晴れたら野山に出かけよう!

おいしい空気をいっぱい吸って 愛しい花や小鳥に会いに出かけよう

アルカリ性温泉 美肌の湯 

2019-08-18 17:40:59 | 山の話

先日 郵便受けに 紀伊見荘のチラシが入っていた。 「鱧まつり」ランチと銘うって、温泉入浴サービスがついて1800円 となっている。 ここは岩湧山からダイトレ(ダイヤモンドトレール)を東に5kmほどの紀見峠駅の近くにある温泉宿である。私は今夏は鱧も食べていなかったし 温泉にもゆっくり浸りたかったので心が動いた。 友人に声を掛けたら ご夫妻でご一緒してくださることになった。ご夫妻は昼食と温泉とを楽しまれるというので 私はその前に山歩きをしようと企てた。 そこは岩湧山の和歌山県側のふもとにあり 私はそのふもとを流れる「根古川を散策」することにした。 11時に友人と温泉で合流することにして 朝7時過ぎ紀伊見荘に車を止めて一人で歩き出した。数日前の台風10号の影響か 根古川に沿った林道はここかしこから水が流れている。秋の花が少し咲いているが 最奥の谷に咲く「タニジャコウソウ」が今も元気にしているか 確認したかったのだ。越ヶ滝の奥は近年の台風などで「深層土砂崩れ」を起こし 頭上遥か上からごっそりと山が崩れてしまっており 「通行止め」にして復旧工事をしているが見るのも恐ろしいほどだ。もう少し奥まで行きたいので恐る恐るその地を通り抜け、足を運んだが目当ての花は見当たらなかった。開花時期は10月なので株はあってもわからなかったのかもしれない。 まっすぐ温泉に戻るには時間が余るので 岩湧山三合目まで上がってみようとしたが これが体力のない私にはずいぶんきつくて辛い道だった。そこから紀見峠までは今度は激下り。疲れ切ってとても11時には戻れそうにない。 途中、地図にはないが近道らしきものを見つけてその道を選んだが その道は足場の悪い 石がゴロゴロとした小さい沢筋で おまけに先日の台風で水量が多く 所々小さな滝になっており あ尻を水の流れる滝の上に置いて足場を探し何とか降りたが もう頭がふらついて前に進む体力がなくなってしまった。 「また 無茶をやってしまったなぁ。」 沢沿いの細い登山道に出たので そこで休むことにした。 10分ほど道端で眠ると少し元気が出た。あとは 亡霊のような足取りで 紀伊見荘にたどり着いた。よく 紀伊見荘までたどり着いたものだ。

友人夫妻は心配して待っていてくれた。 体中汗びっしょりで 何もかもボトボトなので とりあえず温泉に入ることにしたが 疲れすぎて温泉入浴さえ疲労が増す感じだった。 早々に切り上げ食事にありついた。豊富なメニューの食事でおなかがいっぱいになり 大分体力も回復したのでもう一度温泉入浴を楽しんだ。今度はその温泉がアルカリ泉で肌がつるつるし 適温の温泉をゆっくり楽しむことができた。久しぶりの温泉に満足して 車で30分ほどの自宅に戻った。 しかし もうこんな無茶はしてはならないと肝に銘じた。 (私はいつもこんなことを言っていますね。)

これは 土砂崩れ跡 道は土砂崩れの中ほどを通って行きます

 下の写真は根古川渓谷に咲いていた花たちです

クサアジサイ 

 

ミズタマソウ 

 ヒヨドリジョウゴ

 ツルリンドウ

 


旅は行ける時に惜しみなく出かけよう

2019-08-10 15:44:40 | 思うこと

今では行きたいところも特になく 一人になってからは出かけたい願望はすっかりなくなってしまった。 旅の仕方も人それぞれで 自分の好きな方法で楽しむのがいい。 私は主に中部山岳地方、東北地方、北海道が好きで いつも夫と出かけた。次々と行きたいところには行きつくした感がある。 外国旅行は 後にも先にもニュージーランドに行っただけだ。 しかし 日本の自然の美しさ、奥深さは わたくしたちを十分に満足させた。 春の雪国に咲くお花の凝縮した美しさ、夏の高山の澄んだ世界、秋の紅葉の華やかさ 冬の雪世界の厳しさ、白の世界の美しさは 筆舌に尽くしがたい。

しかし年を取り まして一人になると喜びを共感する人もなく 旅に楽しみを期待することは全くなくなってしまった。何とか、日々の生活に喜びを見つけたいが何も思い浮かばない。 新しいものを手に入れたい欲もなくなった。 年をとるということはこんなことなんですね。 話は暗くなりましたが現在の私の姿です。 

二度と若い日は戻らないけれど たくさんの思い出があることが 心に山があることが幸せといえるだろう。 書くことがないので思い出写真ばかりです

岩手県 沢内村

夏の穂高岳より

京都芦生の森の秋

美瑛の雪原


岩壁に咲く「イワタバコ」

2019-08-07 14:39:46 | 日記

朝からエアコンをつけてゴロゴロしているのもむなしく 涼しさを求めて岩湧の森に出かけてみた。  今年は お寺の杉の巨木にアオバズクが営巣しているようだ。 以前にも来ていたが その後来なくなったのを寂しく思っていたが今年は来ているようなので 双眼鏡をもって出かけた。 巨木の高い枝でいつも巣の見張りを続けている雄のアオバズクは見当たらない。高い位置の巣はどこにあるのかわからないが きっと雛がかえっておなかをすかしていることだろう。 親鳥はひなにやる餌を探しに行ったのかな? 残念!

滝の水が流れる岩壁でイワタバコが花をつけていた。 ちょっぴり涼しさを浴び、歩き回る気力もなく帰宅した。 アオバズクは また出直して来よう。