そんな日のこと。

いらっしゃい。

レーシャル・マージやってます(はじめに)

2014-04-29 23:43:45 | レーシャル・マージ
えー、レーシャル・マージプレイ中です

まだ共通ルート途中ですが現時点での感想を

田舎で暮らしていた主人公が王都の学校に進学して嫁を見つける話?なのですが
主人公が超絶善人なので、人によってはしんどく感じるかもしれないですね・・・
過ぎたるは、なお及ばざるが如し

私も眩しすぎて最初はしんどかったですが
勉学武力ともに能力が高い所、言動にブレが無い所、誠実である所、自分の信念を持っている所そもそも野郎なんで、ヘタレでなければそれほど拘りが無い所
等々良い点が多いキャラなので、段々好感が持てるようになってきましたが
序盤で折れる人が居ないかちょっと心配ですね・・・

女性陣は総じて魅力的で、地雷っぽい人が居ないのは好印象ですね
本作、というよりAxlは一作品につきシナリオライターが一人なので、
ルート分岐後のライター違いによるキャラ崩壊という心配が無いので、楽しくプレイできそうですね

えー、最初はエルルルートに行こうかと思っていたのですが、なんかアリシアさんに惹かれてきたので
まずは彼女から攻略していきますかね・・・

というか、序盤の展開的にアリシアルートに誘導してませんかAxlさん

それでは今回はこの辺で~

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大図書館の羊飼い-Dreaming Sheep-やってました(中編)

2014-04-27 23:47:17 | 大図書館の羊飼い
えー、大図書館の羊飼い-Dreaming Sheep-攻略終了しています

今回は水結、佳奈、つぐみについて大雑把に感想を書いていきますね
(ネタバレしてるんで注意です)

芹沢水結編について・・・
京太郎が開始早々、水結さんのことを名前で呼ぶので
本編で気になっていた「京太郎が最後まで芹沢と呼ぶ」が解消された為、のっけから好印象で始まったかと思えば
水結さんがネコのように甘えてきたり、京太郎のひざの上で台本練習したり、エロシーン以外でも交わる描写があったりと
ラブラブ成分も高めでシナリオ前半の時点で高評価

後半も水結さんのファーストライブにかける情熱や、過酷なライブの練習で体調を崩しても練習に打ち込む直向さ
ライブ当日を体調不良のまま迎えてしまい、ライブ後半の公演が絶望視された中で千莉さんが急遽助太刀としてライブに参加
熱い友情ライブが繰り広げられるなど見所が多い上、萎える要素が無いのでこちらも高評価

全体的に私好みなので、何気に玉藻、凪の二人に次ぐお気に入りシナリオかもしれません

意外だったのが、エロシーンがご主人様プレイではなかったことか
冒頭とか、京太郎が萌えたとかのシーンはフラグだと思ったんですがね・・・

なお、水結さんは「恋人がいる」ということを公言して活動していたりします
それでも、ファーストライブが盛況になるなど、熱い声援を送るファンが相当数いる模様
純粋な気持ちで応援してくれるファンっていいなぁ・・・
こういう人達が集まったのも水結さんの実力、人格のなせる業なのかもしれないですね

鈴木佳奈編について・・・
えー、シーン序盤にて、佳奈さんが影の薄いオッサン(ナナイさん?)に「あなたは文学賞を目指したほうがいい」と言われた為
その言葉通り受賞を目指すべく小説の執筆に入るわけですが
京太郎との同棲生活を始めて半年未満という、環境の変化に対応していない状況での執筆活動となるため
かなすけの才能が発揮できず煮詰まってしまい、文字が書けないままいたずらに時間だけが過ぎていくという展開になります

微妙に憔悴していくかなすけや、何とかして手助けしたいが有効な手がうてず悩む京太郎を見ることになりますね・・・

・・・これファンディスクですよね・・・?

