道東を発見する旅 第3の人生

変化に適応する種、幸福な人は自分への評価を変えない

気温の変化

急に気温が低くなった。1週間くらい前から、鼻水、喉のイガイガと痰で最悪な状況が続いている。

理由は、職場の自分のデスクが寒いことが一番だ。外気温がまだ十分下がっていないので全館暖房にすると、部分的に暑くなりすぎるので、病棟外来を中心に温度調節して、我々の居場所を含む管理部門の温度調節は後回しになってしまうのだ。

自分なりに工夫して暖かくしようとしているのだが寒いままである。

自分だけではなく40代、50代の人達も結構ゴホゴホ言っている。だけど、問題の本質は気温の変化についていけない自分にあるのだ。その証拠に本当に若い20代の連中はまるで平気のようだ。

いずれにせよ、自分で考えていた以上に身体が冷えているのだろう。

もっともっと暖かくしなければならないのだが、汗をかくと身体が冷えるし、体温調節が難しい時期である。

変化に順応する

ここで進化論で有名なダーウィンの有り難いお言葉を紹介しておこう。

「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応した種である」

チャールズ ダーウィン

It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change

人生は、どんなに大きな変化が起きてもそれに対応し適応していくことが死ぬまで続くのだ。

やれば出来る

以前から、自己評価が大事であると書いてきた。

誰でも自分はこのくらいできるはずだとか、これは無理だとか自分に対しての自己評価をしている。

私の場合、幼い時、いつも親から優秀な兄と比較されて、「勉強をすれば出来る子なのに・・・」と言われ続けた。

自分はそれがトラウマになっているのかもしれないが、学歴の事から、トレーニングまで、全てがコンプレックスであり自己評価が低い。

たとえば、ベンチプレスの事だ。いつも、ベンチプレスをするとき、周りを見ている。

そばでやっている人を見て、あの人に比べて自分の方がパワーがある筈だと思いながらやっている。

しかし、ものすごいパワーの人がいると萎縮してしまい自己評価を下げてしまう。

言い換えると、周りを見て、すぐに自己評価を下げてしまうところに問題があるのだ。

結局、自己評価を下げてしまうのも、環境(目で見える周りの状況)に左右されてしまう自分の心の弱さに問題がああるのだろう。

ここで、最近見つけた面白い記事を紹介します。

自分への評価を変えない

以下、毎日新聞の書評欄(10月25日)より「幸福の構造、亀井哲志著」、大竹文雄評より引用します。

以下引用

人は他人と自分を比較して幸福感を得られるということはよく知られている。

実験結果(心理学などの)によれば、幸福な人は自分を他の人と比べないから幸福なのではない。

幸福な人も不幸な人も、自分の方が他の人よりも成績がいいと知らされると自分への評価を高める。

しかし、他の人の成績が自分よりもいいと知らされた時、もともと幸福感の低い人は、自分への評価を大きく下げるのに対し、幸福感が高い人は自分への評価を変えないのだ。

引用終わり

感想

なぜ自己評価を下げてはいけないのかが、ここで明確にされている。本人の幸福官に対する姿勢がそこに現れているからだ。

たとえどんなことがあっても、決してネガティブに考えず、常に前向きにとらえることが幸福度につながるというのである。

うろ覚えだが、以前、アメリカに留学している日本人女性を含むアジア系の女性は、自己評価が低いのでアメリカ人男性に支配されやすいという記事を読んだことを紹介した。

初めてアメリカに行くと、言葉がまったく分からないし文化も生活習慣もがまったく異なるので、たった一人で外国に行った時、特に日本人の場合は自己評価を下げてしまうのは容易に想像できる。

そして自己評価を下げてしまい、親切そうな人に依存するようになり相手に支配されてしまい、自分の夢や希望を忘れてしまう。

一般に、日本人はどんな時でも、「これでいいのか、これじゃダメだ」と考えやすい傾向なので、周りの圧力に弱かったりする。

だけど、自分の信念がしっかりしていればどんな変化に対応できる筈で、それが幸福感につながるのだ。

こんな我々が見習うべきは大阪のおばちゃんだ。

海外旅行をしていると、町中や空港で、なぜかおばちゃんが喋る大阪弁ばかり聞こえてくる。

たくましい大阪のおばちゃん連中は、外国に行って文化や言葉の壁があっても、自分のペースで楽しんでいるようで、普段通りのペースで楽しめているように思う。これがあるべき姿なのだろう。

どんな状況になっても変化に対応して自己評価を下げない。自分の場合、高齢者であることを認めてオーバーに防寒対策をする事を忘れてはいけない。

幸福感については、もっとさまざまなバリエーションがあるようで、また機会があれば紹介します。

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