少年トッパ

<2024年2月2日・3日公開作> 『熱のあとに』『罪と悪』など

週末恒例、名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ! すんません、すごく興味がある作品以外の説明は基本的に割愛させていただきます。

『熱のあとに』 <シネマトゥデイ>
実際に起きた殺人未遂事件にインスパイアを受けて製作されたドラマだそうです。主演は橋本愛。
※上映館/伏見ミリオン座

『罪と悪』 <シネマトゥデイ>
3人の幼なじみが陰惨な過去と向き合うさまを描いたサスペンスだそうです。主演は高良健吾。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマイオンシネマ大高

『みなに幸あれ』 <シネマトゥデイ>
第1回日本ホラー映画大賞で大賞を受賞した短編を長編映画化した作品だそうです。主演は古川琴音。
※上映館/シネマスコーレ

『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』 <シネマトゥデイ>
フランス国王ルイ15世の愛人であったジャンヌ・デュ・バリーの生涯を描いた歴史ドラマだそうです。監督・主演はマイウェン。ルイ15世を演じるのはジョニー・デップ。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマセンチュリーシネマイオンシネマ名古屋茶屋

『ダム・マネー ウォール街を狙え!』 <シネマトゥデイ>
2021年に起きた「ゲームストップ株騒動」のいきさつを描く実録ドラマだそうです。監督は『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のクレイグ・ギレスピーで、主演はポール・ダノ。
※上映館/伏見ミリオン座/イオンシネマ名古屋茶屋

『右へいってしまった人』 <シネマトゥデイ>
パラレルワールドとタイムリープを題材にしたラブストーリーだそうです。タイトルを見て、てっきり「右翼になってしまった人」を描いた話かと思ってしまいました。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ

『DAUGHTER』 <シネマトゥデイ>
妻を亡くした物理学者とその娘を描いたヒューマンドラマだそうです。主演は竹中直人。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ

『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』 <シネマトゥデイ>
「刀鍛冶の里編」第11話と「柱稽古編」の第1話だそうです。僕はまあ、テレビで(というより配信で)見ます。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『カラフルな魔女 角野栄子の物語が生まれる暮らし』 <シネマトゥデイ>
『魔女の宅急便』の著者として有名な角野栄子氏を4年にわたって取材したドキュメンタリーだそうです。ナレーションは宮崎あおい。
※上映館/伏見ミリオン座

『オジさん、劇団始めました。』 <シネマトゥデイ>
中年のサラリーマンが演劇に挑戦する姿を描いたヒューマンドラマだそうです。主演は渡辺いっけい。
※上映館/シネマスコーレ

『大室家 dear sisters』 <シネマトゥデイ>
アニメ化もされたなもりのコミック「ゆるゆり」のスピンオフ「大室家」が原作の劇場版アニメだそうです。
※上映館/109シネマズ名古屋センチュリーシネマ

『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』 <シネマトゥデイ>
※上映館/109シネマズ名古屋中川コロナシネマワールド

『フェルメール The Greatest Exhibition -アート・オン・スクリーン特別編-』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ

『METライブビューイング2023-24/ダニエル・カターン《アマゾンのフロレンシア》』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ

●リバイバル&特集上映(一部のみ)

『ストップ・メイキングセンス』4Kレストア
※上映館/109シネマズ名古屋センチュリーシネマ/イオンシネマ大高

『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』
※上映館/ミッドランドスクエアシネマイオンシネマ名古屋茶屋

ビクトル・エリセ特別上映『ミツバチのささやき』
※上映館/伏見ミリオン座

『ジェヴォーダンの獣』4Kレストア ディレクターズ・カット
※上映館/ミッドランドスクエアシネマイオンシネマ・ワンダー

<Choice of Kanazawa>in NAGOYA
※上映館/シネマスコーレ

<サメとカニとアレと/魅惑のZ映画祭>
※上映館/大須シネマ

ミッドランドスクエアシネマでは『バービー』も再上映されます。未見の方はぜひ!

三越映画劇場シアターカフェに関しては、各自でチェックしてくださいませ。刈谷日劇のサイトも要チェック。

キネ旬ベスト・テンの1位作品と個人賞が発表されました。日本映画の1位は『せかいのおきく』で、外国映画の1位は『TAR/ター』。主演女優賞は『ほかげ』の趣里で、主演男優賞は『PERFECT DAYS』などの役所広司。
2位以下は5日発売の増刊号で発表されるそうです。

*     *     *

前回の記事に『哀れなるものたち』『ゴールデンカムイ』『サン・セバスチャンへ、ようこそ』の感想を追記してあります。興味がある方はご一読ください。

●観た映画

『サイレントラブ』※一見の価値あり
交通事故で目が見えなくなった(とはいえ徐々に回復していく)女子大生と、とある事情で声を出せなくなった青年との恋愛ドラマ。主人公を演じるのが山田涼介と浜辺美波という美男美女ってこともあって、韓流ドラマっぽい趣もあります。まあ、ほとんど韓流ドラマを見たことはないんですが。
監督は『ミッドナイト・スワン』などの内田英治。売れっ子だけあって、さすがにテンポが良く、観る者を飽きさせません。アクション場面も迫力があり、かなり見応えがありました。しかし!
うーん、これでいいんでしょうか。面白くするための仕込みというか仕掛けというか、いろいろと工夫は凝らされているんですが、どれも古臭いというか作為的というか、どうにも寒々しい気持ちにさせられました。それでも山田涼介と浜辺美波は好演&熱演しているので、まあ、一見の価値はあるかと思います。

