晴れたら野山に出かけよう!

おいしい空気をいっぱい吸って 愛しい花や小鳥に会いに出かけよう

大分よくなりました

2018-04-23 06:58:49 | 健康

急に右目が全く見えなくなって びっくりしました。 曼荼羅桜を見に行った次の日のことでした。 午前中は 前日の疲労が取れず 目の飛蚊症が多くなって見えにくいなぁ と思っていた矢先のことです。 午後になって 右目が全く見えないのに気づきました。光はわかるのですが 目に濁ったカーテンをかけられたようで 黒い墨流しのようなものが手で払っても払ってもウロウロしています。

車は運転できないので夕方を待ってご近所のご主人にかかりつけ医に連れていってもらい 血圧を測ると230という 今までに経験したことのない数値です。すぐに眼医者さんに。検査の結果 眼底で出血しているとのことです。 出血を止め、血管を強くするというお薬を処方してもらい一日様子を見ましたがほとんど改善は見られず、次の日紹介状を持って大学病院へ。 ここでもいろんな検査をして 同じような診断でしたが 「目の出血は 少しずつ体内に吸収されていくだろう」ということで どれだけ心が軽くなったことか。 また同じお薬をもらい 入院したつもりで自宅でじーっと安静にしていました。左目は 昔大病した後遺症で不自由ではあるものの いつも通り見えているので 食事を作ることが出来ました。お買い物は少しご近所に頼みましたが 冷蔵庫に沢山の食材があったのでそれらでしのぎました。 少しづつ右目のカーテンの濁りが薄くなってき 毎朝「今日はどれくらい見えるかなぁ」と自分で試してみるのですが 今まで見えなかった外の景色も少しずつはっきりしてきて希望が持てました。 そして1週間目に再受診しましたが かなり症状が改善されていて 「もう大丈夫だ」 とどれほどうれしかったことか。 今度は2週間後の受診を予約して帰宅。 かかりつけ医に血圧の薬を増やしていただいて かなり正常値に近くなりました。 

ご近所の方が「お互いさんだから」と 本当にお世話になりました。 病院への送迎、お買い物、そして時々顔をのぞかせてくださいます。山仲間、PC仲間もいろいろ案じてくれます。 それらがどれほどうれしく 心強く 感謝でいっぱいです。 この際 多くの方に甘えさせていただきました。 blogでご心配いただいた方にも感謝です。 本当にありがとうございます。  しばらくは謹慎中ですが 庭で励ましてくれた花たちと日々を過ごします。エビネ が満開になり セッコクも花をつけています。  

 

 

 

 


岩湧山 「曼荼羅桜」を探しに

2018-04-09 01:00:20 | 山の話

以前から 山仲間のNさんから聞いている 「曼荼羅桜」なるものを一度見たくて昼前に家をでた。あれほど続いた暑いほどの好天気は一転、昨日から冬に戻ったように寒い。強風も吹き荒れて 本来なら今頃美しい山桜もすっかり花を散らしてしまったようだ。 昨年初めてこの桜を探しに行ったが登り口がわからず、ガムシャラに登った道は間違えていたようで 苦労の末「曼荼羅尾根」に出て何とか五つ辻に出たものの すべり症による足の痛みで一歩足を出すのも辛くて、泣き泣き?もどってきた。 今年も足に自信はないがリベンジです。 

天気予報は快晴とのことだが 山では雲が多く、強風が帽子をとばす。 急な山道は広葉落葉樹の落ち葉で埋まっており 足元が滑る。 しばらく行くと 檜の植林帯になり 足元では可愛いヒナスミレ や シハイスミレが 迎えてくれる。

ヒナスミレ

シハイスミレ

まぶしい新緑

コバノミツバツツジ

 山桜はちょうど見ごろだろうと思ったが 山腹は芽吹いたばかりの黄緑の小さい葉がまぶしい。 植林帯を抜け 自然林になるが 道はわかりづらく 落ち葉がしっかり積もっているので 所々で木に括り付けられた目印だけが頼りだ。 道がわからなくなったら決して前に進まず 丁寧に目印を探すことだ。目印がないのに前に進んで 去年はひどい目にあった。慎重に慎重に。 1時間半ばかりで「曼荼羅桜」にたどり着いた。 その木は高さが20mはあろうかと思われる古木で、大空いっぱいに枝を広げている。 誰かが隣の細い木に「曼荼羅桜」と名札をつけている。 頭上一杯に花を咲かせているようだが あまりに遠くて私の目ではよく確認できないが 足元には昨日来の強風に花が房ごとちぎられて あちこちに落ちている。少し小さめの白い花だ。 この小ささが何とも言えず可愛い。この花の落下がなかったらどんな花かわからないところだったが それらを拾って手に載せる。本当に可愛い花だ。 この山の中に咲く花を見に来る人は この地に精通した人だけで 昨年も今回も 全くひとけはない。 キツツキが「キョ、キョ」と啼き コバノミツバツツジだけが 人知れず美しく咲いている。

誰が名付けたか「曼荼羅桜」

頭上いっぱいに広がり とてもカメラに収めきれない

風に引きちぎられた花を拾って。小さな花です。

 30分ほど落ち葉に埋もれた道を探しながら稜線に出た。 ここまでですっかり疲れてしまった。 毎回山に来るたび 「もう 山も辛くなってきたなあ」と思う。よたよたとした足取りで2時間ばかりかけて車に戻り帰宅。 なにはともあれ お風呂に身を沈めたが疲れは回復しそうになく、やっとの思いで夕食を作って早々と横になった。それでも 「曼荼羅桜」に会えたことで十分満足できた一日だった。

拾ってきた花はすっかりしおれていましたが 何とか水に浸けて復元しました


春たけなわ 奈良へお花見

2018-04-03 08:43:21 | 日記

今年は桜の開花が早く 随所で桜が満開になっている。わざわざ出かけなくとも 買い物の行き帰りだけでも十分にお花見はできるのだが 仲間と一緒に奈良へ出かけた。 最初は有名な大宇陀の「又兵衛桜」。この枝垂れ桜は樹齢が300年とも言われ 山間の村に今を盛りに「ドーン」と咲いていて、その周辺も広範囲に 桃、菜の花、黄水仙や 桜、桃の珍しい品種を沢山植えられていて楽しませてくれる。平日というのに大勢の行楽客とテントの出店でいろんなものが売られているのは まさしく「さくら、ま、つ、り、」 

大宇陀の「又兵衛桜」

次に同じ宇陀市の仏隆寺へ。こちらは静かな細い山道を車で上がっていくと 太陽が降り注ぐ山間の中に仏隆寺はあり 駐車場から本堂までの細い石段の周りに 1000年桜と言われる巨樹を中心に 満開の桜の木がお寺を隠している。 1000年の時を経た山桜は「よくもまあ」と思わせる。周りはタンポポや タチツボスミレの薄紫が地を飾っている。のんびり桜の木の下でお弁当タイム。 のどかなお昼だ。

 仏隆寺 千年桜はまだ1分咲きでした

 

時間はあっという間に過ぎていく。 万葉の時にタイムスリップしたような明日香村へ。 石舞台古墳の周りも春たけなわ。のどかな飛鳥の風景です。 最後に甘樫の丘で 大和三山を見収めて帰路につきました。どこに行っても どこを車で走っていても 満開の桜が春を告げている。 桜を堪能した一日でした。

石舞台古墳 歴史公園