そして、終盤は「このままの環境ではお互いに良くないので一度同棲を解消しよう」という話になり、かなすけが自宅に帰宅してしまいます
だから離れ離れは苦手なんだってばさ

その後は離れて暮らすことにより、お互いの重要さが身に染みて分かることになり、二日後には同棲再開
心機一転したかなすけは小説を執筆完了、その小説が佳作と評定されるなど結末自体は他キャラと同じ気持ちの良い終わりかたといえますね

んー・・・あまり私好みとはいえないか・・・
全体の雰囲気が本編での玉藻編並に暗いのはちょっと・・・

かなすけは特殊能力を持っているわけでも、周りに名が売れているわけでもない普通の生徒な上
本編では、伏線を残さない綺麗な終わり方をしている為、後日談を書くのが難しいキャラという印象は受けますが
もう少し他の書き方はなかったのかなぁと、思わずにはいられませんでしたね

かなすけは一番好きなキャラなので少し残念・・・かな?

白崎つぐみ編について・・・
1、つぐみさんの性格やルートの雰囲気は本編とほぼ同じ
2、つぐみさんと男版多岐川葵である私との相性はあまり良くない
3、葵さんが京太郎相手に失恋する描写がある。葵さんは私のお気に入り。本編でお気に入りの真帆さんが失恋した時は凹んだ
後は言わなくても分かるな?

ただ純粋にシナリオを見ると、つぐみさんの人を信じるぶれない生き方や、理屈じゃなく信頼でつぐみさんをサポートする京太郎や仲間達
そして、生徒会長として堂々と新聞部と渡り合う成長した様や、犬猿の仲である葵さんとの和解など良シーンの連続なので
つぐみさんと相性が良い方は、良シナリオに感じられるようなつくりだと思います

上ではあんなこと書きましたが、相性が悪いだけでシナリオ自体は好印象
つぐみさんの好感度も改善されましたね

なおエロシーンの評価は本編最上位クラスだったりします
69は男のロマン

凪編まで書くつもりが時間が無くなってしまいましたね・・・
次回ということで・・・

それでは今回はこの辺で

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三本の矢 二本目

2014-04-26 22:54:33 | Weblog
レーシャル・マージが発売されたんで買ってきました

また感想書いていきますんで、たまに覗いてやって下さい
・・・大図書館の感想も残っていますし、来月はサキガケ発売ですし更新ペース上げないと厳しいかな・・・?

なお、参加していたバナーキャンペーンですが、安定の落選でした
この手のもので当たったためしが無いので、予想はしていましたが
いざ外れるとちょっと寂しいですね・・・

それでは今回はこの辺で

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レーシャル・マージ 4月25日発売!

2014-04-25 00:00:00 | レーシャル・マージ
AXL新作第10弾「レーシャル・マージ」 2014年4月25日発売予定!

AXLの新作の「レーシャル・マージ」が4月25日に発売されるようです。

今作は異世界を舞台とした作品のようですが
現状AXLのファンタジーものにハズレなしなので、期待できそうですね・・・

というわけで、新作の情報仕入れにサイトを覗いていたのですが、バナーキャンペーン開催中との記述を発見
「キャンペーン期間中に応援バナーを設置して頂いた方の中から抽選で10名様に、『瀬之本久史描き下ろし色紙』をプレゼント!!」
と、当たれば色紙が貰えるみたいですね・・・

・・・

なんだって?

描き下ろし色紙って、コミケで抽選はずしまくって未だに貰えない品じゃないっすか
こ、これは欲しい

というわけで、私もバナーキャンペーンに参加することにしました
ただ参加するのもあれなので、現時点でお気に入りのエルルさんを描かせて頂きました


「スパッツを脱がせ」と、神の声がきこえたのでこんなイラストになりましたが
エルルさんはワカメスタイルな立ち絵ではないのであしからず

最後に、大事なことなんでもう一度書きますが
レーシャル・マージ4月25日発売です!
興味がある方は、購入の検討を是非に

私は色紙が当たるよう、さいたま市方面(AXLの所在地)に邪念を送りながら発売日を待つことにします

それでは今回はこの辺で

追記
サキガケもよろしくお願いします
【サキガケ⇒ジェネレーション!】情報ページ公開中!

