☆『恋人たち』（日本）140分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
傑作『ぐるりのこと。』の橋口亮輔監督、7年振りの作品。心に傷を抱えた3人の男女の苦悩を描いた人間ドラマ……らしい。予告編の印象では、またしても大傑作のような気がします。
※上映館／伏見ミリオン座
☆『ラスト・ナイツ』（アメリカ）115分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
『CASSHERN』『GOEMON』の紀里谷和明監督のハリウッド進出作。『忠臣蔵』を基にしたドラマだそうです。クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマンなどが出演。
キャンペーンで名古屋に来た紀里谷監督に「絶対に観ます」と言ったので、もちろん観ます。
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ／イオンシネマ・ワンダー／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／イオンシネマ大高
◎『ムーン・ウォーカーズ』（フランス/ベルギー）94分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
アポロ11号による月面着陸の映像は捏造されたものだった、という都市伝説を脚色したアクション・コメディー……らしい。すごく面白そう。
※上映館／ピカデリー
◎『犬に名前をつける日』（日本）107分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
動物愛護センターや犬猫保護団体の映像に、女性テレビディレクターの葛藤を描くドラマを加えたドキュメンタリードラマ……らしい。監督は秀作『すべては海になる』の山田あかね。
※上映館／伏見ミリオン座
◎『コードネーム U.N.C.L.E.』（アメリカ）116分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
1960年代の人気テレビシリーズ『0011ナポレオン・ソロ』の映画化。監督は『スナッチ』や『シャーロック・ホームズ』シリーズなどのガイ・リッチー。予告編の印象では、かなり面白そう。
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／イオンシネマ大高／イオンシネマ名古屋茶屋
◎『ハーモニー』（日本）120分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
伊藤計劃の小説を劇場アニメ化するプロジェクトの2作目。超高度医療社会となった近未来が舞台のSFです。原作は読みました……が、例によって細かい部分までは覚えてまへん。
この作品、ホントはプロジェクトの3作目だったそうですが『虐殺器官』の製作が遅れているので、順番を変えたそうです。
※上映館／109シネマズ名古屋／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／イオンシネマ大高
◎『シーヴァス 王子さまになりたかった少年と負け犬だった闘犬の物語』（トルコ/ドイツ）97分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
闘いに敗れて傷ついた闘犬と、その世話する少年を描いた人間ドラマ……らしい。見応えありそう。
※上映館／名古屋シネマテーク
◎『FOUJITA』（日本/フランス）126分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
フランスで最も有名な日本人画家、藤田嗣治の生涯を描いた人間ドラマ……らしい。監督は『泥の河』などの小栗康平で、主演はTVドラマ『おかしの家』が絶好調のオダギリジョー。
※上映館／センチュリーシネマ
◎『女の子よ死体と踊れ』（日本）70分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
6人組の女性アイドルグループ「ゆるめるモ！」の初主演作。ファンタジックなホラーだそうです。
※上映館／シネマスコーレ
◎『ローマに消えた男』（イタリア/フランス）94分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
失踪した政治家の替え玉となった男がメディアや大衆を魅了していくさまを描いた人間ドラマ……らしい。予告編の印象では、かなり面白そう。
※上映館／センチュリーシネマ
○『RWBY Volume1』（アメリカ）120分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
アメリカ発の3DCGウェブアニメシリーズの1～10話。科学と魔法が同居する世界を舞台にしたファンタジーだそうです。
※上映館／109シネマズ名古屋
○『日本ローカルヒーロー大決戦』（日本）80分？ ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
日本中のローカルヒーローが協力して悪に立ち向かうさまを描いたヒーローアクション……らしい。49団体100キャラ以上のヒーローと悪役が登場、だって。
※上映館／イオンシネマ名古屋茶屋
『ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー』（アメリカ）92分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
『マダガスカル』シリーズのスピンオフ。ユナイテッドシネマとシネプレックス系のみで公開なので、名古屋市内じゃ上映ナシです。
