写真上 福井新聞 もんじゅ廃炉求め敦賀で全国集会 事故から16年 より
高速増殖炉「もんじゅ」(奥)に向かって廃炉にするよう訴える全国集会の参加者=3日、福井県敦賀市白木の白木海岸
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/photo/1/31852.html
写真左下 中日新聞 【福井】 国の対応「全体主義」 もんじゅ集会で前福島県知事が講演 より
国の原子力政策を厳しく批判する前福島県知事の佐藤栄佐久さん=敦賀市のプラザ萬象で
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20111204/CK2011120402000125.html
図右下 東京新聞 【社会】 原発用語言い換え危険な印象消す? より
原子力界で多用される主な「専門用語」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120402000034.html
早急に廃炉にすべきだ。
巨額な無駄が削減可能だ。
東北復興費用や、社会保障などの費用に回すべきだ。
記事参照
もんじゅ廃炉求め敦賀で全国集会 事故から16年
(2011年12月4日午前9時47分)
高速増殖炉「もんじゅ」(奥)に向かって廃炉にするよう訴える全国集会の参加者=3日、福井県敦賀市白木の白木海岸
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/photo/1/31852.html
1995年12月に起きた日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)のナトリウム漏れ事故から丸16年となるのを前に、原発反対県民会議などは3日、もんじゅの廃炉を求める全国集会を同市の白木海岸などで開いた。
東京電力福島第1原発事故を受け「人々の意識は大きく変わり、脱原発が普通になった。もんじゅにこれ以上、国費の投入は許されない」との抗議文を同機構に提出した。
同会議、原子力資料情報室などでつくる実行委員会が主催。
白木海岸での抗議集会には全国の反原発団体などから約1300人(主催者発表)が参加した。
原水爆禁止日本国民会議の藤本泰成事務局長が「今こそ脱原発の社会をつくろう」と呼び掛けた。
参加者は「もんじゅを廃炉に追い込むぞ」などとシュプレヒコールを上げながら、もんじゅゲート前まで行進。
同機構の木村正実管理課長に抗議文を手渡した。
同市のプラザ萬象では、福島第1原発3号機でのプルサーマル計画を白紙撤回した佐藤栄佐久前福島県知事をはじめ、元もんじゅ訴訟弁護団の海渡雄一弁護士、京都大原子炉実験所元講師の小林圭二さんが講演した。
「フクシマ原発の真実」と題して語った佐藤前知事は、原子力安全委員会や経済産業省原子力安全・保安院、地震学会などの体質を批判した上で「原子力帝国から民主主義の国に戻し、もんじゅが進まないようにしないといけない」と訴えた。
参加者は集会後、JR敦賀駅前までデモ行進を行った。
ナトリウム漏れ事故から8日で丸16年となるもんじゅをめぐっては、政府の提言型政策仕分けで存廃を含めて見直すべきと判定されたほか、細野豪志原発事故担当相も廃炉を含めて検討する考えを示している。
≫福井新聞社発刊「検 証 福井の原発は安全か」for PC,Android ≫ipad版電子書籍 「終わりなき衝撃 福島第1原発事故の10日間 原発立地県福井の報道」
【原発をめぐる最近の動き】
≫もんじゅ反対、福井県に申し入れ 県民会議など、市町にも(12月2日)
≫もんじゅ廃炉検討発言で知事見解 「幅広く検討の意味」(11月28日)
≫原発相、もんじゅ廃炉も含め検討 エネ政策見直しで結論(11月27日)
≫細野原発事故担当相がもんじゅ視察 政策仕分け後は初(11月26日)
≫もんじゅ、復旧作業が全て終了 装置落下影響、引き続き調査(11月18日)
≫滋賀住民が敦賀原発差し止め請求 大津地裁、「敷地に断層」(11月9日)
≫「脱原発署名」県内浸透へ 福井で集会、草の根ふくい始動(10月30日)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/31852.html
【社会】 もんじゅ「廃炉しかない」 敦賀で反対派全国集会
2011年12月4日 朝刊
東海や関西から集まり、もんじゅ廃炉を求める人たち=福井県敦賀市の白木海岸で
福島第一原発事故を受け、細野豪志原発事故担当相が、核燃料サイクルの核を成す高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉を検討する考えを明言する中、廃炉を求める全国集会が三日、地元で行われた。 (中崎裕)
もんじゅに近い敦賀半島の白木海岸。
全国から集まった千三百人が「もんじゅ運転再開はんたーい」と声を張り上げた。
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)や原子力資料情報室などが主催する集会は、ナトリウム漏れ事故が起きた十六年前の十二月八日に合わせ、毎年開かれている。
