『カーズ』、いよいよ明日から公開！

　金曜恒例「明日から名古屋で公開される注目映画はコレ」のコーナー！
　☆印付きのは絶対に観るつもり。あとは自分にとって優先順位が高い順に並べてあります。なお、特に劇場名を記していない作品は、シネコンなど複数の映画館で上映されます。

☆『カーズ』 http://www.disney.co.jp/movies/cars/index.html
　ご存じピクサーの新作。今度は車が主人公だって。とりあえず観ます。

『やわらかい生活』 http://www.yawarakai-seikatsu.com/
　鬱状態になったキャリア・ウーマンが個性豊かな男たちとの交流を通して再生していく姿を描く……らしい。監督は廣木隆一、主演は寺島しのぶという『ヴァイブレータ』コンビ。男優陣は豊川悦司、田口トモロヲ、妻夫木聡、柄本明、大森南朋など、なかなか豪華。原作は芥川賞作家の絲山秋子、脚本は荒井晴彦と、これまた豪華。名演小劇場にて。

『ステイ』 http://movies.foxjapan.com/stay/
　謎めいた青年との出会いを機に、幻惑的な世界に迷い込む精神科医の運命を鮮烈に描く……らしい。主演はユアン・マクレガー＆愛しのナオミ・ワッツ。シルバー劇場にて。

『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』 http://www.getrich-movie.jp/
　麻薬ディーラーだった青年が、裏社会の抗争や幼なじみとの恋を経てラッパーを目指す姿を描く……らしい。人気ラッパー、50セント主演による半自伝的ストーリーだって。『8Miles』みたいな感じかな？　監督は『マイ・レフトフット』『イン・アメリカ／三つの小さな願いごと』などのジム・シェリダン。センチュリーシネマにて。

『母たちの村』 http://www.alcine-terran.com/main/moolaade.htm
　今なおアフリカの各地で行なわれている“少女への割礼”を題材にした問題作……らしい。名演小劇場にて。

　名古屋シネマテークではミヒャエル・ハネケ監督作品の特集上映があります。この監督、あの問題作『ピアニスト』を撮った人ね。7／8からは同じくシネマテークで新作『隠された記憶』も公開されます。

　映画祭もあれこれ開催されます。

●イメージフォーラム・フェスティバル2006　（7／1・2）
http://www.imageforum.co.jp/festival/

●名古屋シネマ・フェスティバル2006　（7／4～8／25）
http://www.nagoyacinefes.org/

　今年最大の話題作『太陽』の公式サイト、オープンしていました。名古屋では8月にシネマスコーレで公開されます。
http://taiyo-movie.com/

　えー、話題の中国映画『ココシリ』を観ました。これ、すごいです。ここまで過酷な状況を描いた作品も珍しいし、ここまで過酷な場所で撮影された映画も滅多にないんじゃないでしょうか。単なる美談ではなく、いわゆる「自警団」の持つ危うさをも描いている点にも感銘を受けました。貧しい者同士が戦わざるを得ない状況に追い込まれるってのは、本当に惨いことです。
　ただ、良い作品ではあったんですが、こっちの体力不足のせいで途中ちょっと睡魔に襲われてウトウトしちゃいました。無念。

　『フーリガン』も観ました。この映画でのフーリガンの描き方には賛否あるようですが、一人の青年の成長譚としては、すごく見応えのある作品です。イライジャ・ウッドは『僕の大切なコレクション』に続いて好演していました。『シン・シティ』を観た時は「コイツこんな役を引き受けて大丈夫か？」と思いましたが、この調子なら心配ないでしょ。って、僕が心配するまでもなくイライジャは頑張るでしょうが。

　今日で6月も終わりですね。なので、2006年上半期の映画ベストテンを選んでみようと思います。しばしお待ちを！