基本的に、気になってる作品以外の説明は省略。タイトルの下の<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>という文字をクリックすると紹介文を読めますので、そちらをご参照ください。なお、ライブビューイングとかは、あまり熱心に取り上げておりません。あしからず。
☆『野火』(日本)87分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
大岡昇平による戦争文学の映画化。監督・主演は塚本晋也。第二次世界大戦末期のフィリピンを舞台にした物語です。リリー・フランキー、中村達也などが共演。
※上映館/シネマスコーレ
◎『ローリング』(日本)93分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
落ちぶれた中年の元教師をめぐる騒動を描いた人間ドラマ……らしい。監督は『パンドラの匣』『パビリオン山椒魚』などの冨永昌敬。予告編の印象では、ものすごく不穏そうで面白そう。
※上映館/名古屋シネマテーク
◎『愛の小さな歴史』(日本)81分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
心に傷を負った2組の家族の再生を描いた人間ドラマ……らしい。光石研、池松壮亮などが出演。
※上映館/名古屋シネマテーク
◎『東京無国籍少女』(日本)85分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
押井守監督の新作。心に闇を抱えた少女の憂鬱な日常を描いたサスペンスドラマ……らしい。主演は『TOKYO TRIBE』の清野菜名。
※上映館/109シネマズ名古屋
◎『人生スイッチ』(アルゼンチン/スペイン)122分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
押してはいけないスイッチを押して不運の連鎖に巻き込まれる6人の男女を描いたコメディー……らしい。アカデミー賞で外国語映画賞候補になったそうです。
※上映館/伏見ミリオン座
◎『奪還者』(オーストラリア/アメリカ)103分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
命より大切な愛車を強盗団に奪われた男と、その強盗団のリーダーの弟との奇妙な友情と復讐を描いた世紀末バイオレンス……らしい。監督・脚本は『アニマル・キングダム』のデヴィッド・ミショッド。見応えありそう。
※上映館/中川コロナシネマワールド
◎『脳漿炸裂ガール』(日本)78分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
不条理なゲームに参加する羽目になった女子高生たちを待ち受ける過酷な運命を描いたサバイバル・アクション……らしい。ニコニコ動画で人気のボーカロイド楽曲を元にした書籍の実写映画化、だそうです。
※上映館/センチュリーシネマ/イオンシネマ大高
◎『涙するまで、生きる』(フランス)101分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
アルベール・カミュの短編の映画化。1954年のアルジェリアを舞台に、殺人容疑者を町に送り届けるよう命じられた教師の葛藤を描いたヒューマンドラマ……らしい。主演は、またもヴィゴ・モーテンセン!
※上映館/センチュリーシネマ
○『サイの季節』(イラク/トルコ)93分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
トルコ国外で亡命生活を送っているバフマン・ゴバディ監督の新作。イスラム革命によって引き裂かれた夫婦の苦難の道のりを描いた社会派ドラマ……らしい。主演はモニカ・ベルッチ。
※上映館/名演小劇場
○『Mr.タスク』(アメリカ/カナダ)102分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
セイウチへと変えられてしまう男の運命を描いた奇想天外なホラーコメディー……らしい。ジョニデ&娘がカメオ出演してるそうです。
※上映館/中川コロナシネマワールド
○『日本アニメ(ーター)見本市』
ニコニコ動画で公開されていた短編アニメ集だそうです。
※上映館/109シネマズ名古屋
○『海のふた』(日本)84分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
吉本ばななの小説の映画化。かき氷店を始めたヒロインが素朴な味のかき氷で人々の心を癒していくさまを描いたヒューマンドラマ……らしい。主演は菊池亜希子。
※上映館/伏見ミリオン座
○『群青色の、とおり道』(日本)105分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
群馬のご当地映画。10年ぶりに故郷に戻った青年と家族や同級生たちとの交流を描いた青春ドラマ……らしい。監督は『半落ち』などの佐々部清。
※上映館/名演小劇場
『優しい嘘』(韓国)117分 <ムービーウォーカー>
自殺した妹の死の真相を突き止めようとした姉が、彼女が家族に対してついていた優しい嘘に気付く姿を描いたドラマ。
※上映館/シネマスコーレ
『7500』(アメリカ)79分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
飛行中のジャンボジェット機を舞台にしたホラーだそうです。アメリカ映画ですが、監督は『呪怨』シリーズの清水崇。
※上映館/中川コロナシネマワールド
●ドキュメンタリー
『抱擁』(日本)93分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/名古屋シネマテーク
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<映画>
●雪の轍
3時間を超える長尺の作品。しかし、事件らしい事件は起こらず、言い争いが延々と続きます。自分を正当化するため、あるいは優位に立とうとするための詭弁が弄されるのを聞く息苦しさを否応なく感じさせられました。
●コングレス未来学会議
「役者の演技」を必要としなくなった近未来社会が舞台のSF。ハリウッドへの皮肉をまぶした会話が繰り広げられる前半では大いに笑いました。映画好きなら必見。
この映画、前半は実写なんですが、後半はアニメになります。サイケっぽくグニャグニャ揺れる絵は何とも魅力的で、そこで繰り広げられる冒険譚も愉快でした。タイトルやポスターからはマニア向けSFっぽい印象を受けますが、誰が観ても楽しめるんじゃないかと思います。
●リアル鬼ごっこ
いわゆる不条理劇なんだけど、どうにも中途半端。序盤こそ身も蓋もない展開に面白さが感じられるものの、段々どうでもよくなってしまいました。あと、篠田麻里子と真野恵里菜はもっと早く出すべき。
ちなみに、終盤でタクミ君が白ブリーフ姿で登場するので、そっち方面に興味がある方にはオススメ。
●バケモノの子
さすがに面白いです。物語をグイグイ進めていく語り口の巧さに感心。見事な万人向きエンターテインメント映画だと思います。
ただし、タイトルには疑問。「バケモノ」は大げさじゃない? 確かに異形の者たちなんだけど、そんなに奇怪でもないし。
●インサイド・ヘッド 同時上映:南の島のラブソング(短編)
9歳の女の子の頭の中で繰り広げられる騒動を描いた作品。面白い上に、考えさせられる作品。万人向きエンターテインメント!
●映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~
ほぼサイレント映画。人間も登場するんですが、モゴモゴとした発声が聞こえるだけで何を言ってるのか分かりません。なので当然ながらセリフやナレーションでの状況説明もナシ。最近の説明過剰映画(特に日本映画)に辟易している身としては、すっごく新鮮でした。これまた万人が楽しめる作品。
<本>
●紅白歌合戦と日本人/太田省一
●わたしの神様/小島慶子
女子アナたちの生態を生々しく描いた小説。あまりに下世話で赤裸々すぎて少々辟易してしまった、というのが正直な感想です。
これ、普通の小説家による作品だったら「ちょっと女子アナに偏見を持ちすぎじゃない?」と思ってしまったでしょうが、実際にTBSの女子アナだった小島慶子が書いているわけだから、真実味や説得力が半端じゃないです。描かれる女子アナたちの心根が歪んでいるのはともかく、彼女たちを取り巻く男性主導社会への憤りにはただただ「大変でしたよねぇ」と言うしかありません。あんな環境の中で仕事を続けていたら、そりゃ思いっ切り疲弊するでしょ。お疲れ様でした。
●日本語教室/井上ひさし
すんません、ちょい急ぎの仕事があるので感想が雑になっちまいました。とりあえず『コングレス未来学会議』『バケモノの子』『
インサイド・ヘッド』『ひつじのショーン』は観る価値あり! 小島慶子の『わたしの神様』も一読の価値大いにあり!