今年の参加者は例年の五割増し。関係者は「個人参加が目立つ」と話す。
愛知県扶桑町から参加した女性(36)は「福島の事故まで、原発のことは全然知らなかった。知れば知るほど怖くなり、止めなきゃと思った」と話す。
もんじゅは核分裂でプルトニウムを増殖させやすくするため、冷却材に水の代わりに液体ナトリウムを使う。
空気や水に触れると激しい発火や爆発を起こす恐れがあり、地震に弱いとされる。
集会で講演した小林圭二・元京都大原子炉実験所講師は「原発よりはるかに危険で経済的にも成立しない。実用化のめども立たない」と語った。
高速増殖炉計画は構想から既に半世紀余。
もんじゅには一兆円を投じた上、トラブル続出でほとんど動かなくても年間二百億円以上の維持費がかかる。
批判も受け、細野担当相は来夏をめどに、存廃を決断する考えだ。
集会に先立ち、主催者らは、再稼働を認めないよう、もんじゅ周辺の自治体を回った。
だが、敦賀市の河瀬一治市長は「運転再開を目指し、しっかりと研究成果を出す選択肢しか私は持っていない」と断言。
財政面でも雇用面でも、原発に依存し、共存している。
半径二十キロ圏にほぼ全域がおさまる南越前町の川野順万町長は「みな不安。でも私が賛成か反対を表明すると、利害関係がありすぎて地元はおかしくなる」と話す。
原水禁の藤本泰成事務局長(56)は「地元が危機感を持っているのは確か。言いにくい気持ちは理解するが、廃炉に向けて、地元から声を上げてほしい」と期待した。
<高速増殖炉計画> 通常の原発などから出た使用済み燃料からプルトニウムとウランを取り出し、混合酸化物燃料(MOX燃料)にして使用する。
運転しながら、消費した以上の燃料を生成できるため、かつては「夢の原子炉」とも言われた。
相次ぐトラブルや情報隠しで当初1980年代を目標とした実用化のめどは立っていない。
フランスなど各国は技術面やコスト面から既に開発から撤退している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120402000035.html
もんじゅ:「再開認めないで」 県庁など訪問、市民団体訴え /福井
高速増殖原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故から8日で16年となるのを前に、「原子力発電に反対する県民会議」など市民団体のメンバーらが2日、県庁や敦賀市役所を訪れ、「もんじゅは長期運転休止による劣化などで危険性が増している。直下に断層が走り、関西を含む周辺住民の不安はただ事ではない」などと主張。
「高速増殖炉開発の見込みはほとんどなくなった。もんじゅの運転再開を認めないでほしい」と訴えた。
◇
同市民団体などは3日、敦賀市内で「2011もんじゅを廃炉へ!全国集会」と題した集会を開く。
もんじゅに近い同市白木の白木海岸で午前11時から抗議活動をした後、午後1時半から同市東洋町のプラザ萬象で集会開催。
前福島県知事の佐藤栄佐久さん▽元もんじゅ訴訟弁護団の海渡雄一弁護士▽京大原子炉実験所の元講師、小林圭二さん--らが講演する。
一方、県や市町議会の女性議員17人で作る「原発を考える県女性議員の会」は2日、「未来を担う子どもたちが安心して暮らせる古里を残す」ためとして、もんじゅや、運転開始から40年を超えた高経年化(老朽化)原発の運転再開を認めないことなどを求めた。
同会は先月結成され、この日、県に初めての要請をした。他には、再生可能エネルギー推進に向けた政策を積極的に進める▽耐震面など原発関連の安全基準を抜本的に見直す▽原発関連の有識者会議を公開の場で開く--ことを求めた。【安藤大介】
• もんじゅ:廃炉求め1300人参加 福井・敦賀
• メガソーラー:県、設置・運営の事業者募集--16日まで受け付け /佐賀
• 追跡・発掘:注目の家庭用太陽光発電 県の補助金交付倍増 /山梨
• 北海道発「エネルギー」は変わるか:風力発電新設へ「研究会」 /北海道
• 原発ニュース:もんじゅ報告書「問題なし」 /福井
毎日新聞 2011年12月3日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20111203ddlk18040486000c.html
もんじゅ廃炉求め1300人 佐藤前福島知事ら「なくても生き残れる」
もんじゅ(奥)の前で廃炉を訴える参加者ら(敦賀市白木で)
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20111203-OYT9I00979.htm
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)の廃炉を呼びかける「2011もんじゅを廃炉へ! 全国集会」が3日、敦賀市の白木海岸などで行われ、福島や広島など全国から約1300人が参加した。
1995年12月8日のナトリウム漏れ事故以降、「原子力発電に反対する県民会議」や「原水爆禁止日本国民会議(原水禁)」などが毎年、この時期に開いている。
