基本的に、気になってる作品以外の説明は省略。タイトルの下の<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>という文字をクリックすると丁寧な紹介文を読めますので、そちらをご参照ください。
◎『ソウルガールズ』(オーストラリア)98分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
1960年代末のオーストラリアで、人種差別などの壁を乗り越えながら活躍する女性ボーカルグループの軌跡を追った実録ドラマ……らしい。傑作『ドリームガールズ』に通じる部分も多くて、面白そう。
※上映館/名演小劇場
◎『ジャッジ!』(日本)105分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
新人広告マンが自社CMのグランプリ獲得を目指して奔走するさまを描いたコメディー……らしい。妻夫木聡、北川景子、リリー・フランキーなどが出演。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高
◎『大脱出』(アメリカ)116分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
シルヴェスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーが主演の脱出劇。観ておいたほうがいい?
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高
◎『ドラッグ・ウォー 毒戦』(香港/中国)106分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
ジョニー・トー監督の新作。50作目だそうです。。巨大麻薬組織に挑む中国公安警察の極秘潜入捜査を描いたクライムサスペンス、だそうです。
※上映館/シネマスコーレ
○『名探偵ゴッド・アイ』(中国/香港)130分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
こちらもジョニー・トー監督作。盲目の名探偵の活躍を描いたサスペンス、だそうです。
※上映館/シネマスコーレ
○『山内惠介・THE歌謡ムービー 昭和歌謡危機一髪!』(日本)113分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
演歌界の貴公子、山内惠介の初主演作……だそうです。すんません、この人のこと、まったく知りませんでした。なかなか楽しそうな映画なので、できれば観たいと思ってます。
※上映館/ピカデリー
○『キリングゲーム』(アメリカ)85分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
ロバート・デ・ニーロとジョン・トラボルタが共演! 戦場で地獄を経験した元軍人たちが一対一の戦いに挑むさまを描いたアクションサスペンス、だそうです。デニーロはここんとこ好調なので期待しても良さそうなんですが、なんでイオンシネマ大高のみ?
※上映館/イオンシネマ大高
○『Seventh Code セブンス・コード』(日本)60分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
監督が黒沢清、主演が前田敦子という話題作。なのに、なんで1週間のみ、しかも1日1回?
※上映館/センチュリーシネマ
『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』(日本)60分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
宮城を舞台にアイドルを目指す少女たちを描いた青春アニメ……らしい。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
『ブラインド・フィアー』(アメリカ)85分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
犯罪者と盲目の女性カメラマンとの戦いを描いたサスペンス・スリラー……らしい。ポスターを見て「どっかで見たことあるなぁ、この人」と思ったら、マイケル・キートンでした。
※上映館/109シネマズ名古屋
『皇帝と公爵』(フランス/ポルトガル)152分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
※上映館/名演小劇場
『楊家将 烈士七兄弟の伝説』(中国/香港)102分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
※上映館/伏見ミリオン座
『トリック劇場版 ラストステージ』(日本)112分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高
『インシディアス 第2章』(アメリカ)106分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
※上映館/109シネマズ名古屋/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
『マイヤーリング』(アメリカ)75分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
日本未公開だったオードリー・ヘプバーン主演作。ベタな恋愛ドラマみたいですが、若きオードリーを見られるだけでも目の保養になりそう。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
<『ヴァン・ゴッホ』公開記念 モーリス・ピアラ特集>
※上映館/名古屋シネマテーク
中川コロナでは『ZAIE』と『私たちが好きだったこと』『2LDK』『あした』が上映されるようですが、これってキネ旬映画祭とは別モノ?
<追記>これ、「アミューズシネマセレクション 20世紀映画祭」と特集上映だったそうです。野波麻帆主演の『2LDK』をスクリーンで観るチャンスだったんですが、残念ながら行けませんでした。
http://ir.amuse.co.jp/20th_%EF%BC%92.pdf(PDF)
あと、『パシフィック・リム』の「爆音上映会」が4DXで行われるそうです。
キネマ旬報のベストテンが発表されましたね。
http://www.kinenote.com/main/kinejun_best10/2013/award/
日本映画の1位が『ペコロスの母に会いに行く』ってことに、ちょっと驚きました。それだけ森崎東監督が評論家や映画好きに愛されている、ということですよね。『もらとりあむタマ子』が8位に入っていたのにもビックリ。まあ、どちらも好きな作品ではあるんですが。
外国映画は半分が未見。1位が『愛、アムール』で2位が『ゼロ・グラビティ』というのは、まあ妥当……かな。
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年末年始は急な仕事が入ったりしなかったので、あれこれと観ることができました。
●仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦
●ゼロ・グラビティ ※IMAX・3D
●受難
●少女は自転車にのって
●プレーンズ
●永遠の0
●麦子さんと
姫野カオルコ原作の『受難』を観て思ったのは……、えっと、当たり前の話なんですが、原作が面白くても映画が面白いとは限らない、ってことです。というか、文字で読む分には面白いセリフも、実際に肉声で聞くと面白く感じられない場合が多々あるし、声色や喋り方によっては不快にさえ聞こえることも少なくないわけです。
そんなわけで「古賀さん」のキャラが好きになれずまったく楽しめなかったわけですが、岩佐真悠子は大いに健闘していました。話題になった全裸走行シーンもアッパレ。とはいえ、姫野さんがご自分のブログかどこかで書いていた通り、これはやっぱり先に原作を読んでから観たほうが、ちゃんと楽しめる映画だと思います。というか、そうじゃないと、ワケわからん、という感じになるんじゃないでしょうか。
かくいう僕も細部までは覚えてないので原作を再読しようと思ったんですが、なぜか本棚の中に見当たりません。誰かに貸したっけ?
