少年トッパ

<2023年5月19日・20日公開作> 『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』『放課後アングラーライフ』など

週末恒例、名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ!

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』 <シネマトゥデイ>
シリーズ10作目。今回もド派手なカーアクションが連発しそう。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『放課後アングラーライフ』 <シネマトゥデイ>
城定秀夫監督の新作。高校の釣り同好会が舞台の青春ドラマのようです。
※上映館/シネマスコーレ

『最後まで行く』 <シネマトゥデイ>
同名の韓国映画のリメイク。そちらは未見ですが、かなり暴力シーンが多いクライムサスペンスのようです。監督は藤井道人で、主演は岡田准一と綾野剛。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『宇宙人のあいつ』 <シネマトゥデイ>
中村倫也主演作。地球人になりすましていた宇宙人を演じているそうです。他に伊藤沙莉、日村勇紀、柄本時生などが出演。監督は飯塚健。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/センチュリーシネマ

『ソフト/クワイエット』 <シネマトゥデイ>
ヘイトクライムの狂気を全編ワンショットの映像で描いたクライムスリラーだそうです。観たらものすごく不愉快になりそう。
※上映館/イオンシネマ名古屋茶屋/シネマスコーレ(6/24~)

『オマージュ』 <シネマトゥデイ>
ヒット作のない映画監督が主人公のヒューマンドラマで、映画業界に身を置いた女性たちの苦難が描かれているそうです。
※上映館/伏見ミリオン座

〇『スランバー・パーティ 大虐殺』 <シネマトゥデイ>
1982年製作のスラッシャーホラーだそうです。
※上映館/シネマスコーレ

『夜のスカート』 <シネマトゥデイ>
30年ぶりに小学校の同級生と再会した独身アラフォー女性を描いたドラマのようです。短編『RIVER』を同時上映。
※上映館/シネマスコーレ

〇『ベニー・ラブズ・ユー』 <シネマトゥデイ>
ぬいぐるみが引き起こす恐怖を描いたホラーだそうです。
※上映館/シネマスコーレ

『永久少年 Eternal Boys 特別編集版』 <シネマトゥデイ>
TVアニメ『永久少年 Eternal Boys』全24話を再編集しているそうです。このアニメ、3回目ぐらいで見るのをやめちゃいました。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマイオンシネマ名古屋茶屋

『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド』 <シネマトゥデイ>
乳幼児を対象にしたアニメの劇場版だそうです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマイオンシネマ大高

『静かなるドン 後編』 <シネマトゥデイ>
※上映館/109シネマズ名古屋

『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダーイオンシネマ大高

●ドキュメンタリー

『ナイトクラビング:マクシズ・カンザス・シティ』 <シネマトゥデイ>
ニューヨーク・パンクロックシーンの伝説的ナイトクラブに迫ったドキュメンタリーだそうです。『シド:ファイナル・カーテン』を同時上映。
※上映館/名古屋シネマテーク

『ハマのドン』 <シネマトゥデイ>
横浜へのカジノ誘致を阻止した実業家・藤木幸夫と市民たちの姿を追ったドキュメンタリーだそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク

●リバイバル&特集上映(一部のみ)

<日活110周年記念特集上映 Nikkatsu World Selection>
※上映館/伏見ミリオン座

<大映4K映画祭>
※上映館/シネマスコーレ

<ANOTHER SIDE OF JLG『1PMーワン・アメリカン・ムービー』『ニューヨークの中国女』>
※上映館/名古屋シネマテーク

<花開くコリア・アニメーション2023+アジア>
https://hanakori.com/
※上映館/シネマスコーレ

伏見ミリオン座では傑作『アメリカン・ユートピア』を上映。「大音響重低音上映」だそうです。

名演小劇場大須シネマ三越映画劇場シアターカフェに関しては、各自でチェックしてくださいませ。
名演小劇場は休館中ですが、不定期で上映会を開催しているそうです。

先週は名古屋シネマテークの閉館という衝撃的なニュースがありましたが、今週も映画好きにとっては驚くようなニュースがありました。キネマ旬報が月刊誌になるそうです。
もちろん、休刊とかになるよりは断然いいので、頑張って長く続けてほしいと思っております。とは言いつつ、たまにしか買っていませんが……、すみません。
なお、月刊になっても誌名は変えないそうです。旬報じゃないじゃん、なんて意地悪なことは言いっこナシで。

*     *     *

●観た映画

『TAR/ター』※オススメ
凄まじく濃密な傑作。ただし、自分にすべてが理解できたとは思えません。あのシーンは何を意味していたのか、あのシーンは主人公の妄想なのか現実なのか、などなどいくつも分からないことがありました。
主人公は天才的な指揮者である女性。レズビアンであることを公言しています。才能に恵まれているだけでなく努力も欠かさない人物なのですが性格には難があり、いわゆるパワハラ的な言動を連発するし、気に入った女の子に手を出したりもします。
音に対する感性が鋭い彼女は日常生活での些細な音にも敏感に反応します。たとえば夜中に、冷蔵庫のブーンという小さな音が気になって起きてしまったり。これはまあ、凡人にもよく起こることですよね。ちょっと親近感が湧きました。
<以下ネタバレ>後半では、この主人公がいかにして失墜していくかが描かれます。まあ、自業自得ではあるものの、ものすごく魅力的な人物でもあるので気の毒にも思えます。
同時に、さっきも書いたように現実なのか妄想なのか分からないシーンもあるので、かなり戸惑います。そして、演奏会でのショッキングなシーン! この映画、予告編で「映画史に残る衝撃のラスト」と謳われているので、てっきりこれがラストシーンだと思いました。確かにすげえ終わり方じゃん、と気持ちを揺さぶられました。ところが!
そこで終わりじゃなかったんです。それから約10分ぐらいかな? まだ映画は続きました。そして、本当のラストシーンはというと……えっ? きょとーん。正直、客席に居並ぶ異様な風体の面々を見ても、よく理解できませんでした。そして、そこで映画は終了。
大慌てで頭の中で推論を導き出し、「ああ、そういうことか」と自分を納得させましたが、それが正解なのかどうかは分かりません。しかし、確かに「映画史に残る衝撃のラスト」ではあったと思います。マジで唖然としちゃったので。