『劇場版 媚空 ビクウ』（日本）78分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
人気シリーズ『牙狼 GARO』の10周年作だそうです。
※上映館／109シネマズ名古屋
『隠密な計画』（韓国）110分
カジノの街、マカオを舞台にしたサスペンス・スリラーだそうです。
※上映館／シネマスコーレ
『Fw:HAMATORA フォワードハマトラ』（日本）77分 ＜ムービーウォーカー＞
※上映館／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
『「デュラララ!!×2 転」外伝!? 第13.5話「お惚気チャカポコ」』（日本）45分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
※上映館／109シネマズ名古屋
●ドキュメンタリー
○『ヴィヴィアン･マイヤーを探して』（アメリカ）83分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
15万点以上の作品を残しながらも1枚も公表しないまま亡くなった女性写真家の生涯に迫ったドキュメンタリー……らしい。
※上映館／名演小劇場
●リバイバル
◎『愛と哀しみのボレロ』（フランス）184分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
1981年の作品。公開時にシネラマ名古屋で観て、あるシーンで凄まじい衝撃を受けたことは今でも忘れられません。
※上映館／名古屋シネマテーク
●特集上映
＜ホラー秘宝まつり＞
ABC・オブ・デス2／メキシコ・オブ・デス／人間まがい／ABC・オブ・デス／ヘルレイザー／ヘルレザー2／ヘルレイザー3／バスケット・ケース
※上映館／シネマスコーレ
映画秘宝と言えば、町山智浩。その町山さんが伏見ミリオン座でトークイベントを行うそうです。
http://www.eigaya.com/event/2015/11/10/w-%ef%bd%94hanksgiving2015/
シネマスコーレでは20日（金）まで塚本晋也監督の『野火』を上映中なので、未見の方はこの機会に観るべし！ きな臭い時代の今だからこそ、ますます必見の作品です。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊
＜観た映画＞
●PAN ～ネバーランド、夢のはじまり～
●劇場版MOZU
●ヴィジット
●グラスホッパー
『PAN ～ネバーランド、夢のはじまり～』は、ちょっとイマイチ。序盤はワクワクさせてくれるんですが、話が進むにつれてどんどん尻すぼみになっていった印象です。あと、子役を悪く言うのも気が引けるけど、ピーター・パン役の子、どうも役柄に合ってないんじゃないかな。すごく反骨精神があって意志が強そうな表情をしているんだけど、もうちょいひ弱な感じの子の方がイメージに合っているような気がします。ヒュー・ジャックマンの「いかにもコスプレ」という感じの出で立ちにも大いに違和感がありました。好きな役者なんですが。
『劇場版MOZU』は……えっと、結局テレビドラマ版をまったく見ていない状態で臨んだわけですが、それなりに楽しめました。それでもドラマでの主要キャラっぽい人物が「満を持して登場だぜ」という感じで出てくると、やっぱり予習しておくべきだったと後悔したりもしましたが。ともあれ西島秀俊のカッコよさを大いに堪能できるので、それだけでも観る価値アリです。あと、名古屋が舞台というわけじゃないですが、名古屋の官庁街でロケしたシーンもありました。
シャマラン監督の『ヴィジット』は、怖さと面白さを共存させた秀逸なホラー。根っから怖がりなので普段ホラー映画をほとんど観ない僕ですが、大いに楽しめました。さほど手間がかかってないように見えて実は手が込んでいる、という感じ。
『グラスホッパー』、僕にはイマイチ。生田斗真演じる主人公には共感できるし、裏社会に生きる連中の闘いにはそれなりの見応えもあったけど、それ以上に胸に迫ってくるものはありませんでした。ただ、山田涼介の身体能力の高さには感心。さすがジャニーズ。
＜読んだ本＞
●ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い／西寺郷太
●「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気／牧村康正、山田哲久
『ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い』は、あの歴史的なイベントに参加した面々が、それぞれの音楽活動に於いては参加後から急速に失速していった、という事実を丁寧に辿ったノンフィクション。いわゆる「一発屋」に関しても言えますが、頂点まで上り詰めた者の悲哀が伝わってくる労作でした。
『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』は、角川春樹とともに世間を大騒ぎさせた映画プロデューサー、西崎義展の生涯を丹念に追ったノンフィクション。大量の銃を隠し持っていたり複数の女性を囲っていたりと、やりたい放題の生き様は痛快でもありました。しかし、絶対に関わりたくないですが。
西崎義展もスゴいですが、どう考えても不良物件と化した「ヤマト」に21世紀以降に関わった面々の精神構造も、自分のような凡人には理解できませんでした。まさしく肉食獣たちの群れ。その逞しさには憧れも抱きますが、やっぱり自分には無理。
奥村愛子のニューアルバム『ランタンレッド』を買いました。期待を裏切らないポップさ！ ワクワク感とドキドキ感に満ちた奥村愛子ワールドを堪能できる一枚でした。デビュー当時を彷彿とさせる「ザ・昭和歌謡」テイストの楽曲もあればフレンチポップス路線もあって、集大成的な味わいも感じられます。断然オススメ。
