＜2013年5月10・11日公開作＞ 『ペタル ダンス』など

　週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！　☆・◎・○・無印の順で……以下略。

☆『ペタル ダンス』（日本）90分
　心に様々な哀しみを抱えながらも再出発する女性たちの姿を描いたヒューマンドラマ……らしい。監督は『tokyo.sora』『好きだ、』の石川寛で、宮崎あおい、安藤サクラ、忽那汐里、吹石一恵が出演。
※上映館／伏見ミリオン座

◎『39窃盗団』（日本）113分
　ダウン症の兄と発達障害のある弟が泥棒の旅に出るさまを描いた異色コメディー……らしい。
※上映館／名古屋シネマテーク

◎『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』（日本）119分
　大泉洋と松田龍平主演の探偵もの第2弾。1作目がイマイチだったのでパスしようかと思ったんですが、尾野真千子と渡部篤郎が出てるなら観たいじゃん。
※上映館／ピカデリー／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

○『県庁おもてなし課』（日本）？分
　『阪急電車』『図書館戦争』に続いて、またも有川浩の小説の映画化。高知県庁に実在する部署が舞台のハートフルストーリー……らしいです。錦戸亮、堀北真希、高良健吾、関めぐみなどが出演。監督は『阪急電車』の三宅喜重。
※上映館／ピカデリー／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

○『ヒステリア』（イギリス/フランス/ドイツ）100分
　19世紀のロンドンを舞台に、電動バイブレーターの開発と女性たちの性生活を描いた実録ドラマ……らしい。すげー面白そう。
※上映館／名演小劇場

○『15歳、アルマの恋愛妄想』（ノルウェー）76分
　性に目覚めた15歳の少女が大人へと成長していくさまを描いた青春ストーリー……らしい。これもほどよくエッチっぽくて面白そう。
※上映館／シネマスコーレ

『聖☆おにいさん』（日本）89分
　イエスとブッダの下界での日々を描いたマンガのアニメ映画化。声を担当するのは森山未來と星野源。前にも書きましたが、これは試写で観ました。いわゆる脱力系ギャグ満載で楽しめます。
※上映館／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

『孤独な天使たち』（イタリア）97分
　扱いにくい少年と腹違いの姉のぶつかり合いを描いた青春ドラマ……らしい。『ラストエンペラー』などで知られるベルナルド・ベルトルッチの監督生活50周年記念作だそうです。
※上映館／センチュリーシネマ

『シー・トレマーズ』（オランダ/インドネシア）82分
　海底から音もなく浮上した巨大モンスターが人間を餌食にしていく……らしいです。なんと『ストリート・オブ・ファイヤー』のマイケル・パレが出演。
※上映館／シネマスコーレ／中川コロナシネマワールド

『私は王である！』（韓国）121分
　宮殿から逃亡した弱気な王子の成長を描いた歴史ドラマ……らしい。主演はチュ・ジフン。って書きながらも、どんな人なのか全然知らないわけですが。
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ

『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』（デンマーク）137分
　18世紀のデンマーク王室で起きたスキャンダラスな史実を基にした壮大なラブ・ストーリー……らしい。
※上映館／名演小劇場

『長嶺ヤス子 裸足のフラメンコ』（日本）85分
　日本のフラメンコの先駆者、長嶺ヤス子の日常を追ったドキュメンタリー……らしい。この人、ものすごくたくさんの捨て犬や捨て猫の面倒を見ているそうですね。そのあたりのことも語られているみたい。
※上映館／名古屋シネマテーク

『私が靴を愛するワケ』（フランス/アメリカ）70分
　女性たちを魅了してきた靴の魅力を追ったドキュメンタリー……らしい。
※上映館／中川コロナシネマワールド

『れっしゃだいこうしん ザ★ムービー しんかんせんとたのしいでんしゃたち』（日本）45分
　シリーズ第5弾。なかなか人気があるみたいですね。
※上映館／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

『私の奴隷になりなさい ディレクターズ･カット』（日本）111分
　ご存じ壇蜜主演作。過激描写を大幅に追加した特別版、だそうです。これ、オリジナル版は観ました。はっきり言って、この役に壇蜜は向いてなかったんじゃないかな。というより、原作の表紙に載っていた女の子（名前は忘れたけどAV女優さん）のイメージが強すぎたのかも。
※上映館／センチュリーシネマ

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　ここ2週間ほどで観た映画と本のタイトルをズラズラッと。

●戦争と一人の女
●藁の楯
●図書館戦争
●ジャッキー・コーガン
●アイアンマン3
●ライジング・ドラゴン
●L.A.ギャングストーリー
●モンスター
●ハッシュ・パピー　バスタブ島の少女
●NINIFUNI（DVD鑑賞）

　イチオシは『L.A.ギャングストーリー』。とにかくもうカッコいいです。主人公たちが何の策略もなしに敵陣に乗り込んで無様にやっつけられる場面もあるんですが、そういう間抜けさも含めてカッコいいです。すんません、この手の映画に関しては「カッコいい」という表現しか出てきませんわ。とにかくオススメ。

●ヒューゴの不思議な発明 公式ガイドブック／ブライアン・セルズニック
●鈴木先生／武富健治（全11巻＋外伝）
●ああ、禁煙vs.喫煙／姫野カオルコ
●夢でまた逢えたら／亀和田武
●ぼくらが愛した「カーネーション」
●想像ラジオ／いこうせいこう
●千年の愉楽／中上健次

　世間で大評判になっている『想像ラジオ』ですが……えっと、率直に書いていい？　僕の心にはまったく響きませんでした。主人公であるDJアークの喋り口調や他の登場人物たちの会話も作為的に感じられるばかりだし、どこにも魅力を感じられなかったわけです。こんな風に書くと「お前は震災の当時者じゃないから」と言われそうですが、まあ、その通りだから仕方ないかな。
　ものすごく読み応えがあったのは『鈴木先生』。ドラマも映画も素晴らしかったわけですが、それもこれも原作の奥深さが反映された故であったわけですね。しかも、10巻あたりの「演劇論」の展開は凄まじい説得力。巻末に記された参考文献のリストを見て、その勉強熱心さにも感嘆しました。

　来週のラジオの注目番組。水曜日の小島慶子のオールナイトニッポンGOLD、ゲストが「黒木渚」だそうです。今年メジャーデビューしたバンドの中で一番気になる存在なので、これは聴かなきゃ。
http://www.allnightnippon.com/gold/kojima/

　ゴールデンウィーク中のことも含めて書きたいことはたくさんあったんですが、ここ数日やたらとバタバタしていて疲れちゃいました。なので、今日はこれにて失敬。あ、そうだ。明日、時間があればメガネを新調するかも。