少年トッパ

<10年8月13・14日公開作> 『キャタピラー』など

 週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!
 「☆=絶対に観る!」「◎=できれば観たい!」です。あとは優先順位が高い順に並べますが、途中からはテキトーです。

『キャタピラー CATERPILLAR』(日本)84分
 若松孝二監督の新作。田舎の村で暮らす一組の夫婦の姿を通して戦争の愚かさを描く……という内容のようです。主演の寺島しのぶはベルリン国際映画祭で最優秀女優賞に選ばれました。
※上映館/シネマスコーレ

『トルソ』(日本)104分
 早くも『ソルト』のパロディ登場? と思ったら違ってました(最初から思ってないけど)。
 女性の心に潜む深い闇と再生を描く人間ドラマ……らしい。トルソ(torso)ってのはイタリア語で「首・四肢のない、胴体だけの彫像」という意味だそうです。主演は『ねこのひげ』『愛の予感』の渡辺真起子と『愛のむきだし』『SRサイタマノラッパー2』の安藤サクラ。
※上映館/名古屋シネマテーク

『ザ・コーヴ』(アメリカ)91分
 世界中で論争を呼んでいる日本のイルカ漁に焦点を当て、関係者への取材を通してその実態を暴いていくドキュメンタリー……らしい。上映妨害運動が起きたりしてマスコミでも大きく取り上げられましたね。どんなもんなのか観てみたいと思ってます。
 また、日本沿岸で小型捕鯨を行なう人々の鯨を追う日々を中心にノルウェーのミンク鯨漁や日本の調査捕鯨の模様などもおさめたドキュメンタリー『鯨捕りの海』も上映されるとのこと。名古屋シネマテークらしい好企画だと思います。
※上映館/名古屋シネマテーク

『きな子 見習い警察犬の物語』(日本)113分
 警察犬試験に何度も失敗し続けている見習い警察犬「きな子」と見習い訓練士の実話を基にした感動ドラマ……らしい。主演は夏帆。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマイオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『ベスト・キッド』(アメリカ・中国)140分
 なんと『ベスト・キッド』のリメイク! しかも師匠役がジャッキー・チェン。これは観たい、けど字幕版は109だけ? あと、この手の映画で140分ってのは長いような……。
※上映館/109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『ヤギと男と男と壁と』(アメリカ)94分
 実在したアメリカ超能力部隊の実態を描く奇想天外なドラマ……らしい。ジョージ・クルーニー、ユアン・マクレガー、ジェフ・ブリッジス、ケヴィン・スペイシーなど、キャストは豪華。面白そう。
※上映館/伏見ミリオン座

『魔法使いの弟子』(アメリカ)110分
 魔法使いの弟子に選ばれた気弱な青年と邪悪な魔法使いとの戦いを描くアクション・ファンタジー……らしい。主演はニコラス・ケイジ。あの『ファンタジア』をモチーフにしているらしいので、ちょい気になります。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『チョルラの詩』(日本)102分
 1980年代の韓国を舞台に、詩を通して交流を深めていく3人の男女の微妙な関係を描くラブストーリー……らしい。監督は『トロッコ』の川口浩史。
※上映館/伏見ミリオン座

『仁寺洞(インサドン)スキャンダル 神の手を持つ男』(韓国)109分
 幻の名画の修復をめぐるサスペンス・ドラマ……らしい。韓国では大ヒットしたそうです。
※上映館/シルバー劇場

*     *     *

 やっとこさ『インセプション』を観ました。面白かったです。でも、ややこしい! こんなに複雑かつ哲学的な映画が大ヒットするってことは、やっぱりアメリカ人は賢いんでしょうか。
 ディカプリオは好演しているんですが、ここんとこ「苦悩するダンナ」という役ばっかりじゃない? 常に眉間にシワを寄せている気がします。

 『ソルト』も観ました。やっぱりアンジェリーナ・ジョリー最高! 主人公の素性が不明なままに物語が進むので観客は感情移入しづらいわけですが、そうやって振り回されるのも映画を観る快感のひとつ。めまぐるしい展開に翻弄され、アンジェリーナ・ジョリーの魅力にドキドキしているうちに2時間が過ぎちゃいました。大満足!

 というわけで今年のアメリカ映画のナンバーワンは『ソルト』かも、と思っていたら、さらに素晴らしい映画に出会いました。『ヒックとドラゴン』! ひ弱で集団生活に馴染めない少年がケガを負ったドラゴンと出会い、友情を育んでいく……という物語です。これがもう、「なぜ争いが起こるのか」「どうやって平和な社会を構築するか」といった命題に果敢に挑んだ傑作。「争いは恐怖心から起こる」という真実がしっかりと描かれています。もちろん理想主義的な側面が強いわけですが、終戦記念日の前後に観るには最適な作品じゃないかと思います。マジで。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「 新作映画公開情報@名古屋」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事