参加者は、もんじゅ近くの海岸に集合。原水禁の藤本泰成事務局長らが「経済活動優先で、命が粗末に扱われてきた。廃炉を実現し、命に寄り添う世の中にしてほしい」と訴えた後、もんじゅの正面ゲートまで「福島の悲劇を繰り返すな」などと声を上げて行進。
「ストップ・ザ・もんじゅ」事務局の池島芙紀子代表が「もんじゅは活断層の真上にある。福島の事故を繰り返してはならず、運転は許されない」とする抗議文を読み上げた。
初めて参加した大阪府茨木市の無職松野尾かおるさん(67)は「福島の事故で黙っていられなくなった。何も果たしていないもんじゅに、今でも投じられている多大な費用を被災地に回してほしい」と話していた。
その後、同市内で講演会を開催。
国の原子力政策に批判的な立場をとってきた前福島県知事の佐藤栄佐久さんが「原発でいい思いができるのは1世代だけ。使用済み核燃料などは後世に残すことになる。福島は美しい山、川、海が汚染された。敦賀市には観光資源がたくさんある。もんじゅがなくても生き残れる」と述べ、核燃料サイクル事業を含めた原子力事業からの撤退を求めた。
小林圭二・元京大原子炉実験所講師は「福島の事故以来、電力会社が想定外としてきた巨大事故を現実のものとして心配しないといけなくなった。取り返しのつかない被害を防ぐために、廃炉を急ぐ必要がある」と訴えた。
(2011年12月4日 読売新聞)
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• 【地域】どうなる高齢原発、もんじゅ…新内閣の安全策は?(9月7日)
• 【福島原発】原水禁世界大会、7月に福島市で開催へ (6月8日 12:9)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20111203-OYT8T00980.htm
【福井】 国の対応「全体主義」 もんじゅ集会で前福島県知事が講演
2011年12月4日
国の原子力政策を厳しく批判する前福島県知事の佐藤栄佐久さん=敦賀市のプラザ萬象で
敦賀市内で3日に開かれた高速増殖原型炉もんじゅの廃炉を求める集会では、前福島県知事の佐藤栄佐久さんが講演。
原発の安全性に疑問を訴える意見を排除してきた国の対応を、独裁政治の「全体主義」にたとえて厳しく批判した。
佐藤さんは、同市東洋町のプラザ萬象で「フクシマ原発の真実」の題で、知事時代に国と渡り合った経験を披露。
原発の規制当局が安全性に警鐘を鳴らす学者や福島県の意見を受け入れてこなかったとし、「日本の原子力全体主義が福島の事故を起こした」と述べた。
敦賀は観光資源に恵まれており「もんじゅがなくても十分にやっていけるまちだ」とも呼び掛けた。
集会は1995年12月8日にあったナトリウム漏れ事故に合わせた恒例のものだが、今回は例年以上の盛り上がりを見せた。
原子力発電に反対する福井県民会議の小木曽美和子事務局長は「脱原発のうねりが周辺に拡大し大きくなってきている」と手応えを語った。
プラザ萬象での集会に先立ち、参加者はもんじゅ対岸の白木海岸で「原発震災を引き起こしたフクシマ事故を、二度と繰り返してはならない」と即時廃炉を求める抗議文を決議。
もんじゅのゲート前で運営する日本原子力研究開発機構の職員に手渡した。
(立石智保)
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20111204/CK2011120402000125.html
放射線分布図
NEVER 全国放射線量情報
http://www.naver.jp/radiation
福島原発周辺放射線量マップ
http://www.naver.jp/radiation?type=fukushima
放射線モニタリング情報
文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_around_FukushimaNPP_MEXT_DOE_airborne_monitoring/
放射性物質拡散予測
保安院ホームページ
http://www.nisa.meti.go.jp/
http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake/speedi/speedi_index.html
Twitter 福島原発
http://twitter.com/#!/search/realtime/福島原発
Twitter 泊原発
http://twitter.com/#!/search/realtime/泊原発
Twitter 被曝
http://twitter.com/#!/search/realtime/被曝
*TwitterのURLは、直接のリンクが不可になった為、コピーして見てください。
東京電力 福島第一原発 「ふくいちライブカメラ」
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/index-j.html
関連する投稿。
福島原発事故後の現場指揮の吉田所長、とうとう、病気入院に!。
2011年11月29日 02時16分19秒 | 社会
