基本的に、気になってる作品以外の説明は省略。タイトルの下の<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>という文字をクリックすると紹介文を読めますので、そちらをご参照ください。
☆『ジュピター』(アメリカ)127分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
『マトリックス』シリーズのアンディ&ラナ・ウォシャウスキー監督の新作。異星人に支配された地球を舞台にしたSF……らしい。
予告編で何より驚いたのは「ウォシャウスキー姉弟監督」というクレジット。性転換手術のことはもちろん知ってましたが、お兄さんは完全に女性になったわけですね。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『忘れないと誓ったぼくがいた』(日本)94分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
日本ファンタジーノベル大賞に選ばれた小説の映画化。主演は村上虹郎と早見あかり。予告編の印象では面白そう。ただ、ネタバレ厳禁っぽい映画なので、極力事前情報を持たずに観たいと思ってます。
※上映館/109シネマズ名古屋
◎『マッド・ガンズ』(アメリカ)100分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
荒廃した近未来を舞台に、戦いを繰り広げる男たちを描いたサバイバルアクション……らしい。エル・ファニングが出てるので気になりますが、愛知県ではユナイテッド・シネマ豊橋18のみの公開。
○『アンリミテッド』(アメリカ)94分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
置かれた環境を利用しながら、走り、跳び、登るスポーツ「パルクール」のチームに入った青年が犯罪に巻き込まれていくさまを追ったサスペンスアクション……らしい。主演は『トワイライト』シリーズのテイラー・ロートナー。アクションはかなりスゴそう。
※上映館/109シネマズ名古屋
○『たまこちゃんとコックボー』(日本)77分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
ドーナツの穴を通ってアニメのキャラと入れ替わる少女の姿を描いたファンタジー……らしい。広島で放送されているアニメ『たまこちゃんとコックボー』とのコラボだそうです。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
○『クレヴァニ 愛のトンネル』(日本)85分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
20年前に失った恋人の幻影を追い求め、「そこでキスした恋人たちは永遠に結ばれる」という伝説が残るトンネルを訪れた男の姿を描いたラブストーリー……らしい。監督は今関あきよし。
※上映館/シネマスコーレ
○『ENOLA エノーラ』(日本)?分 <ムービーウォーカー>
名古屋を舞台に描いたアクション・サスペンス……なんだよね?
※上映館/シネマスコーレ
『デビルズ・バースデイ』(アメリカ)89分 <ムービーウォーカー>
妊娠した新婚夫婦を襲う心霊体験を描いたPOVホラー……らしい。
※上映館/中川コロナシネマワールド
『牙狼 〈GARO〉-GOLD STORM- 翔』(日本)82分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/109シネマズ名古屋
●ドキュメンタリー
◎『凍蝶圖鑑』(日本)77分 <ムービーウォーカー>
同性愛者や性同一性障害のある者、フェティシズムに耽溺する者など、セクシャル・マイノリティらの多様な生き方を真正面から捉えたドキュメタリー……らしい。
※上映館/名古屋シネマテーク
『ディオールと私』(フランス)90分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/センチュリーシネマ
『小さき声のカノン 選択する人々』(日本)119分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
原発事故に遭った母親たちが自分たちの暮らしや子どもたちの命を守ろうと模索する姿を捉えたドキュメンタリー……らしい。
※上映館/名古屋シネマテーク
●音楽モノ
『マリア・カラス 伝説のオペラ座ライブ』(フランス)115分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/名演小劇場
『BACKSTREET BOYS:SHOW EM WHAT YOURE MADE OF』(イギリス)?分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/イオンシネマ・ワンダー/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
●リバイバル
『ワイルド・スタイル』(アメリカ)82分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
1982年製作。ヒップホップカルチャーを世界に広めた記念碑的作品です。僕も公開当時に観ましたが、今となってはよく覚えてないです。すんません。
※上映館/センチュリーシネマ
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ちょっと時間がないので、ササッと感想コーナーを。
<映画>
●イントゥ・ザ・ウッズ
今年は見応えある映画に次々と出会えているわけですが、たまに落とし穴があります。ズバリ、今年ふたつ目の落とし穴が本作(1本目はチャーリーなんとか)。ものすごく面白そうな題材なのに話がグダグダ。倫理観が欠乏した登場人物たちの言動には、ほとほと呆れました。
●イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
第二次大戦下のイギリスで、ドイツ軍の暗号を解読しようとした数学者の物語。いやはや面白い! そして素晴らしい。ヒロイックな感動を味わわせたかと思えば、観る者を奈落の底に突き落とすような冷徹な発言が飛び出したりして、やたらめったら感情を揺さぶってくれます。こういう映画を観たかったんだ、と思われてくれる作品。今のところ今年ナンバーワンです。
●いつかの、玄関たちと、
家族や故郷の大切さを描いた作品。真摯な描き方には好感が持てるものの、中盤で主人公がほとんど登場しないという構成は疑問。描き方にもう一工夫あれば良い作品になったと思います。
<本>
●Jポップとは何か 巨大化する音楽産業/烏賀陽弘道
Jポップという言葉が誕生した舞台裏、そしてそれがビジネスとして肥大化し、やがて衰退していくさまを極めてジャーナリスティックに綴った一冊。Jポップという呼び方に未だに馴染めず、でもそのカテゴリーに属する音楽を愛好する者としては、とても勉強になりました。
●ぬけまいる/朝井まかて
べらぼうに面白い! 朝井まかて作品は『恋歌』も『阿蘭陀西鶴』もすごく読み応えあったんですが、これはもう徹底的に娯楽に徹した痛快な物語。中年の域に差しかかった3人の女が江戸から伊勢へと向かう道中を描いているわけですが、次々と予想外の出来事に見舞われるのでまったく飽きさせません。これ、映画かドラマにしてもいいんじゃないでしょうか。しかし、この小説の面白さを上回るのは相当難しそう。
●ニッポンの音楽/佐々木敦
はっぴいえんど→YMO→渋谷系&小室系→中田ヤスタカ、という流れを主軸に日本の流行音楽の歴史を追った評論。これまた勉強になりました。