基本的に、気になってる作品以外の説明は省略。タイトルの下の<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>という文字をクリックすると丁寧な紹介文を読めますので、そちらをご参照ください。
☆『ゼロ・グラビティ』(アメリカ)91分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
宇宙空間に放り出された飛行士たちのサバイバルを描くSFサスペンス……らしい。監督は『トゥモロー・ワールド』などのアルフォンソ・キュアロンで、主演はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニー。
この映画、すごく見応えありそうなので楽しみなんですが、「映像酔い」が心配でもあります。実は『キャプテン・フィリップス』でも気持ち悪くなってしまったくらい、手ブレ映像に弱いので……。
※上映館/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高
◎『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(日本)117分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
人気マンガの映画化。音楽業界を舞台にしたラブストーリーだそうです。主演は佐藤健で、監督は『タイヨウのうた』の小泉徳宏。音楽は亀田誠治が担当しているそうので、楽曲やライブのシーンの完成度は高いんじゃないかな。
※上映館/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高
◎『武士の献立』(日本)121分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
「包丁侍」の家に嫁入りした娘と料理が苦手な跡継ぎとの紆余曲折を描いた家族ドラマ……らしい。主演は上戸彩と高良健吾。この二人を見てるだけで目の保養になりそう。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高
◎『ブリングリング』(アメリカ/フランス/イギリス/日本/ドイツ)90分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
ハリウッドセレブに憧れる若者窃盗団を描いた青春ドラマ……らしい。監督はソフィア・コッポラ。実話に基づいているそうです。なかなか面白そう。
※上映館/センチュリーシネマ
○『鑑定士と顔のない依頼人』(イタリア)131分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督の新作。美術品の鑑定をめぐるミステリーだそうです。
※上映館/伏見ミリオン座
○『ブランカニエベス』(スペイン/フランス)104分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
グリム童話『白雪姫』をモチーフにしたダーク・ファンタジー……らしい。モノクロ&サイレント作品だそうです。予告編の印象では、かなり面白そう。
※上映館/伏見ミリオン座
『ふたりのアトリエ~ある彫刻家とモデル』(スペイン)105分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
女性モデルとの交流を通じて創作意欲を取り戻していく老彫刻家の姿を描いたドラマ……らしい。
※上映館/名演小劇場
『おじいちゃんの里帰り』(ドイツ)101分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
約50年ぶりにトルコへ帰郷する老人とその家族の姿を描いた感動作……らしい。
※上映館/シネマスコーレ
『ミリオネア・オン・ザ・ラン』(韓国)107分
<ムービーウォーカー>
チンピラから追われる不良少女二人が巻き起こす騒動を描いたロードムービー……らしい。
※上映館/シネマスコーレ
『母の身終い』(フランス)108分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
病魔に侵されて尊厳死を選んだ母と、人生に挫折した息子との絆を描いたヒューマンドラマ……らしい。
※上映館/名演小劇場
『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』(日本)93分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
※上映館/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高
『映画かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご』(日本)77分
<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
※上映館/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高
<ロバート・クレイマー特集>
『マイルストーンズ』『アイス』の2本を上映。
※上映館/名古屋シネマテーク
ヨコハマ映画祭の日本映画ベストテンが発表されました。トップ3は『凶悪』『舟を編む』『ペコロスの母に会いに行く』。
http://homepage3.nifty.com/yokohama-eigasai/
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『キャプテン・フィリップス』を観ました。評判通り、とても臨場感があり、グイグイと見せる作品。実際に起きた事件の映画化なんですが、犯人たちをいたずらに悪辣な存在として描くことなく、公正な視点で事の行方を追っていく語り口は極めて誠実で説得力を感じました。トム・ハンクスの演技も実に見事。
しかーし! さっきもチラッと書いた通り、「手ブレ画面」が極度に苦手な僕としては、序盤からすっかり気持ち悪くなってしまいました。海の上で展開する話なので常に揺れているのは仕方ないんですが、よく考えると、その前の車での移動シーンから画面が揺れていて、その時点で僕の三半規管はダメージを追っていたみたい。なのでもう、後半はただただぐったりした状態でスクリーンを眺めておりました。見応えある映画だっただけに、すごく残念。こういう体質、治す方法はないもんでしょうか。
もう一本、『ペコロスの母に会いに行く』も観ました。認知症になった母親を介護する男の話なので、とても他人事じゃありません。いや、僕の母は今でも僕よりしっかりしてるわけですが、やっぱり肉体的には弱りつつあるし、数年後にはこの映画で描かれていたのと同じような状況になるかもしれないからね。そういう意味では、いい予習になった気がします。
ただ、竹中直人の作為的すぎる演技が鼻につくなど、欠点も多い気がします。そもそも岩松了がどうも苦手で……まあ、そのあたりは好みの問題ですね。とりあえず、介護の問題で悩んだり困ったりモヤモヤしたりしている方には一見の価値があります。
読み終えた本は2冊。まずは村上春樹が翻訳・編集した恋愛小説集『恋しくて』。恋愛っていうのは人生に多大な幸福感をもたらすものですが、時には破滅に導いたり、死ぬまで治らない傷を負わせたりするものですよね。なんてことを改めて感じさせる作品集でした。
最後に収められているのは村上春樹自身による『恋するザムザ』。タイトルから分かる通り、カフカの『変身』のパロディというか、翻案ものです。こういうのは遊び心が感じられて愉快。そのあとのあとがきが村上春樹節炸裂の文体だったことも含めて、とても楽しめる短編集でした。
もう1冊は『家族ドミノ』というサスペンス小説。男2人・女1人の3人兄弟が主人公で、亡くなったばかりの父の遺産をめぐってひと悶着もふた悶着も起こる、という話です。多分にご都合主義に満ちていますが、それなりには楽しめました。プログラムピクチャー全盛の時代なら、すぐに映画化されたんじゃないかな。
えー、何人かの方から体調を心配されたんですが、とりあえず元気になりました。なんちゃらいう数値が異様に高くて、ホントなら入院しなきゃいかんかった、と言われたんですが、言われた時点ではもう峠は越えちゃってたわけなので、後の祭りですね。祭りじゃないけど。