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/48fe2219e3cbd8539f22798f046a95a8
「民主党」による原発関連の事業仕分け、これでは「骨抜き」と言う事ではないのか。
2011年11月23日 11時52分03秒 | 政治・自衛隊
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/27a44bbc56f2eeedf7e349efb839d5d4
細野原発担当大臣と平野復興担当大臣は機能しているのか?~瓦礫、除染対策、全然進んでいないのでは?!。
2011年10月30日 16時08分26秒 | 政治・自衛隊
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/727946b08b4accaa275110b5c164ee25
その他、多数。
(2)に続く(コメント欄)。
高速増殖炉「もんじゅ」(奥)に向かって廃炉にするよう訴える全国集会の参加者=3日、福井県敦賀市白木の白木海岸
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/photo/1/31852.html
写真左下 中日新聞 【福井】 国の対応「全体主義」 もんじゅ集会で前福島県知事が講演 より
国の原子力政策を厳しく批判する前福島県知事の佐藤栄佐久さん=敦賀市のプラザ萬象で
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20111204/CK2011120402000125.html
図右下 東京新聞 【社会】 原発用語言い換え危険な印象消す? より
原子力界で多用される主な「専門用語」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120402000034.html
早急に廃炉にすべきだ。
巨額な無駄が削減可能だ。
東北復興費用や、社会保障などの費用に回すべきだ。
記事参照
もんじゅ廃炉求め敦賀で全国集会 事故から16年
(2011年12月4日午前9時47分)
高速増殖炉「もんじゅ」(奥)に向かって廃炉にするよう訴える全国集会の参加者=3日、福井県敦賀市白木の白木海岸
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/photo/1/31852.html
1995年12月に起きた日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)のナトリウム漏れ事故から丸16年となるのを前に、原発反対県民会議などは3日、もんじゅの廃炉を求める全国集会を同市の白木海岸などで開いた。
東京電力福島第1原発事故を受け「人々の意識は大きく変わり、脱原発が普通になった。もんじゅにこれ以上、国費の投入は許されない」との抗議文を同機構に提出した。
同会議、原子力資料情報室などでつくる実行委員会が主催。
白木海岸での抗議集会には全国の反原発団体などから約1300人(主催者発表)が参加した。
原水爆禁止日本国民会議の藤本泰成事務局長が「今こそ脱原発の社会をつくろう」と呼び掛けた。
参加者は「もんじゅを廃炉に追い込むぞ」などとシュプレヒコールを上げながら、もんじゅゲート前まで行進。
同機構の木村正実管理課長に抗議文を手渡した。
同市のプラザ萬象では、福島第1原発3号機でのプルサーマル計画を白紙撤回した佐藤栄佐久前福島県知事をはじめ、元もんじゅ訴訟弁護団の海渡雄一弁護士、京都大原子炉実験所元講師の小林圭二さんが講演した。
「フクシマ原発の真実」と題して語った佐藤前知事は、原子力安全委員会や経済産業省原子力安全・保安院、地震学会などの体質を批判した上で「原子力帝国から民主主義の国に戻し、もんじゅが進まないようにしないといけない」と訴えた。
参加者は集会後、JR敦賀駅前までデモ行進を行った。
ナトリウム漏れ事故から8日で丸16年となるもんじゅをめぐっては、政府の提言型政策仕分けで存廃を含めて見直すべきと判定されたほか、細野豪志原発事故担当相も廃炉を含めて検討する考えを示している。
≫福井新聞社発刊「検 証 福井の原発は安全か」for PC,Android ≫ipad版電子書籍 「終わりなき衝撃 福島第1原発事故の10日間 原発立地県福井の報道」
【原発をめぐる最近の動き】
≫もんじゅ反対、福井県に申し入れ 県民会議など、市町にも(12月2日)
≫もんじゅ廃炉検討発言で知事見解 「幅広く検討の意味」(11月28日)
≫原発相、もんじゅ廃炉も含め検討 エネ政策見直しで結論(11月27日)
≫細野原発事故担当相がもんじゅ視察 政策仕分け後は初(11月26日)
≫もんじゅ、復旧作業が全て終了 装置落下影響、引き続き調査(11月18日)
≫滋賀住民が敦賀原発差し止め請求 大津地裁、「敷地に断層」(11月9日)
≫「脱原発署名」県内浸透へ 福井で集会、草の根ふくい始動(10月30日)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/31852.html