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大図書館の羊飼い-Dreaming Sheep-やってました(前編)

2014-04-20 23:47:30 | 大図書館の羊飼い
えー、大図書館の羊飼い-Dreaming Sheep-全キャラ攻略完了いたしました

それでは真帆、玉藻、紗弓実、千莉について大雑把に感想を書いていきますね
(ネタバレしてるんで注意です)

望月真帆編について・・・
前にも書きましたが、会長が京太郎を好きになった理由が判明したり
エロシーンで「馬鹿」が聞けたりと個人的に好みなつくりでしたね

また、万能そうに見える会長でも、料理が苦手という意外な欠点が判明したため親近感が沸いたり
京太郎の為に料理を作ってあげようと京太郎と付き合う前から料理の練習していた一途な姿に感銘を覚えたりと
萌えポイントも高めと全体的に高評価でした

サブヒロインながら、おまけシナリオが無い、CGが一枚少ないという所以外はメインヒロイン達とほぼ扱いが同じだった所もありがたいですね

ただ、シナリオ終盤真帆さんが海外に留学してしまい、二人の距離が離れてしまうので、そこは好みが割れるところかもしれません
私的には京太郎が真帆さんを追いかける為に、海外の難関校にチャレンジする気骨ある振る舞いが見られたので、問題ありませんでしたがね

トップバッターとして申し分無い出来でした

桜庭玉藻編について・・・
えー、本編での玉藻編で挙げた不満、「イチャラブが足らない」「親との軋轢がうやむや」の二点が見事に解消された為
個人的に、凪編とトップを争う良シナリオでした
私の中で玉藻さんの地位がどんどん上がっていきましたね

玉藻さんの和服姿を見て、ブラボー!ファンタスティック!と興奮する京太郎や
和服姿を誉められた嬉しさから一人ファッションショーを開催してしまう玉藻さん等
コミカルな描写が出てきて笑わされたかと思えば

玉藻さんを大事にするがあまり、「桜庭」として成功する生き方を玉藻さんに強いる父親と
「玉藻」として絵画を生業として京太郎と共に歩みたい玉藻さんが対立したり

京太郎を産まれの経歴だけでけなした父親に向かい
「黙れ!あなたは恥を知るべきだ」
と、一喝する熱いシーンも出てきたりと、起伏に富んだシナリオなため、早く続きが読みたくなると思わせてくれましたね

本編で桜庭家にがんじがらめにされていた玉藻さんを見ていたため、桜庭家に自分を主張した玉藻さんの姿にはぐっと来るものがありましたね・・・

終盤では玉藻さんと父親が和解し、玉藻さんが絵画の道で生きていくことに多少の理解を示すようになったり
京太郎と玉藻さんが家族として共に歩む決意をしたりと結末も正にハッピーエンド

プラス要素しかない良シナリオでした。天晴れ!

嬉野紗弓実編について・・・
本編でも法に触れそうなことを平然とやっていた紗弓実さんですが
今回も「体育の持久走に参加したくないから、娘さんのデータと引き換えに体育教師から単位を貰う」という真っ黒な所業を行おうとします

流石紗弓実さん!期待は裏切らないぜ!

