道東を発見する旅 第3の人生

散歩、選択日記、レシートのスクラップ、変化を感じ取ろう

早朝の散歩

10日くらい前から早朝に30分ほど散歩している。空がぼんやりと明るくなる頃に家を出て、だんだんと白み始める空を見ながら、風や気温の変化を身体で感じながら住宅地の中をボツボツと歩いている。

ブログをアップする日は、時間の余裕がないのだが、頑張って早起きしブログを書いてから、ちょっとだけでも外に出て歩いている。

島に住んでいた5ヶ月前までは、とにかく時間がたっぷりあったので毎日散歩したり自転車に乗ったりしていた。大阪に戻ってからは、通勤時間、家族と過ごす時間、買い物に行く時間などやたらと時間をとられてしまう。

いっそのこと、またどこか遠くの町に行ってみたいのだが、一度家に戻ってくると、今度は家を離れる勇気が出ない。自分の生活に刺激を与えるため散歩をすることにしたのだ。夜明け前後は気象条件が変化してとても気持ちが良い。

選択日記

シーナ・アイエンガーという盲目のインド系アメリカ人大学教授が書いた本が話題になっているようだ。文芸春秋に書評が出ていたので、書店に行き、実物をパラパラとめくったのだが、読むのがめんどくさそうなので、買うのをやめてネットで概略を調べた。

色々と前置きが長いのだが、結論は物事を判断したときの状況を「選択日記」として記録に残せば正しい判断が出来るようになるという事のようだ。

以下、引用http://marcelproust.seesaa.net/article/239932021.html

NHK教育『コロンビア白熱教室』第3回「選択日記のすすめ」のまとめ

<選択日記のすすめ>

・チェスの話に戻る。あらゆる手を考慮したら、銀河の星の数ほどの選択肢ができる。不必要な選択を素早く排除して、少数の重要な選択肢に絞ることが必要。

・大切なのは、今そこにある選択肢に集中し、それが何か判断すること。それらを正しく評価すれば、何を選ぶべきか、おのずと答えが出てくる。

・選択日記をつけよう。後で選択日記を振り返ると、上手くいった時の共通した特徴、上手くいかなかった時の共通した特徴が見えてくる。

・情報に基づく直感を育てる作業には、価値ある。究極的には、私たち自身が選択したことによって、私達の人生が評価されるから。

引用終わり

そこまでは分かったのだが、それでは、選択日記には何をどう書けばいいのだろうか。これもアマゾンのレビューとか別のブログのサイトから引用する。

選択日記をどう書くのか

http://www.amazon.co.jp/review/R33E68P90BNDGZより引用

この『選択日記』はベストセラーとなった『選択の科学』の実践版。日記といっても毎日つける必要はない。何か決断を下したときに使用するだけでよい。

自分が何か決断をしたと感じたときに、そのことをこの日記に書き入れる。大切なのは、その後2回ほどこの選択を評価する、という部分だ。1回目の評価は「選択したことの結果が出たと思った時」、2回目は「さらに1カ月なり時間が経ったあと」。合計2回、時間を経て評価することで、自分が下した選択について深く考えることになる。

http://k-clinic-kobe.on.omisenomikata.jp/diary/196257より引用

「何について、選択して、実際、何を選んだか。」

「その選択によって、どんな結果を得たか。」

「その選択に、何点の採点をつけるか。」

を、書き留めていくのです。この「選択」を積み重ねて、手に入れようとするものが「情報に基づく直感」です。

引用終わり

レシートのスクラップ

お題目は頭で理解できたのだが、それでは、このような日記を、著者のいうように書く事が出来る人がいるのだろうか。そしてそれを続ける事で、人生観を変えるくらいの変化を自分にもたらす事ができるのだろうか。糸筋縄では行かない、そんなに甘くはないだろう。

著者の考え方にそって、自分の人生で、これに相当する事があったかどうか考えていると、思い当たる事がある。

レシートのスクラップである。自分は割と細々した物を見つけては買い込む癖がある。また、一度買った物をもう一度買いたいと思うときに、型番とかが分かればいいのに、と困った経験があった。

家族の元を離れて単身で北海道の離島に行くとき、レシートや領収書を全てノートにスクラップすることにしたのだ。買い物は通販しか方法がないので、通販で購入した情報を全てノートにスクラップした。

すると、これが当たりだった。スクラップの記録をパラパラ眺めていると、あ、これはダメだ、これが良かったと自分の判断を評価することが出来るようになった。

大阪に戻ってきてからは、どうでもいいや、と思い、レシートのスクラップをやめてしまっていたが、最近、やっぱり便利だからと思い直して再開したのだ。それで感じるのは、自分の行動パターンである。

同じような物を買って食べたり、同じような筆記具を買ったり捨てたりしているのに気がついたのである。

思考停止の堂々巡り

結局、誰でも、自分の行動や考え方を振り返ってみる機会がなければ、いつも同じ所をグルグル回って思考停止に陥ったまま、漫然と人生を過ごしているのだろう。自分も必ず、こう行動するというパターンがあるようだ。それに気づくかどうかで人生は大きく変化する。

健康にしてもそうだ。毎日、同じような生活をしてしまっていると、変化を感じる機会が少なくなる。それで、島に住んでいるときのように、朝、早起きして、大自然の変化を感じるために、散歩を再開したのである。

自然や物事の変化は、自ら求めて、それを感じ取るようにしなければ、いつの間にか過ぎ去ってしまい見逃してしまう。

だから、レシートのスクラップで自分の考え方を反芻して、どこに判断の間違いがあるかを感じ取り、早朝の散歩で自然の微妙な変化を感じ取ろうとすることで、体調の微妙な変化を感じ取るのが自分にとっての選択日記なのだ。それで判断が正しくなり健康な生活が可能になる。そう信じて、レシートのスクラップを続けてみよう。

そのうち、また本屋に行き、この本を手にとって、最後のくだり、選択日記の書き方の背景にある物を自分の場合とくらべてみたい。
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