少年トッパ

<12年4月7日公開作> 『東京プレイボーイクラブ』など

 週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!
 ☆・◎・○・無印の順で「観たい度数」を記しました。優先順位が高い順に並べたつもりですが、その時の気分次第なので基本的にはテキトーです。あと、特集上映やリバイバル作品は最後に並べます。いわゆるライブビューイング作品に関しては情報を追っかけきれないので、すんませんが割愛させていただきます。

『東京プレイボーイクラブ』(日本)96分
 フーゾク店を舞台にした異色バイオレンス……らしい。奥田庸介という新人監督のデビュー作で、主演は大森南朋! 他に光石研、臼田あさ美と、好感度の高いキャスティング。これは観なきゃね。
※上映館/名古屋シネマテーク

『アーティスト』(フランス)101分
 ご存じ、アカデミー賞で作品賞に選ばれたサイレント映画。サイレントからトーキーへ移り変わる頃のハリウッドでを舞台にした恋愛劇……らしいです。ロマンチックな味わいが楽しめそう。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ伏見ミリオン座TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『KOTOKO』(日本)91分
 懸命に生きようともがくシングルマザーを描いた人間ドラマ……らしい。主演はCoccoで、監督は朝ドラ『カーネーション』の原口先生役でもおなじみの塚本晋也。
 この映画、ものすごく興味深いんですが、何となく内容的に『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を思わせる節があるのが少々不安材料で……まあ、そういう先入観は捨てて臨みます。
※上映館/シネマスコーレ

『セルビアン・フィルム』(セルビア)104分
 生活のために高額ギャラの仕事を引き受けた元ポルノ男優が、悪夢のような出来事を体験するさまを描いたハードコア・スリラー……らしい。かなり過激でグロテスクだそうです。
※上映館/シネマスコーレ

『アリラン』(韓国)91分
 韓国の鬼才、キム・ギドク監督によるセルフ・ドキュメンタリー作品……らしい。自分がもがき苦しむ姿を自分自身で撮影したそうです。どんな感じなんだろう。ちなみにキム・ギドク作品では、僕は『春夏秋冬そして春』が好きです。
※上映館/名演小劇場

『ゴーストライターホテル』(日本)81分
 夏目漱石などの文豪が滞在して名作を書いたホテルを舞台にしたコメディ……らしい。主演は阿部力で、世界のナベアツ、ケンドーコバヤシ、カンニング竹山などが文豪の幽霊に扮しているそうです。なかなか楽しそうだけど、あんまり面白くなさそうな気も……。
※上映館/センチュリーシネマ

『劇場版SPEC 天』(日本)119分
 人気テレビドラマの映画化。主演は戸田恵梨香と加瀬亮で、監督は堤幸彦。
 特殊能力を持った捜査官が難事件を解決していく、という内容だよね? すんません、一度も見たことないので、よく分かりません。でも、予告編とかの印象では、なかなか面白そう。ただ、堤幸彦は当たり外れが激しい……というか、ハズレの確率が圧倒的に高いからなぁ。
※上映館/109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『篤姫ナンバー1』(日本)86分
 江戸時代から現代にタイムスリップした篤姫がホステスとなって奮闘するさまを描いたSFコメディー……らしい。主演は石川梨華。他愛ない内容だろうけど、なかなか楽しそう。
※上映館/109シネマズ名古屋

『セットアップ』(アメリカ)84分
 袋小路にはまり込んでいく犯罪仲間たちを描いたクライム・ドラマ……らしい。カーティス“50セント”ジャクソン、ブルース・ウィリス、ライアン・フィリップなどが出演。この映画、特に熱烈に観たかったわけじゃないんですが、招待券を頂戴したのでありがたく観させていただくつもりです。
※上映館/ピカデリー

『キリング・ショット』(アメリカ)94分
 こちらも犯罪ドラマで、やはりブルース・ウィリス出演。先が読めない展開がスリリングで映像もスタイリッシュ、と評判のようです。フォレスト・ウィッテカーも出演。正直言って、『セットアップ』よりこっちの方が面白そうな気が……。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『らもトリップ』(日本)119分
 2004年に亡くなった中島らもをテーマに、ドキュメンタリーとドラマで構成した異色作……らしい。
中島らも、ミュージシャンとしても素晴らしかったでしたよね。ナマで歌声を聴いたのは一度だけですが、自然体という言葉が無意味に思えるほどの自然体で、飄々と歌っていました。
※上映館/名古屋シネマテーク

『英雄の証明』(イギリス)123分
 シェイクスピアの『コリオレイナス』の映画化。ローマの独裁者と小国のリーダーとの戦いを描いたサスペンス……らしいです。監督&主演はレイフ・ファインズ。ジェラルド・バトラーも出演。
※上映館/109シネマズ名古屋

『第九軍団のワシ』(イギリス/アメリカ)114分
 ローマ帝国最強の軍団をめぐる歴史ミステリー……らしい。かなり壮大なスケールのようです。
※上映館/名演小劇場

『イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘』(ドイツ)108分
 原子力発電の燃料として用いられるウラン鉱石の粉末精製の危険性に追ったドキュメンタリー……らしい。ウラン鉱石は黄色い色をしているので、イエロー・ケーキと呼ばれているそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク

『宇宙戦艦ヤマト2199』(日本)50分?
 テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』を劇場公開するそうです。全26話で、1回目は1話と2話だって。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ

『ピナ・バウシュ 夢の教室』(ドイツ)89分
 世界的な舞踏家ピナ・バウシュの指導で、ダンス経験のない10代たちが成長していく様子を追ったドキュメンタリー……らしい。
※上映館/伏見ミリオン座

 そして、あの大ヒット作が3Dで上映!