が、これを見咎めた幼馴染の真帆さんの挑発に乗り持久走の練習をしたり
真帆さんとの持久走勝負に小細工無しでガチで挑み、よろよろになりながら走ったり
ゴール(仮)と同時に、はしゃいで喜んだり
真帆さんに諭されて、互いのこれまでのわだかまりが解けて真帆さん相手に笑顔を向けたりと
らしくない(失礼)姿を見ることができます

ルート終盤では「紗弓実は丸くなった」との表現も出てきましたね・・・

紗弓実さんの成長ストーリーということで、粗も無く不満は無いのですが
べジータが「カカロット。お前が№1だ」と言った時と同じような寂寥感を覚えましたね

あぁ・・・じゃじゃ馬スポーツカーが普通の車になったみたいだぁ・・・

・・・と、思っていたらルート最終盤
「京太郎を陥れて、お姫様抱っこ状態で人ごみの中を走らせる」
という大技を披露してきます

やっぱり紗弓実さんは黒くなきゃな!(失礼)

御園千莉編について・・・
ミュージカルまでは、ほのぼのストーリーということで、まったり楽しめるものの
ルート終盤、千莉さんが海外留学で京太郎と離れ離れになるという
まさかの天色アイルノーツの夕音編の再来でテンションがやや下がってしまったのが残念でしたね

ファンディスクなのに離れ離れにさせてどうするのよ・・・

ただ、こちらは長い別れを示唆させる→実はたった二ヶ月間でしたとネタ風に扱っている上、
ミュージカルが主、留学が副といった形で別れは軽く表現した上に、最終盤で再会して終了する為
そこまで大きなマイナスにはならなかったですね

ちなみに似たような真帆編でテンションが下がらなかったのは
千莉編やアイルノーツの夕音編では主人公が「待つ」のに対して
真帆編では主人公が「追いかける」展開になるからだったり
動く主人公が好きなんです

さて、今回はこんなところですかね
残りの4人(水結、佳奈、つぐみ、凪)はまた別途に
多岐川葵さんは新キャラ扱いで個別記事を上げますんで少々お待ちを

それでは今回はこの辺で

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感想は後で

2014-04-15 22:57:04 | 大図書館の羊飼い
えー、大図書館の羊飼い-Dreaming Sheep-ですが
玉藻→紗弓実→千莉→水結→佳奈と攻略中です

では簡単に感想書いていきますね・・・

と、言いたいところですが、佳奈ルートがいいところなので
またの機会ということで

自分の欲を優先してすみません

それでは今回はこの辺で~


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トップ更新

2014-04-07 00:41:14 | Weblog
えー、AXLさんのバナーキャンペーンに参加したので
サキガケ仕様から、レーシャル仕様に変更しました

というわけで、トップにでかでかとパンツ絵が鎮座する事になりました

利用規約に抵触するじゃないかと、ビクビクしながらパンツ絵を公開していた頃が嘘のようだぁ・・・

それでは今回はこの辺で

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またね。

2014-04-01 00:20:41 | Weblog
今年も桜の季節がやってきましたね。

この季節になると、どうしても思い出す事があったりします。
今回はちょっと昔話でもしてみましょうかね。
(今回は完全に自分語りの記事になってます。苦手な方は注意です。)

えー、私が小学校三年生に上がった頃の話になります。

学校に登校する際に、集団で通学する「登校班」というのが当時にもあったのですが、
私の班から卒業式を迎えた六年生が抜けたため、人数が少ないという理由で、近所の登校班と合併することになりました。

新しい登校班での初登校の日、これから一緒に通学する仲間になるという事で互いに挨拶をすることになったのですが、
当時の私は奥手だった為、上手く挨拶が言えず、もじもじするだけというへたれっぷりを披露してしまいました。

微妙な空気が流れる中、相手の班から一人私の前に歩み出て、

「これからよろしくね!」

と、手を握ってきてくれた女の子がいました。

それが、私より一歳年上の女の子―。ここでは姉さんと呼びましょうかね。姉さんとの出会いでした。

それから、新しい登校班での通学が始まったのですが、私の第一印象があまりにも頼りなく見えたのか、
姉さんは何かと私に気を使ってくれましたね。

私と手を繋ぎながら、自分の学校生活を楽しそうに話したり、私のクラスの事を聞いてきてくれたりと、
人見知りな私を何とかなじませようとしてくれた姿は、今でもはっきりと覚えています。

