「☆=絶対に観る!」「◎=できれば観たい!」です。あとは優先順位が高い順に並べますが、途中からはテキトーです。
☆『堀川中立売』(日本)123分
日本の古都・京都を舞台に、地球侵略を画策する妖怪と、その陰謀を阻止する人間たちのバトルを描くオカルトチックな和風SFムービー……らしい。よく分かりませんが、『おそいひと』の柴田剛監督の新作なので、とりあえず観ます。
※上映館/名古屋シネマテーク
☆『少女たちの羅針盤』(日本)113分
女子高生演劇ユニットで起こった殺人事件の真相に迫るサスペンス……らしい。主演は成海璃子、忽那汐里、森田彩華、草刈麻有。まあ、成海璃子が主演なら、とりあえず観なきゃね。
※上映館/伏見ミリオン座
◎『ブラック・スワン』(アメリカ)108分
内気なバレリーナが大役に抜てきされたプレッシャーから少しずつ心のバランスを崩していく様子を描く心理スリラー……らしい。主演のナタリー・ポートマンはアカデミー賞主演女優賞に選ばれています。監督は『レスラー』のダーレン・アロノフスキー。この作品はすでに11日から公開中。しかし、なんで水曜スタート?
※上映館/センチュリーシネマ/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
◎『コネコノキモチ』(日本)72分
父親の死から立ち直れないでいた娘が幻の猫と呼ばれるマンチカンとの出会いにより新たなスタートを切る姿を描く感動作……らしい。主演はアイドリング!!!の遠藤舞。って、まったく知らないんですが。
※上映館/中川コロナシネマワールド
◎『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』(日本)121分
人気劇作家、前田司郎の小説の映画化。新婚なのに倦怠期のような雰囲気の夫婦が、愛と情熱を取り戻すべく奇想天外な旅に出掛けるさまを描くハートウオーミング・コメディー……らしい。主演は竹野内豊と水川あさみ、監督は『GSワンダーランド』などの本田隆一。予告編の印象では、まったく面白くなさそうですが……。
※上映館/伏見ミリオン座
◎『ジュリエットからの手紙』(アメリカ)105分
今もなお実際に行われている「ジュリエットレター」を題材にしたラブストーリー……らしい。ジュリエットレターってのは、恋愛相談の手紙に「ジュリエットの秘書」と呼ばれる女性たちが返信することだそうです。うーん、ロマンチック。
※上映館/ゴールド劇場
『戦火のナージャ』(ロシア)150分
ニキータ・ミハルコフ監督作品。16年前に作られた『太陽に灼かれて』の続編で、戦時中に生き別れた父と子の物語だそうです。
※上映館/名演小劇場
『ビー・デビル』(韓国)115分
孤島を舞台に繰り広げられる復讐劇……らしい。カンヌ国際映画祭でも注目されるなど、かなり衝撃的な内容らしいので気になるんですが、痛々しいシーン満載っぽいのでパスしますです。
※上映館/シネマスコーレ
『富江 アンリミテッド』(日本)85分
「富江」シリーズ8作目。監督は『片腕マシンガール』『ロボゲイシャ』などの井口昇。
※上映館/シネマスコーレ
『はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH』(日本)46分
小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還までの映像を捕らえたCGドキュメンタリー……らしい。
※上映館/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
<『マクナイーマ』+ブラジル・ヌーヴェルヴァーグ特集>
1969年製作のカルト・ムービー『マクナイーマ』など、「ブラジル・ヌーヴェルヴァーグ」と称された作品の特集上映だそうです。計5作品。
109シネマズ名古屋では、吉川友という新人アイドルの主演作『きっかけはYOU!』が14・15日の2日間のみ上映されるそうです。というのか、映画とミニライブがセットになってるみたい。
ビューイング作品では、ミッドランドスクエアシネマで『METライブビューイング2010-2011 R・シュトラウス 「カプリッチョ」』、109シネマズ名古屋で『WORLD CLASSICS@CINEMA 2011「白鳥の湖」』が上映されます。その辺の情報はマメに収集してませんので、詳しいことは各自で調べてくださいませ。
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ゴールデンウィーク中、あれこれとたくさん観ました。その中でイチオシは『阪急電車 片道15分の奇跡』! 中谷美紀の言動や立ち振る舞いがあまりに痛快で、笑えて仕方なかったです。あえてパブリックイメージ通りの役柄を演じた(というより、演じさせられた?)安めぐみもアッパレ。谷村美月も素晴らしい好演でした。
とはいえ、この作品、あまりに「選民意識」みたいなものが強くて、ちょっと考えさせられてしまいました。その辺に関しては改めて書くかも。
同じく群像劇である『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』も、かなり上出来。神聖かまってちゃんが「ロックの神に選ばれた存在」であることを改めて感じました。ステージの映像には、ちょっと鳥肌が立っちゃいました。
『八日目の蝉』も観ました。とても丁寧に作られていて好感が持てる作品なんですが、いかんせんドラマ版の印象が強すぎて……。原作も読んでいたので、「あのエピソードは端折ったな」とか「あのキャラは出ないんだ」とか、そんなことばっかりが気になってしまいました。まったく予備知識がない状態で観たかったけど、まあ、仕方ないですね。というか、普通は1年も経てば結末とかを忘れちゃうことが多いんですが、この物語に関してはなぜか鮮明に記憶に残っております。それだけドラマの出来が良すぎた、ってことでしょうね。
『これでいいのだ!! 映画・赤塚不二夫』は、子どもの頃に赤塚マンガにハマっていた者にとっては、とても感慨深い内容なんですが、映画としてはイマイチ。ただ、堀北真希の酔っ払い演技には笑わせてもらいました。あと、『ダイナマイトが150屯』を合唱するシーンでは、僕も客席で静かに歌わせてもらいました。わはは。
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では、本日のDVD紹介。まずは柴田剛監督の代表作『おそいひと』。ずっと前にも書いた通り、インパクト充分の傑作です。必見作、と言っていいんじゃないでしょうか。
若くして多くの主演作を持つ成海璃子ですが、今のところ一番は『武士道シックスティーン』じゃないでしょうか。北乃きいとの掛け合いが最高に楽しいです。
ナタリー・ポートマンも『レオン』や『スター・ウォーズ』シリーズなど代表作が多いわけですが、僕が一番印象に残っているのは『Vフォー・ヴェンデッタ 』で○○○にされるシーン。まさに迫真の演技、という感じでした。