＜10年4月10日公開作＞ 『第9地区』など

　週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！
　「☆＝絶対に観る！」「◎＝なるべく観るつもり」です。あとは優先順位が高い順に並べますが、途中からはテキトーです。

☆『第9地区』（アメリカ）112分・PG12
　かなり評判が良いみたいなので、予備知識を極力持たずに臨みます。予告編でも目を閉じておりました。
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

◎『シャッター アイランド』（アメリカ）138分・PG12
　四方を海に囲まれた刑務所を舞台にしたミステリー・ドラマ……らしい。監督はマーティン・スコセッシ、主演はレオナルド・ディカプリオ。この顔合わせは『ギャング・オブ・ニューヨーク』『アビエイター』『ディパーテッド』に続いて4作目ですね。
　この映画、「超日本語吹替版」も作られているそうです。どんな感じなんだろ。
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

『ダーリンは外国人』（日本）100分
　外国人を夫に持つ作者の日常を描いた人気コミックの映画化だそうです。主演は井上真央。なかなか楽しそう。
※上映館／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

『やさしい嘘と贈り物』（アメリカ）92分
　老紳士と老婦人の交流を通じて家族の優しさを描く人間ドラマ……らしい。感動できそう。
※上映館／伏見ミリオン座

『モリエール 恋こそ喜劇』（フランス）120分
　17世紀のフランスで多くの喜劇作品を残した劇作家、モリエールの半生を涙とユーモアたっぷりに綴る伝記ドラマ……らしい。
※上映館／名演小劇場

『海の金魚』（日本）116分
　ヨットレースに挑む高校生たちの奮闘を描く青春映画……らしい。鹿児島が舞台だそうです。
※上映館／イオンシネマ・ワンダー

『獄（ひとや）に咲く花』（日本）94分
　吉田松陰の獄中の様子を描いた歴史ロマン……らしい。
※上映館／109シネマズ名古屋

ロマンポルノ・RETURNS『後ろから前から』
　あの畑中葉子の代表作のリメイク！　歌も大ヒットしましたよね。
※上映館／シネマスコーレ

　ここからは、リバイバルや特集上映など。

岩波ホールセレクションVol.1　抵抗と人間　『海の沈黙』『抵抗 死刑囚の手記より』
※上映館／名演小劇場

＜カウリスマキの夕べ＞
　『浮き雲』『過去のない男』『マッチ工場の少女』を日替わりで上映。
※上映館／名古屋シネマテーク

『罪の天使たち』
　ロベール・ブレッソン監督の長編デビュー作。1943年の作品だそうです。
※上映館／名古屋シネマテーク

『ザ・クレイジーズ』
　ジョージ・Ａ・ロメロの初期の作品だそうです。
※上映館／シネマスコーレ

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　『ソラニン』を観ました。若い頃に誰もが抱える焦燥感や倦怠感を上手く描いている箇所もあるし、主演の宮崎あおいと高良健吾は素晴らしい表情を見せてくれるんですが、いかんせん劇中で示される価値観が薄っぺらというか何と言うか……。特にアイドルをめぐるエピソードの描き方とかね。
　それでも見応えはあったんですが、肝心な部分ですべてを台無しにするような演出があって、ちょいガッカリ。残念な作品でした。とはいえ、宮崎あおいファン、高良健吾ファンには、もちろん必見作です。

　『半分の月がのぼる空』も観ました。いわゆる難病モノです。いささか類型的なんですが、これまた主演の二人（池松壮亮と忽那汐里）が清々しいので、気持ち良く感情移入できました。ただ、追っかけの場面は、やりすぎ感満載。あそこまで迷惑かけて思い留まらない、ってのは不自然だって。とはいえ、好感が持てる作品ではありました。

　韓国映画『渇き』も観ました。話の流れはちょっと分かりづらいんですが、主演の二人がお見事！　特に、キム・オクビンの身体を張った熱演にはゾクゾクしちゃいました。脱ぎっぷりも含めて素晴らしいです。ソン・ガンホも、さすがの貫禄。最後までたっぷり楽しませてくれました。
　ただ、残酷な描写が苦手な人は避けた方がいいかも。かく言う僕も、ところどころ目を薄めて観てました。すんません、ヘタレで。