『独裁者たちのとき』※観る価値あり
ヒトラー、レーニン、ムッソリーニ、チャーチルなどの実際の映像を使って作り上げられたファンタジー。いや、妄想劇? 
発せられるセリフは俳優によるものですが、内容自体は実際に各々が口にしたものだって。それを組み合わせて、さも本人たちが会話を交わしているように構成しているわけです。なんちゅう手の込んだことを!
見栄っ張りで愚かな独裁者や政治家たちの妄言・戯言・放言にはゲンナリしますが、しかしそうした言葉に熱狂した庶民が数多く存在したのも事実で、この映画にも「群衆」が登場します。自分の浅い知識では理解できなかったところもありましたが、人類の歴史の恥部を垣間見たような気持になりました。
ところで、名古屋シネマテークの閉館が報じられた翌々日にこの映画を観たのですが、その回に限って言えば、補助席も埋まってほぼ満員でした。すべての上映作でこういう状況になっていれば閉館を回避できたかも……とも思いましたが、そんなことは無理ですよね。閉館は7月28日とのことなので、それまでにあと何回か行くつもり。

『おとななじみ』※僕は好き
予告編を見て、てっきり高校生の恋愛モノだと思ったんですが、実際には主人公たちは24歳ぐらいでした。それはともかく、これは僕好みの他愛ない恋愛ドラマ。本当にもう、お約束通りの展開で、定石通りにライバルが現れてアレコレあった末に誰もが予測できる結末を迎えるわけです。でも、こういうのはこれでいいの! いいトシこいて未だにこういうのが好きなのもどうかは思いますが、まあ、好きなものは仕方がないですよね。
それにしても主演の久間田琳加って子、ものすごく可愛いじゃん。今まで不覚にもノーマークでした。しかし過去の出演作を調べると『ミックス。』も『青夏』も『ヌヌ子の聖★戦』も観ておりました。しかも『ヌヌ子』の舞台挨拶の回では本人をナマで見てるじゃん。何で忘れてたんだろ。不覚です。

『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』※僕は好き
人気マンガを実写化したドラマの劇場版。アニメも作られていて、実はそっちの方が好きだったりしますが、ドラマも楽しんでいました。
まあ、女の子7人のアイドルグループがいて、その中で一人だけ握手会の時に誰も並んでいない、ってことは現実的に起こり得ないよね? 地味とはいえ可愛いわけだし。
そんな風にツッコミを入れたい箇所はいくらでもあるんですが、この話(原作でもアニメでも)、僕はすっかり、その不人気アイドル(って言い方はナンですが)の舞菜に感情移入しまくっています。晴れやかな場で「ここに自分なんかいていいんだろうか」という劣等感を持ち続けているところが、もう健気で可哀想で、でも、その気持ちがよーく分かるので、何とか彼女に幸せになってほしい、と思いながら観ていたわけです。

●読んだ本

『破果』ク・ビョンモ

●お気に入りor気になるMUSIC

スピッツ『ひみつスタジオ』

藤原さくら『AIRPORT』

緑黄色社会『pink blue』

山本彩『&』

カメレオン・ライム・ウーピーパイ『Orange』

*     *     *

まだ5月なのに、早くも愛知県では猛暑日を記録しました。熱中症で搬送される方も多かったようですね。みなさんもお気を付けて!

コメント一覧

トッパ
ごむながっち、まいど~。

なるほど、久間田琳加は「りんくま」と呼ばれているんですか。勉強になりました(笑)。
『おとななじみ』、男優陣も健闘していたと思います。特に萩原利久。
これまで気弱な役柄が多かった印象があるけど、
いかにも有能なビジネスマンという役もよく似合ってました。

『推し武道』、お互いタダで観られて良かったっすね。
『この小さな手』は名古屋じゃ来月公開なので、
タイミングが合えば観たいと思っております。
ごむなが
こんばんは!もうもうもう←うし年か(笑)、りんくまちゃん、響きましたねっ。あはは。演ってるうちにパンフ買おうかなと思いました。ひなひなとかもういらぶでは全然憶えてなくて殺さない彼とでしっかり認識させられたというか意識させられたというか。ありきたりと思いつつ実は傑作だったのではないでしょうか。おとななじみ。僕も好きってことでライバル現るですか。
さて推し武道、ありがとうございました。一度岡山に甲斐さんのLIVE行きましたがその時の風景というか、街中に水があって良かったです。舞奈も先日みた映画この小さな手ではちゃきちゃきしていて(笑)、まあ僕は好きというしかありませんが好きです。えへへ
渚園も時間があればおかわりしに行くつもりです。では
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