『ゼロ・グラビティ』では初のIMAX・3D鑑賞! いやはや、確かに臨場感あります。特に冒頭の長回しシーンは評判通り、ものすごい見応え。これは確かにデカい画面で観るべき作品ですよね。途中ちょっと「?」と思えるシーンがあったので全体的なお気に入り度はいまひとつだったけど、滅多にない映像体験をできたという意味では大いに満足しています。
『少女は自転車にのって』は、女性の権利が著しく規制されているサウジアラビアで生きる少女の物語。外に出る時、女性はまったく肌を出すことを許されないし、大声も出さないように学校で指導されるのよ。すごいよね。勉強になり、なおかつ楽しめる作品でした。
『プレーンズ』にはビックリ。てっきりピクサー作品だと思ってたら、完全にディズニー映画だったんですね。まあ、とっくに合併したわけだから、そういうブランドにゃ大きな意味はないだろうけど。
ストーリーは単純明快で、冴えない農薬散布機が国際的な飛行機レースに出場して活躍する、というもの。友情あり、陰謀あり、色恋沙汰ありと、なかなか楽しませてくれました。ただ、最後の最後で……あ、次の一行、ちょいネタバレかも。あのさ、すごーく「軍隊バンザイ」みたいな雰囲気を感じちゃって、ちょっと気分が冷めました。
大ヒットしている『永遠の0』は確かに「良いお話」。岡田准一演じるパイロットの信念や言動は、そりゃもう立派なものだと思います。ただ、映画そのものには、どうも馴染めませんでした。特に最後の10分ぐらい……まあ、また気が向いたら書きます。
『ばしゃ馬さんとビッグマウス』の吉田恵輔監督の『麦子さんと』は、母親と娘の確執と、それが融解していくさま(母親の死後ですが)を丁寧に綴った作品。ただ、ところどころに「やりすぎ」と思える演出があったりして、あまり好きになれませんでした。でも、堀北真希をはじめ余貴美子や麻生祐未など女優陣が好演しているので、映画館で観る価値は大いにあります。
年末年始に読んだ本は以下の通り。
●四十九日のレシピのレシピ
●おら、「あまちゃん」が大好きだ!
●バカ丁寧化する日本語 敬語コミュニケーションの行方/野口恵子
●アル中病棟 失踪日記2/吾妻ひでお
●カラオケで高得点をたたき出すボイトレ本/高田三郎
●原発ホワイトアウト/若杉冽
カラオケのボイトレ本は図書館で衝動借りしたもので、レッスン用のCDも付いていたんですが、そうそう家の中で大声は出せないので全然レッスンしませんでした。それじゃ意味ないじゃん!
吾妻ひでおのマンガ『アル中病棟 失踪日記2』は予想以上の傑作。前作『失踪日記』でも自らの失踪体験やアル中だった日々のことを赤裸々に語っていたのですが、今回はアル中病棟で一緒に過ごした面々のこともしっかりと描かれるなど、より生々しい現実を突きつけられました。まあ、僕はもともとそんなにお酒を飲まないので、アル中になる可能性はなさそうですが。
同じく勉強になったのは、これまた図書館で衝動借りした『バカ丁寧化する日本語 敬語コミュニケーションの行方』。ほら、最近は「させていただきます」という言い方が、すっかり一般的になっちゃったじゃん。それ自体が悪いとは思わないけど、みんなちょっと使いすぎだよね。ああいうバカ丁寧な言い方って、あまりにも多用しすぎるとかえって失礼な印象を与えるものなのに。
現役の官僚が匿名で書いたということで話題になっている『原発ホワイトアウト』は、実に読み応えのある小説。ところどころ人物描写や展開が安っぽく感じるところもあるんですが、官庁や電力会社の内幕を描いた部分には実に生々しくて、これが100%現実だったら空恐ろしい、と思いました。でも、たぶん現実なんでしょうね。
日本人は勤勉で実直で器用で素晴らしい民族だと思いますが、「忘れっぽい」というのが大きな欠点であるような気がします。というか、忘れる振りをするのが上手いのか? もしくは、都合の悪いことは見ようとしない習性が備わっているのかな? 原発を推進しようとする勢力に多くの支持が集まっている現状を見るにつけ、そんなことを感じます。
他にも書きたいことがあったんだけど、またまた時間がなくなっちゃいました。
年末に大瀧詠一の訃報を聞いた時にもショックを受けたんですが、やしきたかじんが亡くなったことにも驚きました。自分が好きな人、楽しませてくれた人が世の中からいなくなってしまうのは、悲しくて切ないものですよね。合掌。