『違う惑星の変な恋人』※まずまずオススメ
いわゆるオフビートなラブコメ。登場人物AはBが好きで、でもBが好きなのはCで、CはDが好きで、DはAが好きで……という、四角関係(正確には五角関係)が繰り広げられます。会話は嚙み合わず、それぞれの行動は悪あがきになるばかりですが、かといって凄まじく険悪な雰囲気になったりすることはなく、どこかピント外れのままに話は進みます。
出色は、やはり中島歩。カッコいいのにダメな人、という役を演じさせたら当代随一の存在ですが、今回も見事に観る者の期待に、というか僕の期待に応えてくれました。これぞ中島歩。彼の見事すぎるダメっぷり、いい加減っぷりを見るだけでも、この映画を観る価値は大いにあります。

『コット、はじまりの夏』※オススメ
夏休みに親戚の家に預けられた9歳の少女、コットが主人公。四姉妹の末っ子である彼女は自分の家では居心地悪そうに過ごしており、親戚の家に来た当初も遠慮がちだったんですが、次第にそこでの生活に慣れ、掃除などの作業を手伝うようになって、生きることの楽しさに目覚めていく……という、まあ、大雑把に言えばそういうシンプルな内容なんですが、ものすごく引き込まれました。
子どもと接するのが苦手そうな伯父とコットが徐々に心を通わせ合っていくさまには、特にグッときました。そして、彼がなぜ子どもと接することが苦手になったのかが明らかになるあたりでは、ただただ胸が痛くなりました。
<以下ネタバレ>ラストは、どう解釈すればいいんでしょ。追っかけてきた実の父は、そのままコットを連れ帰るのか? そうじゃないことを願っています。

●読んだ本

『傲慢と善良』辻村深月
『新古事記』村田喜代子
『ともぐい』河﨑秋子

*     *     *

●甲斐よしひろ情報

甲斐さんが出演する番組「歌える!J-POP黄金のヒットパレード決定版!」の公開収録が行われるそうです。会場は渋谷のNHK放送センター。
甲斐さんの他にも、野宮真貴、稲垣潤一、鈴木トオル、シシド・カフカなどなど、なかなかに豪華な出演陣ですね。僕も行きたい! でも、万一当選しても交通費が……。
ところで、SALLYって、あの『バージンブルー』のSALLY? すごく好きな曲でした。聴きたくなってSpotifyで探したけど、配信されてないじゃん。

*     *     *

話題のドラマ『不適切にもほどがある!』を見ました。さすがクドカン、面白いっすね。簡単に言うと、阿部サダヲ演じる中年男が1986年から2024年にタイムスリップしてジタバタしまくる、という話。
1986年なら許されても2024年の現代では許されない、ってことは多いですよね。代表的なのが喫煙。1980年代には、確かに喫煙者は路上でも駅のホームでも喫茶店でも煙草をスパスパ吸い、煙を吐き出しまくっていました(さすがに電車やバスの中で吸う人は滅多にいなかった気がしますが、それは地域によって違うかも)。
そうした1986年の価値観や流行をコミカルに描きながら、やたらと「コンプライアンス重視」が叫ばれる現代の風潮にもツッコミを入れる、というクドカンらしい問題提起型ドラマになりそう。ミュージカルの場面も楽しいし、今後の展開に期待が持てます。

あと、ドラマでは『恋する警護24時』と『先生さようなら』も見ています。『先生さようなら』では北香那が演じる女性教師が最高。昨年の映画『春画先生』に続き、「自分に自信がなく、おどおどしているけど、内に秘めた情念が凄い」というタイプの女性を演じているわけですが、もう演技とは思えないほど堂に入っています。北香那、素晴らしい女優さんだと思います。

『セクシー田中さん』をめぐる騒動には胸が痛みました。芦原妃名子さんのご冥福をお祈りいたします。
何はともあれ、原作者の意向は何よりも大切にされるべきだと思います。とはいえ、80年代の日本映画には原作をないがしろにした作品がものすごく多かった気がしますし、その中には秀作もあったので、もちろん一概には言えません。でも、やっぱり原作者ファーストが大原則なんじゃないでしょうか。

コメント一覧

トッパ
毎週見てますさん、こんにちは~。

『不適切にもほどがある!』、面白いですよね。ムッチ先輩の口調を真似したくなります(笑)。
毎週見てます
不適切にもほどがある!、私も毎回見てます! 多分、最終回まで見ると思います!
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「 新作映画公開情報@名古屋」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事