晴れたら野山に出かけよう!

おいしい空気をいっぱい吸って 愛しい花や小鳥に会いに出かけよう

春は大忙し -金剛山お花畑

2015-04-20 05:54:41 | 花探索

この季節は 野山の花が次々と咲いて 今年も会いに行こうと思えば気が焦る。今年は天気の悪い日が続き 土曜日の天気予報で「快晴」と聞けば じっとしていられない。 久しぶりに金剛山の花に会いに行こう!  80歳になった連れ合いも行くとという。とりあえず 行けるところまで行くとするか、、、、

登山口周辺はまだ咲いている山桜と 芽ぶきの始まった木々が 山々をやさしく包んでいいる。 

最初はなだらかな林道だ。もちろん歩みはカタツムリ状態。まあいいか、のんびり行こう。今日のコースは 金剛山きっての花のプロムナード。タチツボスミレは言うに及ばず、   「ミヤマカタバミ」や「ニリンソウ」や「イチリンソウ」も咲いている。

「ミヤマカタバミ」

「ニリンソウ」

「エイザンスミレ」がいつものところに咲いている。

 絶滅危惧種の「カワチスズシロソウ」が 頭上で群生しているのが目についた。こんなところで子供たちを増やしていたんだね。よかった!

こちらも大阪ではここでしか見れない「サイコクサバノオ」が日の光を浴びて渓谷の岩場で咲いている。高さ10センチ足らずの小さな花だ。 この花を見るために 東京や九州から見に来る人もおられる。

可愛い「ヒナスミレ」 や 

「ナガバノスミレサイシン」も咲いていた。

この谷の上流に広がるニリンソウの大群落は まだ咲き始めたばかりだが その中に やさしい 「キンキエンゴサク」が風に揺れている。

「クリンソウ」 や「ヤマシャクヤク」は 開花までだいぶんかかるだろう

今日の散策はこれまで。 

駐車場の近くで アケビも風に揺れていた。

 

  


遅咲きスミレ

2015-04-14 00:04:57 | 花探索

やっ と咲き出したスミレもある。

道端のアスファルトの割れ目に咲くスミレ。このスミレの正確な名前が「スミレ」です。濃い紫で 葉は立ち、葉柄に 翼(ヨク)があります。翼ってつばさのことです。下の写真を見て確認してください。

もう一つ アスファルトの割れ目に咲く「アリアケスミレ」

 

「ニオイタチツボスミレ」がやっと あちこちで見れるようになりました。タチツボスミレの仲間は識別が難しいですが これは花の色が濃く 中心部の白色がとてもくっきりしています。

このあたり(大阪南部)で スミレの最後を飾るのは ツボスミレ(ニョイスミレとも呼ばれます)という小さなスミレです。直径1センチほどの白い花で 野原などでも群生します。今咲きかけたばかりです。

 

最後に 今、道端で小さな「スズメノエンドウ」も咲いています。直径3ミリほど。カラスノエンドウは赤く、大きくて目立ちますが こちらは 花も葉もうんと小さく うすいブルーの花がたくさんついています。花の跡はこれまたちっちゃい7㎜ほどのエンドウ豆になります。

おなじみのカラスノエンドウ

 

 

 


今日は フデリンドウ

2015-04-13 14:24:09 | 花探索

今日(12日)のお目当ては「フデリンドウ」。 

フデリンドウが咲き始めたと聞いて 雨降りばかり続くその合間に 滝畑地区を訪ねた。今年は一気に桜が咲き あっという間に散ってしまったが ここ滝畑地区はほとんどが山桜で、まだ美しい花の枝を広げている。

 

今日はここから フデリンドウに会いに行く。ゆっくり ゆっくり 山道を登って行く。木々はやっと新芽をふきはじめたばかりだ

2時間も歩いたころ やっと青い星を見つけた。落葉樹の林の中は 落ち葉が厚くつもり その下から落ち葉を持ち上げて、あちこちにサファイヤのような花がのぞいている。フデリンドウだ。 リンドウ科の花は太陽が顔を出さないと開かない。 今日は曇天なので すっきり開花した花は少ないが 雨ばかり降るこの頃なので 良しとしよう。

筆のようなフデリンドウ

今日の散策はここまで。

 


幻のスミレに会いに 

2015-04-06 05:50:56 | 花探索

昨日は お天気もすぐれない中 車で1時間ほどの山中に初見のスミレを見に行ってきました。「ナガバノスミレサイシン」です。とってもくらい杉木立の中でほんのわずか、パラパラと咲いているだけですが 色の薄いとても上品なスミレでした。雪国を旅行すると よく「スミレサイシン」を見ますが これとは全く姿が違って 太平洋側の山地に咲くこのすみれはいかにも壊れそうな、初めて見るすみれでした。岩湧山地をくまなく歩いておられる知人が古い文献を頼りに探し当てられた この地の幻のスミレです。

これからは岩湧山頂で 陽の光をたっぷり浴びて次次といろんなスミレが咲きだしてくることでしょう。「アカネスミレ」「ホコバスミレ」「ヒゴスミレ」「カツラギスミレ」「シハイスミレ」「アオイスミレ」「ヒナスミレ」  森の中では「マルバスミレ」「ツボスミレ」等々。 歩ける間は また可愛い花たちに会いに行きたいとおもいます。

 


楽しい季節です

2015-04-04 19:48:43 | 花探索

ここのところ 気温が20度を越す日が続き  桜は30日、数輪開花したと思ったら、翌日には 一気に8分咲きから満開になった。 そして 昨夜の風雨で かなり花びらが地面に散らばっている。 今年は 桜を楽しめる日が短そうだ。

私は 自宅周辺の満開の桜を横目に見ながらも 近くで咲く花たちを追っかけて 散歩に余念がない。 今はスミレが次々咲きそろって来る。スミレは 気取ったところがなく 誰にも愛される親しみやすい可愛い花である。種類は日本には50種あると言われるが 交雑して出来たものもあり 正しく識別するのは難しい。

低地で最初に咲き始めるのは、アスファルトの割れ目から顔を出す「ノジスミレ」、山里の土手などに咲く「シハイスミレ」、「アオイスミレ」、「コスミレ」が先陣を切り 一番よく目にする「タチツボスミレ」は今、日当りのいい土手や野辺を薄紫に染めている(これらの写真はすでにUP済) そして 「ナガバノタチツボスミレ」、「ニオイタチツボスミレ」も咲きだした。 ちょっと山の中に入ると 「ヒナスミレ」が咲いていた。

ノジスミレ

ナガバノタチツボスミレ

ヒナスミレ

谷筋では 暖かそうな毛に包まれて「サツマイナモリ」も群生して満開だ。 

シロバナショウジョウバカマは終盤になり 今はピンクの「ショウジョウバカマ」が満開を迎えた。

  

ひっそり 「シュンラン」も咲いていた。毎日歩いても新しい発見があり 戸外が楽しい。