【社会】 もんじゅ「廃炉しかない」 敦賀で反対派全国集会
2011年12月4日 朝刊
東海や関西から集まり、もんじゅ廃炉を求める人たち=福井県敦賀市の白木海岸で
福島第一原発事故を受け、細野豪志原発事故担当相が、核燃料サイクルの核を成す高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉を検討する考えを明言する中、廃炉を求める全国集会が三日、地元で行われた。 (中崎裕)
もんじゅに近い敦賀半島の白木海岸。
全国から集まった千三百人が「もんじゅ運転再開はんたーい」と声を張り上げた。
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)や原子力資料情報室などが主催する集会は、ナトリウム漏れ事故が起きた十六年前の十二月八日に合わせ、毎年開かれている。
今年の参加者は例年の五割増し。関係者は「個人参加が目立つ」と話す。
愛知県扶桑町から参加した女性(36)は「福島の事故まで、原発のことは全然知らなかった。知れば知るほど怖くなり、止めなきゃと思った」と話す。
もんじゅは核分裂でプルトニウムを増殖させやすくするため、冷却材に水の代わりに液体ナトリウムを使う。
空気や水に触れると激しい発火や爆発を起こす恐れがあり、地震に弱いとされる。
集会で講演した小林圭二・元京都大原子炉実験所講師は「原発よりはるかに危険で経済的にも成立しない。実用化のめども立たない」と語った。
高速増殖炉計画は構想から既に半世紀余。
もんじゅには一兆円を投じた上、トラブル続出でほとんど動かなくても年間二百億円以上の維持費がかかる。
批判も受け、細野担当相は来夏をめどに、存廃を決断する考えだ。
集会に先立ち、主催者らは、再稼働を認めないよう、もんじゅ周辺の自治体を回った。
だが、敦賀市の河瀬一治市長は「運転再開を目指し、しっかりと研究成果を出す選択肢しか私は持っていない」と断言。
財政面でも雇用面でも、原発に依存し、共存している。
半径二十キロ圏にほぼ全域がおさまる南越前町の川野順万町長は「みな不安。でも私が賛成か反対を表明すると、利害関係がありすぎて地元はおかしくなる」と話す。
原水禁の藤本泰成事務局長(56)は「地元が危機感を持っているのは確か。言いにくい気持ちは理解するが、廃炉に向けて、地元から声を上げてほしい」と期待した。
<高速増殖炉計画> 通常の原発などから出た使用済み燃料からプルトニウムとウランを取り出し、混合酸化物燃料(MOX燃料)にして使用する。
運転しながら、消費した以上の燃料を生成できるため、かつては「夢の原子炉」とも言われた。
相次ぐトラブルや情報隠しで当初1980年代を目標とした実用化のめどは立っていない。
フランスなど各国は技術面やコスト面から既に開発から撤退している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120402000035.html
もんじゅ:「再開認めないで」 県庁など訪問、市民団体訴え /福井
高速増殖原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故から8日で16年となるのを前に、「原子力発電に反対する県民会議」など市民団体のメンバーらが2日、県庁や敦賀市役所を訪れ、「もんじゅは長期運転休止による劣化などで危険性が増している。直下に断層が走り、関西を含む周辺住民の不安はただ事ではない」などと主張。
「高速増殖炉開発の見込みはほとんどなくなった。もんじゅの運転再開を認めないでほしい」と訴えた。
◇
同市民団体などは3日、敦賀市内で「2011もんじゅを廃炉へ!全国集会」と題した集会を開く。
もんじゅに近い同市白木の白木海岸で午前11時から抗議活動をした後、午後1時半から同市東洋町のプラザ萬象で集会開催。
前福島県知事の佐藤栄佐久さん▽元もんじゅ訴訟弁護団の海渡雄一弁護士▽京大原子炉実験所の元講師、小林圭二さん--らが講演する。
一方、県や市町議会の女性議員17人で作る「原発を考える県女性議員の会」は2日、「未来を担う子どもたちが安心して暮らせる古里を残す」ためとして、もんじゅや、運転開始から40年を超えた高経年化(老朽化)原発の運転再開を認めないことなどを求めた。
同会は先月結成され、この日、県に初めての要請をした。他には、再生可能エネルギー推進に向けた政策を積極的に進める▽耐震面など原発関連の安全基準を抜本的に見直す▽原発関連の有識者会議を公開の場で開く--ことを求めた。【安藤大介】
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毎日新聞 2011年12月3日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20111203ddlk18040486000c.html
もんじゅ廃炉求め1300人 佐藤前福島知事ら「なくても生き残れる」
もんじゅ(奥)の前で廃炉を訴える参加者ら(敦賀市白木で)