『タイタニック3D』(アメリカ)195分
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

 ちなみにケイト・ウィンスレットは、こんな身も蓋もないことを言ったそうです。
http://www.cinematoday.jp/page/N0040846
 ちなみにちなみに、海外では「4DXバージョン」ってヤツが公開されているらしいです。この分野じゃ日本は後進国なのかも。
http://www.cinematoday.jp/page/N0040975

*     *     *     *     *

 ラジー賞、発表されましたね。なんと、全部門でアダム・サンドラーが選ばれるという快挙……なのか?
http://www.cinematoday.jp/page/N0040817
 まあ、確かに『ジャックとジル』は面白くなかったわけですが、それよりさらにヒドい映画が日本にはたくさんある、ってのも事実だったりします。

 中島みゆきのライブを映像化した『歌旅 劇場版』、5/12公開だそうです。愛知県内ではワーナー・マイカル・シネマズ大高とワーナー・マイカル・シネマズ豊川にて。うーん、僕はパス。
http://www.utatabi-movie.jp/

 谷村美月主演の『サルベージ・マイス』、東京や大阪では現在公開中なんですが、名古屋、というか中部地方での公開は現時点じゃ発表されてません。なぜ?
http://www.mice-movie.jp/

 で、その谷村美月主演のドラマ『たぶらかし 代行女優業・マキ』、とりあえず第1回目は見ました。うーん、ちょっと導入部分が性急じゃない? 見る側が設定に馴染む前にグイグイと話を進めちゃっている、という印象でした。あと、脇キャラのオーバーアクトは空回り気味。肝心の谷村美月は好演しているんですが、2回目以降も見るかどうかは微妙です。木曜の夜は夜更かししたくないし。
http://www.ytv.co.jp/taburakashi/index.html

 来週の金曜、4/13からは長澤まさみ主演の『都市伝説の女』が始まりますね。これは必見っぽい感じ。
http://www.tv-asahi.co.jp/toshidensetsu/

*     *     *     *     *

 『マリリン 7日間の恋』を観ました。面白い! 恋物語としてもバックステージものとしても、とても楽しめる作品です。ミシェル・ウィリアムズ演じるマリリンは最高にキュートで愛らしく、でも悩んでいる様子もひしひしと伝わってきました。
 僕が何よりも不気味に思ったのは、いつもくっついてる演技指導のオバサン。スターが生まれるためには必ず優秀なブレーン的な人物が存在するのでしょうが、それがやがてスターを追いつめていくようになる、という現実を実に端的に描いていました。ああいうのを共依存的な関係と言うのでしょうか。演じている女優さんの表情が真に迫っていることもあって、すごく怖かったです。あ、でも、作品全体としては楽しい部分が圧倒的に多いのでご心配なく。マリリンのサプライズな行動が実に楽しくて、主人公のコリンと一緒に夢を見ているような時間を過ごせました。

 『311』も観ました。東日本大震災の直後、福島・宮城・岩手に足を運んだ4人の映像作家によるドキュメンタリーです。こうした作品の場合、普通なら作り手は「カメラの背後」にいるのが普通なんですが、この映画では作り手自身が繰り返し画面に登場します。危険地帯に潜入する際にはしゃいでいる(ように見える)姿も、惨状を目の当たりにして途方に暮れる姿も、遺族や救助隊から罵られる姿も映っています。作品として優れているかどうかはともかく、まぎれもない真実を捉えたドキュメンタリーでした。試写会などでは賛否が大きく分かれたそうですが、世に出す価値は充分にあったんじゃないでしょうか。

 この週末には『ドライヴ』『東京プレイボーイクラブ』、そして時間があれば『セットアップ』を観る予定。『アーティスト』と『KOTOKO』も気になるけど、ちょっと先になりそう。

コメント一覧

トッパ
SKDさん、すみません、すっかり返事が遅くなっちゃいました。

>再放送も『翔』も観た。

翔? なんのこっちゃ全然わかりません(笑)。でも、このシリーズは面白そうなので、以前から気になっていました。

>『翔』に谷村美月ちゃん出てました。

あ、そうなんですか。まったく知りませんでした。『逆転裁判』も見そびれちゃったし、もはや美月ファンを名乗る資格はないかも……。

>最近悪役のイメージがついちゃって、

僕の中では、まだ健気な女子高生というイメージのままです(笑)。
SKD
『SPEC 天』観に行きま~す!
ドラマ観てたし、再放送も『翔』も観た。
再放送、、、程よく忘れてて新鮮でした(^^)
私のスペックは“老人力”か!?(笑)

そうそう、『翔』に谷村美月ちゃん出てました。
最近悪役のイメージがついちゃって、登場した瞬間に読めちゃうのが残念です(^^;ゞ
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