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いみしん新聞・常陸の国

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観光資源の劣化が著しい ・・

2009-03-16 11:38:00 | 世相・意見
2009年の余暇の傾向は景気にも左右されて『安近短=安価で近距離で短期間』の方向にある。
日本は過去60年間に生活圏の社会インフラが後回しにされて住みやすい居住街の空間が少ない。
町村や地方都市を含めて日本社会の全体に安らぎのホッとする所がないのだ。
特色ある地方計画や都市計画がなされずに無秩序が街路空間の不満足感を生み出している。
街のデザインが貧相で日常でストレスが溜まるのである。
外国旅行はその欠乏感を埋める裏返しである。

地方の何処にもある昔からの観光地の名所名勝は劣化が著しく放置されている。
一度訪れると二度と行かぬ「名ばかりガッカリ名勝」ばかりある。魅力がないのだ。
押しつけがましい土産物売りにイカ焼き等の立ち食いまるでスラム街である。
生活や観光に適する時代を読む地域デザインがなく整備されずに放置よって劣化しているのだ。
観光客を呼び込もうにも素通りされ滞在型のバカンスにならない。
貴重な各地方は基礎デザインの知識も知恵もなくて付加価値を生み出さない。

各地方デザインを法的に定めて作り替えれば半世紀後は観光資源にもなるのだが。
古い街の横丁も安全な広めの空間へデザインし作り替えれば価値ある日本の資源だろう。
そのような時代に辺ぴな場所にライバルは次々現れる。
小さな街並みの超大型遊園地にメガパークに客は流れ込み地域社会は更に崩壊する。
今欠落しているのはその具体的な方法を組み立てる基礎のデザイン知恵がないことだ。
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コメント
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