そんな日のこと。

いらっしゃい。

ナルキッソスの小説読んでました

2008-01-02 12:36:13 | ナルキッソス
新年明けましておめでとうございます
希望にあふれる新年をお迎えのことと存じますが、皆様お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか

私は初夢が悪夢だったため希望もへったくれもありません
(夜、町中が停電になり、さらに人々の姿も消えてしまう夢でした・・・停電はともかくサナララじゃないんだから・・・)

えー、今回はナルキッソスの小説について書こうかなって思っています
(強烈なネタばれをしているうえに私の主観でものを言っていますので注意)

小説について・・・
先日も書きましたが、ナルキッソス2のエンディング後のお話ですね
(さらに厳密に言うと、ビジュアルファンブックのサイドストーリー後です)
主な登場人物は姫子さん、妹の千尋さん、そして親友の優花さんですが
あえて主役を挙げるのであれば優花さんですかね

ストーリーについて・・・
序盤についてざっくりとですが説明を

友達は作っていいという新ルールにより再び「皆勤賞」を目指し始めた優花さん
ただ、彼女は社会人であるため会社に通勤せねばならず
皆勤賞に遅刻は厳禁のため仕事が忙しくても定時に退社せねばなりません
もちろん会社の人たちがいい顔をするはずもなく優花さんに厳しい態度をとります

姫子さんの前では気丈に振舞うものの、元来気弱で大人しい性格の優花さんは
ただ謝罪しながら会社を去り、フリフリの「制服」に着替え姫子さんの下に向かいます
そんな生活を続けている優花さんに対し、ある日姫子さんが
「優花・・・一番心配なのはあなたよ」と告げます

10月のある日・・・優花さんは姫子さんの口から「点滴が変わる」と告げられます
点滴が変わる・・・それは病による苦痛を和らげる点滴に変えるということですが
その代償として起きているのか寝ているのかわからない状態になってしまいます
すなわち点滴が変わった時点で「姫子」としての終焉を迎えるということになります
告げられた日の翌日、優花さんは会社に出勤するも、姫子さんのことが気になり早退を願いだしますが・・・
とまあ、序盤はこんな感じでしょうか

私個人の感想について・・・
弱々で、大人しく人とぶつかるのが苦手な優花さん
・・・私も強くものを言えない性格のため共感できるものがあります・・・
言いたいことがいえない・・・この辛さ、結構しんどいんですよねぇ・・・

そんな優花さんに対し姫子さんがとった行動・・・
残り僅かな時間を自分のためではなく他でもない親友のために使った姫子さん
最早凄いの一言に尽きます
ねこねこの健ちゃん、シズカさんのような大事な人の為に一肌も二肌も脱ぐその精神・・・立派過ぎます

エピローグにての優花さんの服装・・・姫子さんがかけた「魔法」の欠片なのかもしれませんね・・・

私ももうちょっと強く生きないとなぁ・・・


補足・・・
今回の小説ですが、姫子さんが弱っていく様から最期までが書かれています。人の死が登場しやすい「ナルキッソス」ですがここまで詳細なのは始めてかも?
人によっては涙腺が緩みまくりになる事必至です
(感動のアンビリーバボーをすかしっ屁しながら見ている私ですら少しくるものがありましたから)

最後に・・・
私が読んだときは寒風吹きすさぶビッグサイトだったのですが
寒さを忘れてのめり込んでしまいました・・・
相変わらず文の書き方がお上手です

値段も安すぎますので、少しでも興味のある方は読んでほしいですね

それでは今回はこの辺で・・・

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