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20111203-OYT9I00979.htm
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)の廃炉を呼びかける「2011もんじゅを廃炉へ! 全国集会」が3日、敦賀市の白木海岸などで行われ、福島や広島など全国から約1300人が参加した。
1995年12月8日のナトリウム漏れ事故以降、「原子力発電に反対する県民会議」や「原水爆禁止日本国民会議(原水禁)」などが毎年、この時期に開いている。
参加者は、もんじゅ近くの海岸に集合。原水禁の藤本泰成事務局長らが「経済活動優先で、命が粗末に扱われてきた。廃炉を実現し、命に寄り添う世の中にしてほしい」と訴えた後、もんじゅの正面ゲートまで「福島の悲劇を繰り返すな」などと声を上げて行進。
「ストップ・ザ・もんじゅ」事務局の池島芙紀子代表が「もんじゅは活断層の真上にある。福島の事故を繰り返してはならず、運転は許されない」とする抗議文を読み上げた。
初めて参加した大阪府茨木市の無職松野尾かおるさん(67)は「福島の事故で黙っていられなくなった。何も果たしていないもんじゅに、今でも投じられている多大な費用を被災地に回してほしい」と話していた。
その後、同市内で講演会を開催。
国の原子力政策に批判的な立場をとってきた前福島県知事の佐藤栄佐久さんが「原発でいい思いができるのは1世代だけ。使用済み核燃料などは後世に残すことになる。福島は美しい山、川、海が汚染された。敦賀市には観光資源がたくさんある。もんじゅがなくても生き残れる」と述べ、核燃料サイクル事業を含めた原子力事業からの撤退を求めた。
小林圭二・元京大原子炉実験所講師は「福島の事故以来、電力会社が想定外としてきた巨大事故を現実のものとして心配しないといけなくなった。取り返しのつかない被害を防ぐために、廃炉を急ぐ必要がある」と訴えた。
(2011年12月4日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20111203-OYT8T00980.htm
【福井】 国の対応「全体主義」 もんじゅ集会で前福島県知事が講演
2011年12月4日
国の原子力政策を厳しく批判する前福島県知事の佐藤栄佐久さん=敦賀市のプラザ萬象で
敦賀市内で3日に開かれた高速増殖原型炉もんじゅの廃炉を求める集会では、前福島県知事の佐藤栄佐久さんが講演。
原発の安全性に疑問を訴える意見を排除してきた国の対応を、独裁政治の「全体主義」にたとえて厳しく批判した。
佐藤さんは、同市東洋町のプラザ萬象で「フクシマ原発の真実」の題で、知事時代に国と渡り合った経験を披露。
原発の規制当局が安全性に警鐘を鳴らす学者や福島県の意見を受け入れてこなかったとし、「日本の原子力全体主義が福島の事故を起こした」と述べた。
敦賀は観光資源に恵まれており「もんじゅがなくても十分にやっていけるまちだ」とも呼び掛けた。
集会は1995年12月8日にあったナトリウム漏れ事故に合わせた恒例のものだが、今回は例年以上の盛り上がりを見せた。
原子力発電に反対する福井県民会議の小木曽美和子事務局長は「脱原発のうねりが周辺に拡大し大きくなってきている」と手応えを語った。
プラザ萬象での集会に先立ち、参加者はもんじゅ対岸の白木海岸で「原発震災を引き起こしたフクシマ事故を、二度と繰り返してはならない」と即時廃炉を求める抗議文を決議。
もんじゅのゲート前で運営する日本原子力研究開発機構の職員に手渡した。
(立石智保)
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20111204/CK2011120402000125.html
放射線分布図
NEVER 全国放射線量情報
http://www.naver.jp/radiation
福島原発周辺放射線量マップ
http://www.naver.jp/radiation?type=fukushima
放射線モニタリング情報
文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_around_FukushimaNPP_MEXT_DOE_airborne_monitoring/
放射性物質拡散予測
保安院ホームページ
http://www.nisa.meti.go.jp/
http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake/speedi/speedi_index.html
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東京電力 福島第一原発 「ふくいちライブカメラ」
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/index-j.html
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