日本人は桜が大好きです。 春の訪れと共に美しく咲き、散る姿に哀愁を感じるのでしょうか。
平安時代より以前は「野生の桜」を鑑賞していたそうで、その数は梅よりも少ないものだったとか・・。
日本書紀(720年)には、神功皇后の時代に、すでに桜の花を鑑賞されていたことが書かれています。
その後に野生の桜を都市部に移植して鑑賞するようになり、今の花見の姿が出来上がったそうです。
花見といえば多くの人が燦々と降り注がんばかりに連続して咲く樹下で、その花を愛でるのですが、
私の場合には、何故か密集した沢山の桜ではなくて、そのほんの「一輪」の、桜の花に惹かれます。
僅か一華に光が当たり、透き通った柔らかい桜色が・・、やって来る「春」を感じさせてくれるのです。