『三丁目』の続編公開！ ＜07年11月3日公開作＞

　ちょっと遅くなりましたが、週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！
　☆印付きのは絶対に観るつもり。あとは優先順位が高い順ですが、途中からはテキトーだったりします。なお、特に劇場名を記していない作品は、シネコンなど複数の映画館で上映されます。

☆『14歳』114分
　かつて14歳だった大人たちと、いまの14歳の少年少女との葛藤を描く異色作……らしい。『ある朝スウプは』で注目された映像ユニット“群青いろ”による作品。無名の役者が多い（僕が知らないだけかも）中、香川照之も出ています。名古屋シネマテークにて。しかし、1週間のみ、15：40と18：25からの2回だけってのは、ちとキツい。

☆『ALWAYS　続・三丁目の夕日』146分
　これは説明不要ですね。大ヒット人情ドラマの続編。監督もキャストも前作と同じ。しかし、あれだけ前作が素晴らしかったので、かえって出来映えが心配になったりします。

『恋空』129分
　人気ケータイ小説の映画化。平凡な女子高生の切ない恋を描くラブ・ストーリー……らしい。主演は新垣結衣。他に三浦春馬、小出恵介、香里奈、麻生祐未、浅野ゆう子など。

『ブラック・スネーク・モーン』（米）115分・PG-12
　セックス依存症の女と、彼女を監禁して更生させようとする黒人男性の奇妙な絆を描く異色ドラマ……らしい。主演はサミュエル・L・ジャクソンとクリスティーナ・リッチ。すげえ見応えありそう。名古屋シネマテークにて。

『オリヲン座からの招待状』116分
　浅田次郎の短編小説の映画化。伝統ある映画館を守り続ける夫婦の姿を描く感動作……らしい。主演は宮沢りえと加瀬亮。

『once ダブリンの街角で』（アイルランド）87分
　音楽によって心を通わせる男女の想いを描いた恋愛映画……らしい。アイルランドの人気バンド、ザ・フレイムスのグレン・ハンサードが主演。この人、『ザ・コミットメンツ』にも出てたんだって。大ベテランじゃん。シルバー劇場にて。
　あ、そうだ。窓口で好きな曲をワンフレーズ歌えば、1100円になるそうです。それは恥ずかしいっ。

『ウィッカーマン』（米）101分
　奇怪な因習の残る孤島を訪れた警官の恐怖体験を描く異色サスペンス……らしい。1973年の英国製カルト・ムービーのリメイクだそうです。主演はニコラス・ケイジ。ゴールド劇場にて。
　ニコラス・ケイジとマット・デイモンって、二枚目じゃないのに主演作が相次ぎますね。二枚目じゃないからこそ、と言った方がいいかな？

『ロケットマン！』（タイ）103分
　『マッハ!!!!!!!』の製作陣が放つ新作。砲弾に乗るヒーロー、ロケットマンの活躍を描く痛快作……らしい。楽しそう。中川と安城のコロナシネマにて。

『バイオハザードIII』（米）94分・PG-12
　ミラ・ジョボビッチ主演の人気シリーズ第3弾。これでラストかな？　ミラは好きなんですが、一本も観てません。

『鳳凰　わが愛』（日・中）121分
　満州事変、日中戦争へと至る激動の時代を舞台に、刑務所で出会った男女の悲劇的な運命を描く恋愛ドラマ……らしい。中井貴一が主演兼プロデューサーを務めた意欲作だそうです。伏見ミリオン座にて。

　その伏見ミリオン座では、翌週からの『タロットカード殺人事件』の公開を記念して、ウディ・アレン監督の前作『マッチポイント』が上映されています。くれぐれもカップルで観ないように！

　えー、『自虐の詩』を観ました。中谷美紀をはじめ、阿部寛や遠藤憲一など役者は総じて好演していると思うんですが、いろんな意味で最近の日本映画の良くないパターンを踏襲しているなぁ、と感じました。
　『クローズ　ZERO』も観ました。小市民っぽい言い方になっちゃうけど、どうもワル礼賛っぽい描き方は好きになれません。

　そして、『逃亡くそたわけ　21才の夏』。映画としての出来はともかく、名古屋人であることをひた隠しにする名古屋人が心情を語る部分（ほぼ原作通り）には笑いつつも共感しました。
　ただ、ドラゴンズが日本一になったことで、名古屋人のアイデンティティは変化するかも。「それなりに優秀なのにナンバーワンになれない」ってのが、今までの名古屋人の引け目でもあったわけだもんね。