

また、自分の体験で、MRI画像で梗塞巣が見えなくなったという事実を語っている人はほとんどいない。

これも、またいろんな人の参考になると思う。

ブログを読んでいる自分の知り合いは、きっと心配してくれていることだろう。

あれから1ヶ月経過したが、それ以来閃輝暗点は出ておらず快適に過ごしている。

今週の火曜日に外来を受診してMRI検査を受けることになっている。その結果次第で、「軽い運動なら始めていいでしょう」と言ってくれることを期待している。

もうゴールドジムは退会したので激しい筋トレは、これからすることはないだろう。だけど、ボルダリングは続けようと思っている。

さて、今日は実は凶暴なシマウマの話を紹介します。

シマウマの話

先日、マスコミで報道されていたが、どこかで飼育していたシマウマが、そこを脱走した。あちこちをうろつき回った挙句、獣医さんに麻酔銃(吹き矢だったかも)を撃たれ、フラフラしながら池に入って溺死したという事件があった。

テレビのワイドショーでは、シマウマが麻酔銃で撃たれて溺死したなんて、なんと可愛そうだという論調が中心だった。だが、実はシマウマは実はとても凶暴な動物なのだ。

自分も誤解していたのだが、シマウマは、その可愛い縞模様で人間とフレンドリーな動物のように考えてしまうが、とんでもない事だそうで、時にライオンを殺してしまうくらい凶暴な動物らしい。

以下のサイトから引用する。
http://hitokuchibanushibeko.blog.fc2.com/blog-entry-98.html

シマウマが徐々に凶暴化するのは遺伝

遺伝というのは年を経るごとに強く出るそうです。

例えば学校での成績は、幼少期ほど訓練によってそれを隠せるため、頭の良くない遺伝を持っていても勉強さえすれば成績はトップクラスになることが出来ますが、年齢を重ねるごとに遺伝による才能が表面化し、大学や社会に出てからの研究など、成人となってからの成果には遺伝の影響は大きいとされています。

シマウマを調教し競馬に出す『レーシングストライプス』という映画がありました。

レースシーンはCGなしで実際に人間がシマウマに乗って駆けており、中々の迫力であったと記憶しています。

当時、私はシマウマを調教し騎乗したことに驚きました。なぜならシマウマは凶暴の為、調教で手の内に入れるのは無理だと言われてきた動物だからです。

あるいは非常に大人しい個体を幼少期より育てれば平気なのかと思っていましたが、どうもそういうことでは無いそうです。

上で述べたように動物は年齢が経つにつれて遺伝が強く表面化し、元々持って生まれた本能・特徴が出てきます。

チンパンジーのパン君は幼少期から人間に育てられ、テレビでも大人気となりました。

非常に賢く、人なつっこい性格でしたが、大人びてきた頃に飼育員を襲い、以後テレビで直接人間と触れ合うことはなくなりました。

シマウマも同様で大人になるにつれて一般に言われるように荒い気性が徐々に現れてきて、人間の手に負えないようになるとのことです。
(もちろん、大人しい個体はサーカス程度の調教は可能なのでしょうが。)

だからレーシングストライプスのシマウマは子供だったのです。

以前に、「本来、人になつかないキツネでもなつく個体を掛け合わせていくと犬のようになつくが、凶暴な個体の子供を人になつく親キツネに育てさせても、子供は凶暴化した大人になる。」
という記事を作成しましたが、やはり動物は環境よりも遺伝の影響の方が大きいようです。

引用終わり

感想

この記事の面白いところは、年を重ねるごとに、遺伝の影響が強くあらわれてくるというくだりであり、シマウマのアナロジーで人間の遺伝的要因についても喝破していることだ。

学校の成績や入試の難易度の評価指数である「偏差値」は、実は犬や馬のように調教の結果であるかもしれないというのは納得できる。

調教されているだけだと、時間とともに調教の効果が薄れてくる。

だから、その人の真価は、社会人になってから、あるいは人生も後半を過ぎてから現れてくるということになる。

例えば、かってのスター選手であった某○○が覚せい剤で逮捕されたが、あの人も結局、野球選手としてのピークを過ぎてから本来の素因が見えてきただけだと言えるのかもしれない。

一概に遺伝の影響であるとは言い切れないとも思うのだが、社会に適応できない姿を見たりすれば極めて特殊な場合は、個体差というよりも遺伝と考えたほうが合理的であるように思う。

一般に他人を判断する場合、好き嫌いで判断してしまうこともあるのだが、その人の本質(シマウマなのか馬なのか)を見分けることができるかどうかをいつも考えておいたほうが良さそうだ。

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