その頑張りのおかげで、私も姉さんに馴染むことができて、私からも話しかけることができるようになってきました。
それが嬉しいと想ってくれたのか、私との触れ合いが楽しいと感じてくれたのか、あくる日、

「ねぇねぇ、今度一緒に放課後遊ぼうよっ」

と、笑顔で誘われることに。

その時には、私も大分姉さんに懐いていたので、

「うん、一緒に遊ぶ」

と即答。その日を境に姉さんといっしょに過ごす時間が、日に日に長くなっていきました。
呼び方もこの辺りから、名前に姉をつけた〇〇ねぇと呼ぶようになっていましたね。

姉さんとはそれから二年ほど一緒に過ごすことになるのですが、
その二年間は、今振り返っても私の人生で最も大切な時期だと断言できるものでしたね。

姉さんは、私をいろいろなところに連れて行ってくれました。
満開の桜並木、花火大会、川遊び、大きな運動公園等々・・・。

中でも一番印象に残っているのは、町外れで見つけた朽ちたプレハブ小屋。別名「秘密基地」でしょうか。
子供の時に一度は作った方も多いかとは思いますが、廃墟などを子供がたまり場にして遊ぶというものですね。

私達の秘密基地は、スペースも広く椅子や机も放置されていたので、一般のプレハブ小屋とそんなに大差の無い居心地の良い場所でした。
学校帰り、ここで待ち合わせをして外に遊びに繰り出したり、二人で宿題をしたりしたものですね。

ただ、居心地は良いといっても、やはり朽ちたプレハブ小屋。
巨大ムカデが突然出てきて二人ともパニックになったり、
トイレが無いので外で立ちションしていたら野良犬が乱入してきたり、
友達から「相合傘」というものを教えて貰ったので、見えないところにこっそり書こうと、椅子を使って冷蔵庫の上に書いていたところ、
傘と私の名前を書いた時点で椅子の足が折れ、体を床に強打。音を聞いて駆けつけた姉さんに本気で怒られる等、いろいろなハプニングもありましたがね・・・。
今となっては、いい思い出です。

とまあ、秘密基地を中心に姉さんとの楽しい日々を過ごしていたわけですが、ある日こんな出来事がありました。

いつものように姉さんと遊んでいた時のこと。六時を知らせる町内放送(メロディーが流れるあれ)が聞こえてきました。
当時の私の門限は六時、私の家は門限に厳しい家だったので、早く帰宅しないと大目玉必至です。

大目玉はそれは恐ろしいものだったので、あわてて、

「ごめん、僕帰る」

と、帰宅しようとすると、

「ダメだよ、別れる時はきちんと挨拶しないと。「またね」って言うの。そうしたまた遊べるからね」

ちょっと怒り顔になりながらも、優しく語り掛けてくれた姉さん。

「うん、分かった。またね。また明日ね」

と挨拶をすると、

「うん、またね。また明日ね!」

と、飛び切りの笑顔を浮かべてくれました。

それから、私達が別れる時は挨拶を欠かさずに行うようになりました。
「またね!」の言葉が交わされた時は、必ずまた会うことができましたね。

・・・言葉に力ってあるものなんですかねぇ・・・。

月日は流れ、私が四年生の終わりを迎えた春休み、桜咲き誇る四月上旬。
決して忘れない、忘れることのできない「あの日」を迎えることになりました。

その日、姉さんと公園で遊んでいたのですが、姉さんはどこか浮かない表情をしていて、心ここにあらずといった様子。
不思議に思いつつも、夕方まで遊んだわけですが・・・。

