腰痛
8月の半ば頃だった。義父の葬式が終わった翌日、息子と映画を見に行ったのだが、映画が終わって立ち上がろうとした瞬間、腰が痛くなった。ぎっくり腰ではない。多分軽い腰痛である。
何年ぶりだろう。殆ど腰痛を感じないまま10年以上過ごしてきたのだ。自分の場合、腰痛は運動不足を示している。
8月の半ば頃は、北京旅行や義父の死亡、葬式などが重なって2週間くらい何も身体を動かない状態が続いた。自分の場合、普段ハードな運動をしているので、身体を動かさないと途端に調子が悪くなるのだろう。ちょっとでいいから身体を動かしておけば良かったと思ったが、後の祭りだ。
症状改善の為の運動療法
遠い昔、30歳過ぎに、一度ぎっくり腰をやったことがある。あの時は回りから再起不能とか言われて落ち込んでいた。2週間、家でじっと横になって安静を守っていた。2週間後にはきっと良くなっているに違いないと信じて安静にしていたのに、全然痛みが改善されない。それから、どうすれば色々痛みがとれるか色んな本を読み治療法をさがしたのである。
その時、行った腰痛改善のための、自分の対応策がある。それを今回も実践した。3つあって、1つ目は腰にゴムバンドを回して腰をグルグル回すこと、2つ目は水泳に行く事である。最後に筋トレだ。実は筋トレは、その頃から興味をもっていたが、どうやったらいいのか分からなかった。今みたいに本格的に始めたのは10年、あるいは15年くらい前だろうか。
早速、ゴムバンド法、水泳を実践したら、予想通り1週間程度で症状が良くなった。
下半身の筋トレ
腰痛対応の仕上げは、筋トレである。上半身の筋トレをしていたら、自然と腰も鍛える事が出来るが、大事なのは下半身を強化することだ。残念ながら、長い間、下半身のトレーニングをしていなかった。
一昨日、ジムに行ったとき、何となくスクワット台が目に入った。腰痛も良くなったのでそろそろ下半身を鍛えないといけないな、と嫌々ながらも覚悟を決めてスクワット台に向かった。
皆が嫌いなスクワット
いつも行ってるジムは、ベンチプレス台が4台もあるのに、スクワット台は1台しかない。
筋トレマニアは上半身ばっかり鍛える傾向がある。上半身は効果がすぐ出て見栄えも良いからだ。一方、足はあまり真剣にトレーニングしない。特にスクワットは重くて辛い。多くの人はスクワットをせず、その代わりにマシンで足を鍛えるだけのようだ。
はっきり言ってスクワットは、嫌われている種目だ。
60キロが重い
自分もスクワットは嫌いで10年以上やっていなかったのだが、腰痛防止のため、やることにした。
以前は120から140キロを担いで座ったり立ったりしていたと思う。まあ、60キロだったら楽勝だろうと、いつものようにウォームアップをしないまま、60キロをかついだ。
重い!60キロって、こんなに重かったかなあ、と自分の心の中でビックリマークが出た。60キロなんてスイスイこなしていたのが大昔のようだ。
重いから中止していいのだが、回りで黙々と筋トレに励んでいるトレーニングマニアの視線が気になる。たった60キロでギブアップする「へたれ」と思われるのは嫌だし、中断するのはカッコ悪い。
必死の思いで8回をこなす。どうしようか、と逡巡しながらも、「80キロまではいけるだろう」と楽観的に考えて80キロに挑んだ。
脳貧血
80はさらに重い。バーベルが肩にくいこんでくる。我慢しながら2回、3回と立ったりしゃがんだりを繰り返す。6回目だと立ち上がろうとした瞬間、頭が痛くなり、ヤバいと思って、バーベルをラックに戻す。
目の前がスーッと消えそうな頼りない感覚を味わってしまった。すぐ戻ったが、脳貧血寸前だったのかもしれない。これも10数年ぶりの感覚である。
そのあと、60キロに戻して2セットこなした後、スクワット台を離れ、マシンでレッグプレスとかレッグカール、ハムストストリングスを鍛えたりしてトレーニングは終わった。
悪影響なし
それから24時間以上経過したが、大腿部に軽い筋肉痛があるくらいで、腰痛もないし、脳貧血の影響もないようだ。だけど、たった80キロで脳貧血なんて情けない。自律神経のバランスが良くないことを示している。
下半身の筋トレを頑張ろう
最近、いい加減なトレーニングしかしなかったことを反省している。下半身のトレーニングはとても重要だ。下半身からの静脈還流を高める事でメタボ防止になり、さらに下半身の筋緊張を高めると脳が活性化されるらしい。
9月の月間目標を「下半身を鍛える」ことにしよう。大阪に戻ってきて自転車に乗ることもなかったので、自転車を買いに行ってみる。9月の終わりにはスクワットが楽々と出来るように頑張ろう。
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