いつも思うのだが、プロ野球チームに寄せるファンの想いは、そりゃあもう一途で健気なものである。球場へ足を運ぶような熱心なファンじゃなくても、好きなチームの勝敗は常に気にしているものだ。などと他人事のように書いているが、僕だって中日の勝ち負けを毎日気に留めている。優勝することを願っている。今年だって、阪神にマジックが点灯しても「最終的にはドラゴンズが優勝するに決まってる」と思っていた。
深く考えるまでもなく、好きなチームの勝敗に一喜一憂するのはまったくもって無意味なことである。だって、その勝ち負けに自分の力は全然影響していないのだ。自分が身体を鍛えたりアイデアを捻出したり真面目に仕事に励んだからって、好きなチームが勝ってくれるわけじゃない。逆に、自分が怠惰な毎日を送っていても、厳しいトレーニングを積んだ選手たちは懸命に戦い、時には勝つし、時には負ける。オレやアンタの思惑も努力も、チームの勝敗とはまるっきり無関係。なのに、人は贔屓チームが勝つと飛び上がって喜び、負けると我がことのように悔しがる。そして、その言動が周囲の人間を不快にされることも多々ある。だよね?
そもそも、どうして人は特定のチームを応援するようになるのか。そして、どうして人は特定のチームを応援し続けるのか。前者に関しては人それぞれだろうが、後者については「昔から好きだったから」という人がほとんどだろう。悪く言えば「惰性でファンを続けている」のである。だから、30代・40代以上のファンの場合、好きになった頃と現在とでは選手はガラッと入れ替わっているはずだ。
たとえばアイドルやミュージシャンを好きになった場合、その対象はずっと同じである。最初に好きになった頃より老けたり太ったり声域が狭くなったり、時にはスキャンダルなどの影響でキャラが大きく変化しても(石田純一、杉田かおる、梨花みたいにね)、それが本人であることには変わりはない。だが、プロ野球に限らずスポーツのチームってのは、10年も経てば選手の大半が入れ替わる。にも関わらず同じチームを好きでいるというのは、考えてみればおかしな話ではある。もちろん、それが悪いなんて言うつもりは全然ないけどね。
う~ん、何を言いたいのか自分でも分からなくなってきたぞ。というか、「なぜ日本人はプロ野球に夢中になるのか」を論理的に解明していくつもりだったけど段々面倒になってきた。すんません、飽きっぽい性格なので。
とにかく、阪神ファンのみなさんに、これだけは言っておかなきゃ。
もしも今日の試合で負けても、あなたには何の責任もない! あんまり落ち込むべからず!
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