私が帰り支度をしていると、
姉さんが意を決した様子で言葉を紡ぎました。

「今日はね・・・バイバイって言いにきたの」

私は最初きょとんとしました。いつもの別れの挨拶と思いましたからね。
ただ、「またね」ではなく「バイバイ」なんですよね。
そのことに気づいた私は、

「バイバイって・・・またねじゃないの?」

「うん・・・バイバイ・・・っ・・・今日でね・・・っ・・・お別れなの」

姉さんの顔は夕日の逆光でよく見えませんでした。
ただ、言葉が詰まったように話していたのは覚えています。

「なんでっ!ずっと一緒にいようよっ!」

「ごめんね・・・っ・・・本当に・・・っ・・・ごめんね・・・」

そこから何度か追いすがったのですが、かなり動転していたので自分が何を話したかは、あまり覚えていません。
ただ、姉さんはずっと「ごめんね」を繰り返していたのは覚えています。

突然の別れの宣告、謝り続ける姉さん、喧騒に気づき何事かと様子を見に来た大人達。

もう何がなんだか分からなくなった私は、

「もういいよっ!」

と、その場から駆けだしてしまいました。

「あっ!待ってっ!」

という声を背中に受けながら、「またね」の挨拶もしないまま・・・ね。

―それが、姉さんとの最後の思い出になりました。

私は怒鳴り散らしたことを謝ろうと、翌日姉さんとの待ち合わせ場所、秘密基地に行きました。
・・・いつまでたっても姉さんは姿を見せませんでした。

門限を過ぎても待ち続けたのですが、心配で町内を探し回っていたらしい母親にゲンコツ喰らって強制帰宅となりました。

帰宅中、

「姉さんに会えなかった。どうしたんだろう」

と、呟くと、無言でゲンコツしたところを撫でてきましたね。

それから、また門限を破ってゲンコツ喰らったり、姉さんの家に直接行ったり、友達や担任に姉さんの居場所を聞いたりしたのですが、
結局居場所は分かりませんでした。

ただ友達の一人に聞いた時、

「なんか、母ちゃんが電話でその子の話してるの聞いたんだけど「家に帰った」って言ってたぞ」

と聞いたことはありました。

当時は何のことかさっぱり分かりませんでした。
姉さんの家には、姉さんの父親しか居ませんでしたからね。
その父親もいつのまにか居なくなっていたようでした。

そして、姉さんと最後に会った日から一ヵ月後。
夕方の町内放送を一人で聞き続ける日々を送っていたので、私は姉さんとはもう会えないんだなと、考えるようになっていました。

秘密基地に沢山残された、姉さんが居た証に一つ一つ触れて歩いていたところ、
ふと大きな冷蔵庫が目に入りました。

「そういや、あの時の相合傘書き途中だったっけ。最後まで書かないとな」

と、椅子を引っ張り出してきて、今度は足が緩んで無いか確認してから椅子の上に立ち、冷蔵庫の上を覗き込みました。

そこには、姉さんの名前が書き込んでありました。
そして、傘の上にはハートマークが描かれてありました。

・・・もうだめでした・・・。
涙が止まりませんでした、一度流れ出したらどんどん量は増えるばかり。
姉さんとの想い出が溢れるだけ、涙も溢れ出してきました。
最後には声まで上げる始末でしたね。

それから私は自分を責めるようになりました。
あの時逃げ出さなければ。「またね」と言っておけば、こんなことにはならなかったとね。
姉さんと別れの挨拶をしなかったのは、あの日一回限りですからね。

その日以来、私は姉さん以外の人との別れ際にも、必ず挨拶をする人間になりました。
挨拶を欠かさないその姿勢は、好意的な目で見てくれることが多いですね。
姉さんの教えは間違ってなかったと確信しています。

私自身も昔は失うものへの恐怖から挨拶をしていた節がありましたが、
今では姉さんの弟として誇りを持って挨拶を行っています。

・・・今の夢の一つに姉さんと会って、あの日できなかった挨拶をするってのがあったりします。

その夢が叶う日が来たらいいなぁ。
挨拶の約束をずっと守っていればその日に巡りあえるかな・・・?

―この想い、いつか貴方に届きますように―

それでは今回はこの辺で。

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